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エリザベス女王杯;回顧

2019.11.10 エリザベス女王杯
37.6–1.02.2–2.02.4–2.14.1(34.6) スローペース

 

1着;ラッキーライラック SM
延長ペースダウンだったが位置を下げる事によって自身のSをグッと溜め込んで直線で弾けさせた感じ。マイルとか中距離を先行して押し切るようなSをスローで溜めて爆発させた。直線のコース取りも含めて、延長スローでもしっかりコントロールしたスミヨンの技術が凄い。石橋だったら延長でそのまま馬に持っていかれて2〜3番手をウロウロしていたので弾けて1着という事はなかったと思う。

 

2着;クロコスミア CL
あれだけスローで単騎で伸び伸びいければこのくらいは走る。この馬はいつも通りの力をそのまま発揮出来た。

 

3着;ラヴズオンリーユー LM
出足がかなり良くて先行してしまった形に。何よりこの馬が2番手にいたことによって後ろの馬たちが抑えざるを得ないような形になってペースが落ちた。直線に入ってグッとギアチェンジする事が出来ずに前を捉えられず、後ろからSをキレ(爆発力)に変えた勝ち馬に差された。レース全体を通して不完全燃焼な印象。休み明け臨戦だったのでリフレッシュではあったが活性が無くて最後の瞬発力を要求された場面で遅れたのかなという感じ。

 

4着;センテリュオ LM
スローからの瞬発力戦で途中から位置もしっかり取っていたので軽さとか速さを活かして差してこれた。惜しかったがこの4着が限界かなとは思う。

 

5着;クロノジェネシス SC
結果的には前走のHペースでの4人気1着の反動が出たような感じ。このくらいは耐えると思っていたがちょっと残念。あとはレース質的にスローからの瞬発力戦よりは締まったペースの激戦の方が合うのかもしれない。強いというだけで走りやすいレンジを無視しないように気を付けたい。

 

6着;サラキア LC(M)
またしても逃げた後に控えたのにそこそこ走ってきた。ただこれに関しては強いから出来たという感じではなく、もうこの馬に関しては毎回同じくらいの自分の実力を出せるというイメージで見たほうがいいかもしれない。Lが強ければオクトーバーでもう少し走ってここでもう少しモゴっていると思うし。結果的にかなりまとまっているのでG2とかG1のクラスだとキツそう。

 

7着;スカーレットカラー SC
このタイミングでの更なる+14キロは違和感。成長分だと思って直前でもそこまで評価は下げなかった。結果的には休み明けの1800で追い込んで勝った後の大幅延長で中途半端になったという感じ。ここをぶち抜いて来れるほどのSとかポテンシャルでは無かった。ただ強さは確かにあると思う。

 

11着;ウラヌスチャーム LC
この乗り方ならこうなる。先行押し切り前提での評価だったのでどうしようもないがここで外国人が乗ってもこの位置取りだと煮え切らない感じは残る。