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マイルCS;予想

2019.11.17 マイルCS
京都芝1600 17頭
時計が掛かる訳ではないがある程度力は必要。

 

【個別分析】
❶ダノンキングリー SM
前哨戦を圧勝してリズム良いディープ産駒の初古馬G1。前走追い込んでいるのは気になるが反動がキツそうな勝ち方ではなかった。まだ休み明け2戦目だし鮮度もあるのでストレスと疲労の部分はそんなに気にしない。気になるのは前走が楽な勝ち方だったので、今回普段の前目の位置になると短縮で前に行く逆位置取りになり苦しく感じるかなと思う。位置取りショックは掛けられないが前走同様に後方からの差しの方が馬としては走りやすいかな。基本的にはまとまっている優等生タイプのディープだと見ているので3〜4番手先行みたいなまとまりっぽい乗り方をされると、前走の楽→苦が結構キツくのし掛かってくるようなイメージ。

 

グァンチャーレ LC
前走1400で先行できずに8番手からの競馬になり、直線でも馬群の中で摩擦を受けながらもグイグイ感のある走りで3人気5着。ハイペース外差しのレースだったが内の馬群の中で頑張っていたのは評価できる。今回延長になるのでペースが落ちて先行出来れば苦→楽に感じる場面ではある。ストレス・疲労もなく馬単体としては良い臨戦ではあるかなと思う。あとはレースの中での展開やペースや他馬との関係性。

 

❸マイスタイル S(CL)
基本的にはSっぽくて交互質の馬。前走初の1400で厳しい流れのレースを4人気3着という事で激走の感じはあるのだが、ゴール前でフッとやめているのは気になった。C系が休み明けで集中し切れずにという時の感じ。モズとダイアトニックが完全に出し切った感じの激走なのに対してこの馬はギリギリストレスを残さない形だったかなと思う。ただ走った事実はあるので今回は◯×◯の交互で×のタイミングになるかなと思う。これは判断が難しいです。延長で内枠で逃げの位置取りも取れるし、反動で完全に消しと言えるほど激走していないし。

 

❺インディチャンプ CM
安田記念を勝っているが基本的にはワンパンチ足りないこじんまりしているタイプ。休み明けの前走を3人気3着でストレス・疲労を残さない形で格上げで向かってくる臨戦は良い。枠も良いし走れるタイミングだし人気馬の中では1番安定すると思って良いかな。

 

❻フィアーノロマーノ S
Sを活かしてパワーで押し切るタイプなので前走は全くの逆質のレースで、しかも位置を取れずに揉まれて苦しかったものなのでほぼ参考外で良い。今回は安田記念と比べたらスピードよりパワーを求められる質になりそうだし、休み明けのフレッシュな状態で気分良く先行出来たらこの馬の走りは出来ると思う。先行策という話だしあとは押し切れるかどうか。

 

ペルシアンナイト LC
札幌記念は休み明けのダウンだったが走りが重くてかなりズブい感じだったが上がりはしっかり出せている。前走の毎日王冠はスピード質のレースで1列前にいた速い馬達を交わせなかっただけでこの馬は合わない質の中でも自分の分は走っている。こう見るとL化でも均衡でもなくよくまとめて来ているなという印象。CとかSは確かに薄れてきている中でそこそこ頑張っていると思う。今回は叩き3走目で短縮格上げで差しに回れば短縮ショッカー。レース質も重い方に来るのでほぼベスト条件かなと思う。一発あっても全然おかしくない。

 

❽プリモシーン SM
前走は休み明け馬体増の中で出遅れてしまい完全に投げた形で1人気15着。Sっぽいので投げるのも理解できるし、前走のみの凡走なら巻き返せると思う。ここでもう一つダメだとディープとSのリズム的にキツくなってしまうけれどここはまだ評価して良い場面。前走の1人気から11人気とかなりの人気落ちというのも好材料で、福永→ビュイックというSを付加してくれる乗り替わり。中団から流れに乗って差し競馬で良いと思う。これは色んな条件も揃っているし普通に評価して良い。完全異端臨戦と初の古馬(牡馬混合)G1の鮮度もある。 

 

❾クリノガウディー SL(C)
前走外枠からで位置を取れず、最後方から馬群を突いてくる形になったがかなりのグイグイ感。進路も何度か無くなったような素振りが見えている中で最後ゴール前で前が空いてからはかなりグイッと出てこようとしていた。上がり競馬は合わないしそんな中でもあの挙動だとかなりの充実感を感じる。2走前にVラインもあって、中京記念の時からかなり良い状態で来れていると思う。前走6人気4着と頑張っているし4走続けてマイル重賞を使われているので臨戦的には良くないが個体の挙動と充実っぷり的に評価はしてみたいと思う。重めの質になって中団から体力を活かして押し切るような競馬が出来たら面白いと思う。

 

アルアイン CM
前走は大外枠からで位置を取れずずっと外を回っていた。内で溜めていたアーモンドアイなんかと比べたらかなりのロスがあって、追走も苦しかったと思うし直線では「疲れました〜」という感じの垂れ方。2.5秒も負けているが個人的には酌量出来る負けかなと見ている。今回短縮で昨年の同レース以来のマイル戻り。枠も前走と比べたら内に寄っているし馬群の中でロスの無い乗り方が出来れば走れる場面かなと思う。精神力がしっかりあってまとまり感もあるのでズルズル連続凡走していくタイプでも無いと思うのでここは走れると見る。

 

⓫カテドラル SC
4走続けてマイル重賞でクリノガウディーと被るがこっちは躍動感を感じない。臨戦的にプラスになる事もなくてここは評価し辛い。リズムが悪いが着差自体はそこまで無いのでギリギリセーフとも見れるが。

 

⓬モズアスコット LS量
近走あまり結果が出ていなかったがこの馬自身が不振期とかっていう事ではなく、単純に強い相手に対峙してL的な競馬が出来なかったというイメージ。この馬が普通に力を出したら安田記念の0.3差6着っていうのが良いラインで、そこにLとか量で飲めるような状況になると「おりゃ」という感じでもう一段パフォーマンスを上げられる感じ。前走は久し振りに格下相手のレースになり自身の量とかLの部分で存分に力を発揮出来た。今回は間隔が詰まっての相手強化。前走走ったストレスも抱えているし、Lの競馬が出来る場面では無いのでこれは要らないと思う。Lで延長で前に行く位置取りを掛けてとかっていう話ではない。

 

⓮ダノンプレミアム LM
休み明けの前走がタイミングで、パフォーマンスもほぼ100%だった。ここで間隔を詰めて短縮でもう1発G1というのは単純に苦しいと思う。期待値は確実に下がっているし、相対評価の中でも人気を考えたら低い方だと思う。ただこのメンバーの中で量は最上位だと思うので、その部分でやり込められる可能性は捨て切れないし、短縮で位置取りを掛けて脚質の鮮度でストレスを消される可能性もある。短縮ペースアップで普通に前に行くのが1番キツいと思うが、先行馬が少ないのでゆったりした流れになって前目でマイペースに運ばれたら量で持っていきやすくなるかなと思う。期待値的に評価は下げるが競馬は期待値だけのゲームではないとも思う。

 

⓯ダイアトニック SL
前走休み明けで派手にやっちゃった。1人気1着とは言えこれは反動の場面。Sでもう一発という事ならせめてもっと着差をつける楽な勝ち方じゃないと評価できない。

 

⓰エメラルファイト SC
前走休み明けでマイナス10キロで出てきて体力切れ。なぜ馬体減で出てきたのかが謎だが負け自体は酌量の余地があって、ポテンシャルは確実にある馬だし精神力もあるのでこの人気なら外枠には目を瞑って評価する。休み明け2戦目でストレス・疲労の心配は無いし鮮度もあるので仮に何かで苦しくなっても頑張れる可能性は十分ある。

 

⓱レイエンダ M
前走が急にSっぽい走りで良い追い込みを見せたが、やはりそれまでがだらし無さ過ぎるのでスミヨンのS付加による単発的な印象になる。ここでルメールに変わるのはまとまりに寄る感じの乗り替わりなので本質を試されるG1では普通に弾かれると思う。

 

 

【予想】
◎❽プリモシーン
◯❺インディチャンプ
▲⓰エメラルファイト
△❼ペルシアンナイト
△➓アルアイン
☆❾クリノガウディー
×❶ダノンキングリー

【見解】
走れるタイミングの馬が多くて取捨が難しかったですが、まあこれでしょうという感じで◎プリモシーン。突き抜ける感じはしないけれど安定で◯にインディチャンプ。混戦になりそうな感じがしているので精神力のあるタイプの▲エメラルと△ペルシアンと△アルアイン。充実に期待して☆でクリノガウディー。こんな感じですかね。ダノンプレミアムは崩れる想定で、キングリーもそこまで万全という臨戦では無い中で横山典という事で不安定さはあると思うのでレースのベースを作るという意味でインディチャンプを中心に置いておきたいかなと思っています。ダノン2頭が崩れて団子状態の混戦になった時に出てこれそうな馬をピックアップしています。プリモシーンだけはそういう所とは関係なく普通に。キングリーは良い感じに走れれば頭まで想定しています。