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札幌記念;回顧

2019.8.18 札幌記念
36.1–(59.9)–36.1 ミドルペース

1着;ブラストワンピース LS量体力
内を割って「差してきた」という印象ではなくて4コーナーで徐々に位置を上げていっており、直線に向いた時点で前の馬達は完全に射程圏内に入れている。「差してくる」馬ではないイメージで多分川田が早めに仕掛けているのだと思う。前を捉えられればあとは量で周りを圧倒しましたというイメージ。最後サングレーザーを交わしているのも精神力で追い比べをグイッと交わしているのではなくて、L・量的な相手を飲むような勝ち方。量と体力はやはり豊富で、今回のように自分から勝ちに出ていく乗り方をしたら同クラスのメンバー相手には負けなさそうな印象を持った。新潟記念の時のようなイメージのいわゆる差し馬では無いので大阪杯は位置取り的に酌量出来る。目黒記念はやっぱり負け方が良くないがこれは仕上がり不足という事で納得させるしか無いかなと思う。有馬と今回がこの馬の本来の姿という事で結構強いと再評価しておきたい。乗り方さえ合っていれば結果は出せる。

 

2着;サングレーザー M
先行できた事は精神的な前向きさの面でも展開的にも良かったと思う。ただ2着に来てはいるものの走りの質自体は昨年の激しさみたいなものは感じられず、安田記念の時と同じように漫然と自分の分を走っただけのような印象。まとまりディープ的な感じで自分の分を走ったら他の馬が崩れたのでなんとなく2着に残れたという。本来の姿であれば最後もう少しブラストに喰らいついてもいいと思う。個人的にはSっぽさもここ3走あまり感じられないのである程度まとまり寄りのディープという見方にしておく。

 

3着;フィエールマン M(C)
出遅れも含め休み明けでスイッチがあまり入っていなかったですね。春天の差し比べの姿と今回のモタついた感じを見ると思ったよりC的なタイプっぽいですね。あくまでまとまりディープだけどC質の補完がそこそこあるよという感じ。カツカツしたC主導とは少しイメージが違うので多頭数内枠の小回りコースで!という感じではなく、あくまでディープで広いコースで伸び伸びと走りながらCを活かすような感じで。

 

4着;ワグネリアン LM
完璧な乗り方で、4コーナー時点では勝ちそうだなと思っていた。落鉄していたとの事で今回は判断が出来ない。落鉄していなくてこの結果だとタイミング的にもかなり弱いという判断になったが、直線で伸びあぐねたのは全て落鉄のせいですと言われたらそれまで。皐月賞の凡走と大阪杯の3着があるので本質的にはSとかCでアップ条件でというよりは広いコースとかダウンというタイプという個人的な認識は据え置きで良いかなと思う。 

 

5着;ペルシアンナイト L
3〜4コーナーの捲っていく感じは一瞬オッと思ったが直線でのなんとなくのダラっとした垂れ方はやっぱりもうダメかな。もの凄く弱い相手ならまだなんとなくの走りで勝てるかもしれないけれど。

 

6着;エイシンティンクル LS
考えられる中でベストの展開になった。単騎でほとんどマークされない楽逃げ。ペースがちょっとタイト気味だったかなと思うけれど前走の差しからの対比で楽には感じていたと思う。ワグネリアンが思ったより前につけていたがそのプレッシャーは全てクロコスミアが受けていたしこの馬はマークされていない。ほぼ100%〜110%くらいのレースは出来ていたのでもうこれはポテンシャルの差が0.6秒差という事でいいと思う。

 

7着;クロコスミア CL
ワグネリアンとサングレーザーの圧をまともに受けていたし、直線入り口でブラストにがっつりカットされて潰されている。これはかなりキツかったと思う。前走の3着がやはりかなり強いので今後もしっかり見ていきたい。次走とかでも内枠から単騎逃げ出来そうなら面白い。

 

8着;クルーガー SM
特にコメントは無い。このメンバー相手だと普通に足りないですね。

 

9着;ステイフーリッシュ LC
G2以上では要らないでしょう。弱い相手に崩れないタイプ。走れる条件の時の人気落ちで期待値が上がる。

 

10着;ゴーフォザサミット LC L(S)
2走続けての大幅馬体減。3ヶ月空いてのこれでは流石にキツかった。次走馬体を戻しての広いコース替わりで尚且つダウンも広いたい。目黒記念4着がちょうどポテンシャルの判断でいいと思う。

 

11着;ロードヴァンドール LS(C)
これはもうMラジで琢也さんが言っていた通りでいいと思う。たまっているエネルギーを一回のレースで全部出し切れる馬で、今回は前走を中途半端に使ってしまったためにエネルギーが満タンで出てこれなかったという見方で。間隔を空けてリフレッシュされたタイミングで。

 

12着;ナイトオブナイツ L
次のダウンでと思っていたけれどちょっと負け過ぎ。前向きさはあったのでリズムがどうこうというよりは単純にポテンシャルの差がかなりあるという感じかな。相手が弱くなったり外差しの展開になったりでやっと。

 

13着;サクラアンプルール CM
枠以外のコース適性のような条件的には悪くなかったのでここまで負けられるとキツい。ちょっとリズムを崩している。

 

14着;ランフォザローゼス M
位置を全く取れず最後方を追走しただけ。強くはないけれど一応今回一回限りは度外視でもいいかな。次走相手弱化で人気落ちを拾いつつ延長で位置を取れれば。