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大阪杯;回顧

2019.3.31大阪杯

阪神芝2000(内) 14頭
36.4–(1.01.3)–35.5 Sペース

 

1着;アルアイン CM
予想では低評価でした。前走の負け方が個人的にがっかりでもうちょっと耐える所を見せて欲しかったというのが理由です。ただ休み明けで大幅に馬体を増やしていてズブかったと考えると臨戦的に今回はベスト。馬体絞って格上げで頭数アップで内枠で人気落ち。見事に全てが噛み合っての1着。基本的にS質は弱まっていると思うので今回のようにハマってハマって1着に来れるという認識だがポテンシャル自体がかなり強い所を示したと思う。

 

2着;キセキ LC
これは買えなかった。揉まれずに逃げてポテンシャルだけで2着というならまだ分かるが、番手に控えてスローで折り合ってという形で来たのは正直驚いた。有馬の5着も込みでポテンシャルを高い水準でしっかり評価するべきかなと思う。

 

3着;ワグネリアン LM SM
ピチピチの鮮度できっと成長分も込みの文句のない馬体増でこの結果だとザ・まとまりディープという感じかなという印象。C質はあまり無い。鮮度が無くなっていくと厳しくなっていきそう。

 

4着;マカヒキ C CS
これはよく頑張ってくれた。格上げ頭数アップ、内枠、馬体絞って馬群で集中と完全にC質を試される条件でこの走りという事はC質の証明になったのではないか。上がりが掛かっているとはいえスローからの瞬発力戦というのはこの馬の本質的な部分では無く、最後1ハロンで馬群に入ってグッと消耗戦っぽい根比べになった所で伸びてきた。札幌記念のゴール前の差し返しの走りにC質を見てからここまでC系の可能性をこの馬に見てきたが今回の4着で報われた気がする。馬券は複勝メインの単複で惜しくも外れてしまったが、Mの法則をやっていてここまで清々しい負けは無い。この馬はC系だと思います。

 

5着;エアウィンザー L
これはこの馬の量とかポテンシャルがこのクラスという事だと思う。金鯱賞組で最先着からの人気落ちで5人気5着っていうのはなんとも限界っぽい。Sの限界といった方が良いかもしれない。Sで自力でグイッと走るという点に関しての限界。今はタフな馬場は合わないと思う。純なL系の馬で根性とかっていうタイプでは無いから坂コースより平坦コース、混戦よりは上がりの速い軽いレースという感じ。ダウン質のレースは崩れないと思うのでそこで崩れるまでは追いかけたい。

 

6着;ブラストワンピース LS
有馬からの休み明けでマイナス4キロというのはちょっと違和感がある。元々馬体が大きくて多分このくらいの馬体重が適正だとは思うのだが有馬激走の疲労が抜けきれていないのかなという印象。あとは位置取りも普通に悪くてこのコース形態と馬場状態なら有馬記念のように先行して押し切る形じゃないと無理。量があってそこそこ強い馬なので乗り方さえ良ければしっかり成績を残せるはず。鞍上がこのままだと狙い時が難しくなりそうな感じがする。一応レース後のコメントで、1コーナーで押し込まれて思っていたより後方になってしまったと出ているので新潟記念のような乗り方をするつもりでは無かったと思う。

 

7着;スティッフェリオ CL CS CM
枠は痛恨だが直線の走りを見る限り仮に最内だったとしてもポテンシャルが足りていないかなと思う。ただ確実にC主導ではある。ポテンシャルはG2で内枠でギリギリくらいかなという感じ。

 

8着;ムイトオブリガード LC(S)
後方からで完全に苦だが一応頑張っている。次走以降ダウンの軽いレースで先行して苦→楽で。

 

9着;ダンビュライト SM SL
このマイナス10キロは流石に前走の反動っぽく見える。個人的に特徴の掴みづらい馬で、単純にこの後馬体増やして先行してっていう感じでも無い。この馬に関してはちょっといろんな人の意見を参考にして考えてみたい。

 

10着;エポカドーロ (S)
逃げるならもっとグイグイ引っ張る逃げの方が合うと思うがそれでも今回久し振りに逃げてこれ自体はショックになっているはず。そこで反応せずにこの結果だと本当にS質が弱まってかなり深刻な状態なんだと思う。裏にLとか量的なものがあまり無いタイプのS系のオルフェ産駒で、要はSに依存するタイプ。そんなS依存タイプがS質を失うと何をやってもダメという事なのだろう。良い馬なのでしっかり休ませて欲しい。

 

11着;ペルシアンナイト LC? CM?
Lっぽい負け方。直線で完全に投げている。外枠からずっと外を回してコーナーでも捲ってという形でCっぽくない乗り方をされているのは事実だが、ここまで投げてしまうのはC系っぽくない。ゴール前挟まれて追うのをやめてしまっているが3歳の時のマイルCSの走りが今も残っていれば挟まれたからどうっていう馬ではなかったはず。L化なのか能力自体の低下なのかモズカッチャンを例にしっかり今後早めに見極めたい。次のレースが大切。

 

12着;サングレーザー SC
すごい重い走りだった。直線入り口でも置いていかれているし、SC系で立ち上がりが遅いタイプなのか状態が悪いのか。馬体重的にはしっかり増えてきて疲れの点はある程度クリアされていると思うのでここを叩いて次で変わるかどうか。

 

13着;ステイフーリッシュ LC体力
完全に自分のレースが出来ていないのでこれは度外視でOK。このメンバーで足りなくて13着という結果ではない。

 

14着;ステルヴィオ L(SC)
直線途中で走るのを完全にやめている。ジョッキーのコメントでは距離かなと出ているが状態面に不安が残る止まり方。

 

事前の個別分析で結果的にアルアインは間違えていてマカヒキは合っていたという事だったと思います。両馬とも今回臨戦的にはマイナス点が一切なくプラス要素しかなかったのが面白いと感じました。要するに事前の個別分析と臨戦面でのプラス・マイナスの評価を間違えなければある程度芯を食った予想ができるのかなという感覚です。
今回のマカヒキのC系説は琢也さんの一言をきっかけに自分も札幌記念のレースを何度も見直してC系かも!と自分も思うようになりました。札幌記念から今回の大阪杯までの一連のマカヒキに関する流れはMの法則で予想をしている自分にとってとても充実した楽しい時間でした。琢也さんありがとうございました。
自分の得意分野として最近掴んできているのは馬のレース中の走りを見て何かを感じる事だと思っています。まだまだ甘いというご意見もあるとは思いますが自分なりにこれからも頑張っていきます。そして眼で見て感じた感覚を上手く言葉とか文章に落とし込んでいけるように善処していきます。今後ともよろしくお願いします!