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金鯱賞;回顧

3月10日(日)金鯱賞

中京芝2000 雨 稍重 13頭

35.6–(1.01.1)–34.6 Sペース

雨が降って結構力の要るタフな馬場に。Sペースからの瞬発力というよりも寧ろタフなレースで上位陣はしっかり力を出した結果。


1着;❶ダノンプレミアム SM 2人気 ③③③③ー①(34.1) 

好スタートから明らかに他の馬を前に行かせて先行。直線で追い出し始めてからの反応が素晴らしかった。走れる状態だったし何なら休む前よりも単純に強くなってきているくらいの感じ。ここで来れたのは鮮度もあるがしっかりとしたSの存在も感じさせるのでこの後しばらくは走れそう。Sが弱まってくると辛いかな。走れる状態ならこのくらいのパフォーマンスをしてくるのは全然普通なので驚かない。次走はまだ鮮度保有しているし一番反動の出なさそうな勝ち方なので切りづらい。


2着;⓫リスグラシュー CS SC 5人気 ⑧⑦⑥⑥ー②(34.1) 0.2差   

香港ヴァーズから3ヶ月空いてある程度フラットに戻っていたのかどうかっていう判断が大切だと思う。馬体重の+2というのがなんとも微妙。府中牝馬エリ女→香港→金鯱賞を一連の流れとして考えるなら今回は反動必至の完全にキツい局面。2着に来たのはとんでもない。個人的には3ヶ月で一旦出来る限りは戻ったと思っているので、そうなると今回来たのは「あぁポテンシャルで来たんだな」っていうある程度の納得は出来る。もちろんそのポテンシャルも評価に値するけど。

稍重である程度まともな重めのレース質になってさらに格に傾いた事で、本来ならC系として凡走するはずの休み明け少頭数外枠中京20という舞台でポテンシャルを活かして走ってこれたっていう判断。ちょうど札幌記念のモズカッチャンと同じ感覚。そうなると今回は「休み明けの初戦だけど特殊条件で走れた+かなりのポテンシャルを示した」という事で次走はまだ走れるという判断。


3着;❽エアウィンザー L(CS)量 1人気 ⑦⑦⑥⑥ー③(34.2) 0.3差

期待していたのだがちょうどポテンシャルがこの位置という感じ。仮に良馬場だとしても走れる状態のダノンには勝てなかったと思う。今回馬群で軽く苦を味わって1人気3着っていうのは次走に向けては前向きな要素。ただここでポテンシャルは示したので過度の期待はしないようにしていく。ゴール前の走りを見る限りやはりS系でもなくC系でもなくそこそこの強さのL系という認識でいいと思う。


4着;❻ペルシアンナイト CS CM 4人気 ⑤⑤⑥⑥ー④(34.7) 0.7差

直線での走りを見る限りまだCっぽさはあると感じた。完全なL化だったらもっと投げていると思う。ただここで消耗戦になった事によってちょっと反応して走ってしまったので、今までのパターンからしても凡走→好走の振れ幅があってこその好走というイメージだったので次に向けての破壊力は落ちたかなという印象。振れ幅とデムーロのS付加によってこの馬が持っているSを最大化して本来持っている良質のCと上手くミックスさせて好走していたと思うので、今回の4人気4着っていう振れ幅のまとまり化は嫌な感じがする。デムーロが降りたらグッとまとまりっぽい感じになりそうだし。次走大阪杯でやるとしたら弓を引いて最後方ズドンっていうまた別の位置取りっていう振れ幅を作る事かなと思う。


5着;➓アルアイン CM 3人気 ⑤⑤③③ー⑤(35.0) 0.9差

ブリンカー。結果だけをみれば5着で凡走するにしても相変わらずしっかりまとめてきたね〜となりがちだと思うがレースが終わってから突っ込んできただけの5着で実質7〜8着くらいのイメージでいた方が見誤らないと思う。先団から自分の形で直線に向くもそこで何も抵抗出来ていない。しっかり馬体を増やしてきていて叩きだと言われたらそれまでだが、個体評価としてはSが弱まっているのかなという印象。皐月賞とかセントライト記念の時のような前向きさはあまり感じられないし、短縮とか位置取りみたいなオプションを使ってSを補わないとG1とかG2で馬券内というのは難しくなっているような感じがする。


6着;❼ギベオン CL(S) 6人気 ②②②②ー⑥(35.5) 1.1差

休み明け馬体減の状態でこのタフな馬場を2番手から先行していくのはキツい。Sが強い感じがしないので重い馬場でガツガツとかショック掛けてガツガツという感じの馬じゃない。優しさの中にしぶとさを持っている感じで1着とかになるとかなりスイートスポットは狭そうな感じがする。


7着;❾ムイトオブリガード LS(C)量 9人気 ③③③③ー⑦(35.3) 1.1差

短縮で前に行く逆ショッカー成立も凡走。馬体をしっかり絞ってきてここに向けて仕上げてきた感じはするがタフな馬場でガス欠かなという印象。前向きさもあったしタイミングとしては悪くなかったと思う。消耗戦よりも軽い質の高速馬場とかの方が合いそう。


9着;⓬モズカッチャン CL 7人気 ⑧⑨⑨⑨ー⑨(35.0) 

牧場帰りでがっつり馬体増やして叩きのレース。最後方からだったが直線の動きを見ても完全にダメという感じでは無くある程度前向きさは見せていて悲観することはない9着だと思う。ここを叩いて次絞って前にいけば結構期待値は感じる。


10着;❺タニノフランケル LS(C) 8人気 ①①①①ー⑩

離して逃げたのは良かったが直線で簡単に馬群に飲み込まれてしまった。ポテ証明はこのメンバーを相手にするとそりゃ足りていないがもうちょっと食い下がっても良かったんじゃないかなと思う。これを見ると単純に弱いか、充実期っぽい雰囲気と逃げられなかった逃げ馬のプラス要素よりもアップ戦で相手強化で馬場悪化という面で流石にしんどかったのどっちかかなと。充実期で強いとしたらどんだけ辛くてももうちょっと食い下がって欲しかったのでやはりこの馬のポテンシャル評価はそんなに上げなくていいかな。基本的にはL系のダウンホースという認識でいていいと思う。


11着;❸サトノワルキューレ L LC 11人気 ⑧⑨⑨⑨ー⑪

いくら鮮度はあると言っても長期休養明けでいきなりタフな馬場で格上の馬達相手だとキツかった。結構苦だったと思うので次回気持ちよく走らせてあげたい。ダウンで軽めの牝馬戦とかなら走れると思う。


【評価】

◎エアウィンザー

△タニノフランケル

アルアイン

△ムイトオブリガード

△ギベオン

△サトノワルキューレ

×ダノンプレミアム


【馬券】

ワイド;◎エア→△アルアイン、ムイトオブリガード、サトノ

→回収率0%