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2020 東京優駿;回顧

2020 東京優駿

36.8–1.01.7–2.01.1–2.24.1 (34.3) スローペース


1着;コントレイル SM

位置を取れたのも大きかったが普通に馬が強かった。サリオスが後ろだと倒しに行く必要もなくて楽だった。


2着;サリオス SC体力

2戦続けての馬体減で状態は良くなかったと思う。道中の動きも朝日杯とか皐月の時とは全く別の馬のような感じで力強さがなかった。結局延長で位置を下げる逆位置取りの形で10番手からの外差しになったがよく2着に来たと思う。Sっぽさもあまり感じなかったので単純に個体能力とか体力だけで走った感じ。かなり能力が高いと思うのでとりあえずしっかり休んで欲しい。


3着;ヴェルトライゼンデ SM(C) CM

人気落ちを拾ってほぼ完璧な競馬で3着だったのでここは能力の限界。スプリング1人気2着、皐月4人気8着と蓄積疲労もほぼなく、ポテンシャルある馬が走れるタイミングで人気落ちのオプションもあったのでこれはベタに評価して良かったという事。精神力は確かにあるがCに特化している感じはしない。


4着;サトノインプレッサ LS

出遅れ気味で位置は取れなかったが、マイルからの延長で見ている感じ的にも流れは楽に感じていたと思う。直線に向いた時点で馬に余力がかなりあった。かなり活力のある走りをしていたが限界まで頑張って4着だったという感じで、これは能力の限界と見て良いかなと思う。前走の苦しんだ経験がしっかり活きての結果。馬券にはならなかったがこれは評価出来て良かった。かなりLっぽいので楽に感じる場面で。


5着;ディープボンド 体力SL(C)

4月頭からの始動でアザレア賞(2400m)4人気2着、皐月賞(2000m)18人気10着、京都新聞杯(2200m)4人気1着と蓄積疲労もストレスもかなりキツいと見ていたがここでも先行して掲示板を確保したのはなかなか立派。この4戦位置取りショックとかは無しで単純に自身の走れる分だけを走っている。結構体力が豊富でSの駆動もある程度しっかりしている感じ。短縮で楽→苦だった皐月賞でのみ崩れており、体力主導タイプなので短縮はあまり良くない。


6着;ガロアクリーク S(C)

Vライン。馬に前向きさはあったのだが流石に蓄積疲労、ストレスともにキツかったので弾けることは出来なかった形。人気が無かったので走りやすかったとは思うがここも垂れずにまとめたのはかなり立派。ホープフルと水仙賞の負けは一旦忘れて見たほうが良い。水仙と今回の負け方的に距離は2000以下。


7着;ブラックホール CS

本当に良く頑張っているけれど中央競馬の主流路線だとこれが限界。北海道とか福島みたいな重めのローカルで。


8着;ワーケア L(S)

これは色々要因はあると思うが一言でまとめると弱かったという事。皐月をパスするというのはLっぽいこの馬のやり方としては良かったと思う。ただ短期的な経験値としては物足りなくなるし、かなり大きな量とか抜けた能力が無いとこの異端ローテを味方にして「ダービー」で好走というのは難しいのだろう。こう考えると弥生賞を使わずに皐月で苦しい経験をしてからのジャンプする振り幅を持ってダービーに来た方が良かったのかなと思う。ローテでごまかしきれなかった感じ。Lっぽくて軽やかさもあるので走れる所はある。


9着;マイラプソディ L量

ここで好走するためにはこれしかないという素晴らしい騎乗だったと思うのでこの結果は仕方ない。成長していける器はありそうなので今後の事を考えるとこういう裏技的な事はまだしないでしっかり我慢した方が良かったとは思う。


10着;ビターエンダー 体力SL

出負けしてしまい後方からになり楽→苦。皐月でしっかり弾かれているが、京成杯で投げなかったり共同通信でそこそこの姿は見せているので下のクラスでは安定しそう。体力があるというのも安定する要素になる。


11着;サトノフラッグ  LM

延長で控える逆位置取りの形だったが、多分まともに乗って足りるレベルではないという判断だと思うので仕方ない。位置取りショックに反応するようなS質もないのでこれは仕方ない。ダウン外枠少頭数非根幹で自身の許容量の中で。


12着;コルテジア (SC)

延長でしっかり前に行きほぼベストの乗り方だったがセカンドクラスなのでこれが限界。ノーブルマーズのようなイメージ。距離も長かったと思う。1800を中心にセカンドクラスの混戦の内枠が合いそうな馬。秋冬の重い京都でのパフォーマンスが良いのでそういうタイプだと思う。坂も悪くなさそう。


13着;ダーリントンホール 体力SM

体力タイプだが活性に乏しく位置を取れないので厳しい。Sの後押しを受けながら先行して押し切りたい。休み明けでリズムがチェンジするタイミングとか短い所で動けたりして個体に活性がある状態での体力勝負向き。


14着;ヴァルコス 体力SM

これも体力系だがそもそも弱いし完全に力負け。


15着;レクセランス LM

まだまだ。しっかり力を付けてから出直して頑張ってもらいたい。


16着;マンオブスピリット M

悪くない馬だとは思うが位置を取れないのが厳しい。間隔を空けて少し力を付けた方が良い。


17着;ウインカーネリアン SL

これは反動。不安定だが良いSは持っているので常にケア。


18着;アルジャンナ LM

結果的に能力が足りていなかったというのがまずあって、そういう馬が異端ローテ(経験値不足)で出てくるとワーケア同様普通に弾かれてしまうという事。

 

 

異端ローテで能力をカバー出来ると見てピックアップしたワーケア、アルジャンナ、インプレッサの3頭でしたが結果的にインプレッサも込みで主要路線をしっかり歩んできた馬の力強さに歯が立たなかったという結果でした。特にクラシック路線というのはローテーションにハッキリした流れ(主要路線とそれ以外)があって、その流れの中でのパフォーマンスの評価というのが大切。ローテやステップのような大局的な部分の重要性も感じてはいますが、多分自分の得意分野は個体を見る部分なので個人的にはまだまだ個体評価を突き詰めて勝負していきたいと改めて思いました。

ひとまずダービーまで終わって一息ついていますが来週からもまた頑張ります!!