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フェブラリーS;予想

2月17日(日)フェブラリーS

東京ダート1600 14頭  Mペース想定

 

ノンコノユメ

去年このレースを勝っていて1年経って7歳になってもう一回ここで厚い印で評価するというのは正直微妙だと思っている。そのため◎ではなく☆という評価。一応本命みたいな。ただここ4走負けはしているが全然ダメな負けでは無く良い脚を使っていて活力は感じる。チャンピオンズCから直行で間隔空いているのでストレス・疲労は全く無く、長い直線の東京替わりというのが1番魅力的。短縮で東京替わりというのが昨年の根岸Sへの臨戦と似ていてポーンと変わり身を見せて激走するならこのタイミングだと思う。インティらによって展開も前に比重が傾いて激戦になればこの馬に有利に働くし勝ち切る力もあるためオッズ的に単の期待値としてはあると考えた。ピンかパーな感じもするので軸という感じではない。


ゴールドドリーム

馬券内で軸にするならこれという感じ。調教後馬体重がかなり増えているという話もありそこは多少不安。当日はプラス16キロくらいまでなら許容出来るけどプラス20キロとかだと不安が大きくなる。ただ今日の京都牝馬のデアレガーロとか普通に大幅馬体増でも走るしな。展開としては中団あたりをとって前に行くインティらを見ながらレースが出来れば大きな問題はなさそう。ただこの不安の無さとか安定っぽい雰囲気がちょっと胡散臭い。まとまりに寄っているので頭っていう感じはあまりしない。


サンライズソア

もし万が一マイペースで楽に逃げられたりしたら普通に期待値かなり高いけれど多分サクセスエナジーとインティの3番手くらい。そうなるとショック的に足りないので紐での評価になる。前走差しで好走しているのが評価高くポテンシャルは認めている。3番手を楽に追走して前方でインティが量を失って崩れれば追い込み馬たちに差されての3着みたいなイメージ。去年のインカンテーション的なレースをイメージしており、それよりちょっと前目の位置でしぶとく粘る感じ。


サンライズノヴァ

元々切る予定だったのだが急に夕方から嫌な予感がしてきて押さえる事に。昨年のフェブラリーSをもう一回見たが昨年はある程度道中動いており完全には脚を溜められていなかった。前走の根岸Sの敗因と同じだと思う。そうなると昨年の4着が着差こそそこそこあるがそんなに弱い感じには見えない。初の中央古馬G1で3番人気である程度背負うものがある状態で中団でバタバタしてそりゃ突き抜けてこれない。完全に溜めてノンコノユメと同じもしくは更に後ろから一気にヨーイドン出来ればもう少し破壊力が上乗せされるんじゃないかと。2走凡走後で人気もがっつり落ちているのでプレッシャーが無く走りやすいので延長だが追い込み一本に賭けて乗って欲しい。


△モーニン

ポテンシャルはある。前に行ければ紐で期待値あり。


×コパノキッキング

連チャン。菜七子が余計な事をしなければ走れるがオッズ的にそこに賭けていく期待値はあまり感じ無い。破壊力という意味では単を買えない馬では無い。馬に対しては普通に来られても何も驚かないのだがこのプレッシャーの中で8〜9割が馬の力だとしても菜七子がここで1、2着とかに持ってきたら凄いと思う。


×インティ

これは結局まだまだ量で圧倒される可能性も全然あるし、量を削られて本質が出てきてもめちゃくちゃ強いっていう可能性もあるため勝たれても納得出来る。ただ評価としては下げる(下げても良い)局面だと思う。サクセスエナジーは多分逃げちゃうからあんまり関係なくて、後ろからどのくらいプレッシャーが来るか。ゴールドドリームにも目標にされて直線で馬体を併せられたら多分かなりキツイはず。道中のプレッシャーが弱くマイペースに競馬が出来て直線でどの馬とも馬体を併せずに抜けていけたりすれば普通に走ると思う。

 

ノンコノユメ

ゴールドドリーム

サンライズソア

サンライズノヴァ

△モーニン

×コパノキッキング

×インティ

結局×の馬2頭が普通に来る可能性があって完全に切ることが出来ない時点で個人的に馬券としてはかなり買い辛いです。不安点もしっかりあるので切れない事も無いのですがそれをやってしまうとちょっと個人的には乱暴というか博打みたいな感じになってしまいます。

レース前の評価の段階では破壊力の面では連チャン中のコパノに軍配が上がるし、ノンコノユメからそれ以下の印の馬たちは×の2頭(インティとコパノ)が崩れたらという前提になってしまっている時点で本命の◎の印は打てませんでした。

 

以下個別分析を再掲しておきます

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❶クインズサターン(パイロ×クロフネ) SL M

根岸S5人気3着から。3走前の武蔵野Sで追い込んで2着に来ている。この武蔵野が凡走後でコロッと巻き返してきた所にLを感じるし、相手がサンライズノヴァなので一概には言えないが追い込んで来ての爆発力という意味でのSの強さも突き抜ける感じは無く一線級との差は確実にあるというイメージ。バランスは良いのだろうが、Lの強さもSの強さも突き抜けていない。そのポテンシャルが突き抜けていない馬が格上げで強い相手に変わる時には個人的には苦→楽的なプラス要素が何かしら欲しいのだが今回この馬にはそれがあまり感じられない。


❷ユラノト(キングカメハメハ×フジキセキ) SM 量

根岸Sで0.1差3人気2着から。初G1で鮮度あり。かなり器用な馬だが強いものを持っておらず突き抜ける要素があまり無い。懐の広さというか量がありそうで今回のがっつり条件になるとその本質が露呈して並みの馬みたいな結果になりそう。ただ無難な福永でまとまり感を上乗せするので上位陣にかなりの破綻があれば着付けでひょいと来てもおかしくは無い。


ゴールドドリーム(ゴールドアリュール×フレンチデピュティ) SM CM

チャンピオンズCを回避して年末の東京大賞典1人気2着から1ヶ月半ぶり。地方から中央のショック。同路線でオメガパフュームがいるがあちらは激走後で交互で×のタイミングだし臨戦的にはこちらの方が良いかな。この馬はCとかSの際立ちが無くなってきてまとまりっぽい「優しい大将」になって来ている。前走は鮮度持ちでSの強い若駒にデムーロのS付加もある状態でがっつりがっつりやられており流石にキツかったと思う。ただその中で最後は交わされてしまったがまだまだしっかり食らいついているところは評価できる。戦歴に跳ねが無く今回ここで突き抜けて圧勝する感じはしないのだが、ポテンシャルは十分。他の上位人気馬は破綻の可能性をそこそこ抱えているので馬券内という意味ではこの馬を評価していいタイミングだと思う。位置も後ろ過ぎず先行勢を見ながら射程圏内で楽にレース出来る6〜9番手くらいは取れそうでそこも良い。前走がっつり馬体減らしていたため増やして来たいが増えすぎもちょっと嫌。


❺サクセスエナジー(キンシャサノキセキ×ジャングルポケット) S(C)

基本1400で初のマイル(1700は1回あり)。前走京都1400のオープン戦を逃げて0.6差の圧勝をしての初G1。短距離路線の逃げ馬というだけあって入りのスピードはしっかり持っていて今回はゲート開いてのヨーイドンでインティとの単純比較だとこっちの方が逃げられそう。揉まれたら普通に消えると思う。前走着差はあったがレースを見る限り圧倒している感じでは無くSの印象もそこまで強くはない。そうなるとアップのここでも逃げてSの勢いで押し切るというほどのSが足りないという見方。面白味が全くない事はないと思うが個人的にはあまり期待感がない。単にキツい展開を作って欲しいというのが本音。


❻インティ(ケイムホーム×Northern Afleet) 量量

過去のレース全て見直しました。表面的な成績を見ると6連勝で逃げで圧勝もしていて単純なS系の連チャンに見える。ただレースを見ると豊富な闘争心から来る「俺が俺が」の一本調子の勢いの連チャンではなくしっかりそのレース毎に対応した上での圧倒。圧勝ではなく圧倒という印象。この圧倒は今の時点では能力差というより(もちろん能力もあるだろうが)圧倒的な量から来るものだと考える。3戦目からずっと1番人気で連勝しており馬自身が最大限に量を纏っている状態。連勝中かつ鮮度があるというのは裏返しにすると底が見えていないので量の恩恵を受けやすい状態だと思う。だから他馬にプレッシャーを掛けられてこの馬の位置取りが変わってもその量でもって周りの馬を蹴散らして相手に全く力を出させないというイメージ。そして今回、初のマイルで芝スタートで短縮格上げG1でおそらくややペースアップで今までで1番混戦質になりそう。そして相手に絶賛連チャン中で量が通用しなさそうなコパノとこの路線の大将格のゴールドドリームやその他諸々がいて量は削がれるレースになると思う。そうなるとこの馬の本質の勝負になる。鮮度があるのである程度しぶとさも見せられるとは思うが本質がCという感じはしないので量を削がれて本質勝負になって揉まれたら普通に持ちこたえられないと思う。好走する可能性があるのは単騎の楽逃げでプレッシャーを受けなかった場合(ほぼ無いだろう)と、そもそも能力が何枚も抜けてましたというパターンで、これを含めてどう読んでどれに賭けるかという事で。


サンライズノヴァ(ゴールドアリュール×サンダーガルチ) S(C)

根岸S1人気8着の凡走後。東京14から16への延長で2回勝っているが基本は短縮の方が向いていると思う。前走いつもより前に付けているため追い込みに回れば期待できなくも無いが。多分戸崎は前走前目に行ってダメだったので今回は自分の形(追い込み)に徹するとは思う。それでもあっても3着までという評価。その3着も自力で勝ち取る3着ではなくて前にいる馬が沈んで席が空いたところにスポッと入ってくる感じの3着のイメージ。そういう意味でも積極的には買いたくない。


❽モーニン(Henry Hughes×Distorted Humor) LS

元々は3年前の根岸→フェブラリーで人気を背負いながら先行して連勝している。ポテンシャルは十分。しばらく不振っぽい戦歴だったが最近はそこそこ頑張っており期待できなくも無い。ただここ2走は行きっぷりが悪く前に行くのは少し難しいかもしれない。延長だし本当は位置取りを掛けて5番手くらいから競馬できればかなり面白いのだがとにかく無理なく前に行けるかどうか。鞍上的には前走後方からで届かなかったので延長だしある程度前につけたいとは考えていそう。


サンライズソア(シンボリクリスエス×スペシャルウィーク) SL(C)

チャンピオンズC5番手に控えて0.4差の3人気3着から2ヶ月半振り。前走控えて差しての3着で評価出来る。今回間隔空けているのもプラス。逃げのカードを持っていて期待できる局面ではあると思う。休み明け人気落ちで距離短縮で仮に逃げるショックまで掛かったらかなり期待値高いのだがインティの存在が邪魔臭い。逃げられたとしても直後にインティはいてこの馬クラスだとまだインティの量によってそこそこのプレッシャーを受けそう。逃げられなかったらその分ショックとしては弱まって破壊力が減る。前走は横綱(ルヴァンスレーヴ)と化け物(ウェスタールンド)に負けているだけでその内容からも良い馬になっていると感じているだけに判断が難しい。インティがいなければ本命みたいな感じ。


⓫コパノキッキング(Sprng At Last×Gold Halo) S 

これは連チャン。4連勝中だがそれぞれ位置取りがめちゃくちゃでどんな展開でもギラギラのS(闘争心)でストレスとか疲労は吹っ飛ばしてガツガツ来ている。間隔が空いたら危ないのだろうが今回はまだその連チャンの中。12→14→16がどうこうではなくただただ連チャンであるという事。基本的には馬自身の活力は最高潮なので走りたいように走らせれば普通に走るのだが鞍上がコントロールしようとすると馬と噛み合わずアウトだと思う。どういうレースをするか難しい中で菜七子への乗り替わりは正直荷が重い。初のG1で多分戦略を立ててきており、やってやるぞ!と意気込んでいるので「何もしない」という玄人っぽい判断は難しい。菜七子が何もしなかったら褒めたい。

 

ノンコノユメ(トワイニング×アグネスタキオン) SL(C)

前走チャンピオンズCで1.1秒差の6人気7着で凡走しているが最後方から大外ぶん回しでそもそも届く訳がなく目を瞑ってOK。昨年のフェブラリーS以来の東京コースで、追い込みが届きやすいこのコースに替わるのはプラス要素。昨年が根岸S激走後からの延長でキツい場面だった中で、展開が向いたのは否めないが更なる激走でかなり強い内容。ここ4戦の凡走を見返すと、かしわ記念は流石にストレス疲労の反動ある中でキツい位置から追い込んで4着に粘っており立派。マイルChSは休み明け馬体減で大出遅れで度外視。JBCクラシックは最後方から大外ぶん回しで無理な位置から異次元の差し脚で僅差の4着でかなり強い。そして前走は上記の通り。凡走続きだがこうして見ると状態面には問題なく強い競馬を続けている。直線の長い東京に変わって短縮、強い先行馬がいるし半分以上が14以下からの臨戦で前に比重が傾く展開になるとかなり狙い目だと思う。ペースと展開をどう読むか。直線で外に馬がいると気にしてしまうらしくそのため毎回大外一気になるらしい。


⓮オメガパフューム(スウェプトオーヴァーボード×ゴールドアリュール) SM

前走東京大賞典差して3人気1着から1ヶ月半ぶり。体力あるタイプだが激走後で2000からの短縮はキツい感じがする。短縮というよりはゆとりがある中で相対的にSと体力を活かす形が本来は合いそう。前走勝っているが馬体がっつり合わせての激走で、鮮度を一気に解放して大将(ゴールドドリーム)を倒した感じなのでタイミングとしては基本的には今回はキツいという判断でいいと思う。ただしあくまでS系で短縮臨戦というのは基本的には良いのでデムーロのS付加と豪腕で無理やりどこまで持って来れるかっていう感じ。