最強競馬ブログランキングへ

2023 天皇賞・秋 予想 

【個別分析】

 

イクイノックス CSM

経験値が薄い中でも厳しいレース質の皐月賞連対があったり、元々精神構造が優秀な天才タイプではあったが3歳秋からフィジカル面のクオリティが追いついて現役最良質馬に。精神力主体だがそこにしっかりとパワーとスピードも兼ね備えており隙がない。

有馬の4角先頭圧勝も流石だったが、ドバイ楽逃げ後の短縮宝塚の捲り1着の内容が濃い。こういう楽→苦の局面での耐久が精神力由来。

今回はG1ではあるものの少頭数の東京20という緩い条件なのでこの馬の本質の精神力を発揮するような局面ではなく、スケール感とか量の大きさで他馬を相手取るという構図になる。

95点くらいの好走は見込めるので最低でも連対はしてくるイメージ。

 

 

ドウデュース SC

延長で末脚を伸ばすタイプというよりは、2歳時にマイルG1を勝っているようにガツンとパンチが効いているパワー主導のスピード+精神力補完タイプ。

ダービー→京都記念の間でSの強化も感じられる挙動だったし、その強い前向きさがあれば休み明けは問題なし。少頭数の東京20なら苦労する事なく能力をフルに発揮出来る。

王者に真っ向勝負で挑むならこのくらいの地力とパンチの効き方が欲しい。

 

 

プログノーシス LM

トップスピードの持続力とパワー主体のフィジカルタイプ。精神力とかその方面の資質はあまり感じない。

一瞬の脚というよりは長く脚を使うタイプなので少頭数や外枠や道悪等、揉まれずにスムーズに加速出来る条件が合う。

今回はリズム良く鮮度も兼ね備えた状態。広い東京の少頭数外枠で物理的な条件も全く問題ない。

国内G1初挑戦という事で試金石という構図ではあるものの「物理的には」好走が見込める条件。ただ上位2頭の作り出す格調の高い勝負にまともに入ってしまうとこの馬の精神構造では太刀打ち出来ないかなというのが個人的なイメージ。

3着を拾うだけなら十分資格はある。連対以上となると確実に上位2頭どちらかの凡走が必要になって来る。

 

 

ジャックドール LS

淡白さのあるフィジカル主導タイプ。あくまでG2大将的な構成でG1馬らしい精神構造は持っていない。大阪杯は立ち回り力の要求度が大きいコース形態にこの馬の脚質が見事にハマった。ここを見てG1級の馬という評価は個人的には避けたい。

この馬は精神力の不足を補うためにレースの圧力から外れたいので逃げがベスト。

心身ともにフレッシュな状態ではあるので、圧力さえ受けなければ能力は発揮出来るタイミング。

安田記念の時のようにゴール直前まで後ろからの圧力が届かないような、昨年のパンサラッサのパターンに持ち込む事が出来れば可能性はある。

ただイクイノックスが飲み込みに来た瞬間に活力を失うイメージなので基本的には着外が本線。

1着になるとしたら2強が後方で牽制し合って揃って差し届かないパターン。2着になるとしたら昨年のパンサラッサ。

 

 

ダノンベルーガ SL

量が薄くて格感が物足りないが個体能力はある程度持っているというタイプ。基本的には◯×◯の交互質も持っているが、×の所を精神力ではなくフィジカル能力で掲示板にまとめているというイメージ。

凡走後の人気落ちで反発して来る所を拾っていくような扱いが基本線かなと見ており、そうなると今回のタイミングは悪くない。2強の間を割れるほどの馬質ではないと見ているので3着候補の上位くらいの押さえ方で。

 

 

ジャスティンパレス MC

長距離を走れる体力がありつつも構成としては中距離にも対応出来る無難な馬質。体力主体のズレた馬が多い長距離路線では、MとCがある無難なその馬質と、好位からの無難な差し競馬が出来るという脚質の2点だけでかなり優位に立てるという構図。

長距離G1では良い立ち位置にいられるが、中距離のG1に出てきてしまうと周りの馬の質が変わるので埋もれてしまう。

前向きさが足りない緩いタイプなので少頭数の東京は短縮でも忙し過ぎないのでちょうど良い。あとは絶対的なスピード能力が足りるかどうかだけ。3着候補の可能性は消さない。

 

 

ガイアフォース SL

量が薄く、一本調子にパワーとスピードで押し切りたいダート馬のような非精神力系。その形的にも基本的にG2が限界で、逃げとかそういうショックがハマれば激走もあり得るというようなイメージ。

大幅延長のオールカマーはこの馬のSっぽさと逆行するので消し評価。毎日王冠に出て来ていればほぼ本命級の評価で好走→本番の秋天で切り、という呼吸だったので、短縮+格上げというアップ質の構図自体は合わなくないがここは買わない。

 

 

ヒシイグアス SM

G1だとワンパンチ足りないが悪い質の馬ではない。基礎体力がないので連続好走が難しく、休み明けや凡走後の内〜中枠で、というタイプ。

本来は前走が走るタイミングだったが、大幅馬体増とテン乗りの浜中で明らかに叩き感があった。今回は凡走後で心身ともにフレッシュ。叩き2戦目で主戦に戻して、となるのでタイミングは悪くない。過剰に人気が落ちているが3着の候補には問題なく入る。

 

 

 

【評価】

◎ドウデュース

◯イクイノックス

 

ドウデュースの単1点で。

この2頭のマッチレースを考えた時にはその他の馬が入り込む余地がほとんど無いと僕は考えました。