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2020 アルゼンチン共和国杯;予想

2020 アルゼンチン共和国杯 予想
東京芝2500 18頭
前週の秋天は高速決着、週中に雨はなく継続して高速気味の外差しバイアス
レース自体が体力の要求があるのでタフさのある馬で鮮度があれば尚良い

 

【個別分析】
①バレリオ LC
凡走後の自己条件で頑張る馬で今回は交互で×になるので普通に反動がある。このタイミングでの多頭数内枠というのも厳しい。

 

②ラストドラフト C
ポテンシャルの証明は十分だが量がないC系なのでオクトーバーとかケフェウスのような休み明けの弱い相手の場面でカッコつけることが出来ない。展開破綻があったとはいえAJCCで体力タイプのミッキースワローを落としており底力と体力は示している。
皐月賞でも本命を打ったが中日新聞杯AJCCで◎でそれ以外の所では全く買っていないのでこの馬の事はかなり掴んでいるつもりです。今回は能力レベルは全く問題なし、東京2500の物理的な体力面も全く問題なし、休み明けを1つ使っての格上げという臨戦もベストで内枠に入ったのもかなり良い。1つだけある不安材料は2000からの延長で流れを単調に感じ過ぎるとその流れに付き合ってしまい集中し切れない可能性がある事。今回が締まったペースの厳しいレースになれば問題なく対応出来ると思うが明確な逃げ馬不在でユーキャンが後ろで構えたりすると前はかなり緩い流れになる可能性がある。休み明けのダウンでまとめられないように緩さの中で良さを発揮出来るタイプではないのでそこだけは不安。それでもこの馬の魅力とポテンシャルを考えたら十分過ぎるほどのオッズがついているので確実に評価はしておきたい。

 

③ベストアプローチ LS
軽いタイプなので夏の函館での2戦はあまり向いていない所での結果ということでそんなに気にしないで良い。2年の休養を挟んでいるが状態面はそんなに問題なく、休み明けでリフレッシュな状態で適性のある舞台に出て来るので可能性はあると思う。物理的な体力の要求と高速馬場という2つの要素が求められるがこの馬ならちょうど良いのではないかと少し思っている。

 

④エアウィンザー LS
Lでまとめられなくなっており基本的にはもう終わっている馬。休み明けのここがラストチャンス。

 

⑤ユーキャンスマイル SM
ポテンシャルも精神構造も高いレベルにあってほぼほぼ文句なし。疲労を抱えていながらも春天では力強い走りをしていたし、タイミングさえ良ければG1で連対してもおかしくないくらいの馬。春天からの相性も悪くなく休み明けでフラットに出て来るのであれば特に嫌う要素がないかな。

 

⑥トーセンカンビーナ M(CL)
常に前向きに頑張ろうとする姿勢は見せる馬で精神力がありそうなタイプ。これは前走のこの馬らしくないはっきりした負け方の内容次第。1年振りの2000以下のレースで追走を苦にしていたのか単純にずっと使われていた蓄積疲労で馬に活力が戻っていないのか。前者であれば延長で苦→楽になり巻き返せるが、後者ならしばらくは手を出しづらい状態となる。この舞台に適性はあり、鮮度こそないがまだ4歳という事を考えると巻き返しに期待して紐で押さえてみても良いのかもしれない。

 

⑦アイスバブル 体力M
体力はあるが機動力がなくてズブい。状態は悪くないのでレース質がかなりタフに傾けば相対的に着順を上げて来ると思うが今の高速寄りの馬場だと厳しいかな。

 

⑧サンレイポケット CM
しぶとさと安定感が特徴の馬で活性に欠けるので毎日王冠からの延長で来れるというのはかなり良い。3走前条件戦でまだ鮮度があるのでここ2走人気以上に走っているストレスは耐えられる範囲かなと思う。得意なタフ条件のレースにスピード活性を持って延長で臨めるベストな形。人気になっているのでストレス面のリスクがあり軸の期待値は微妙だが有馬で買おうと思っていたくらいなので評価はしておきたい。

 

ミュゼエイリアン SL
2年半前に中山マイルで休み明けの逃げがある。今回逃げ馬不在なので行こうと思えば行けそうだが体力面がどうか。

 

⑩サンアップルトン SM
前走は休み明けだったが血統的に悪くないし挙動的にも動けてはいたので単純に能力負けで良い。日経賞もこの馬なりには走っていて能力が足りていない負け方。鮮度はあるが素晴らしいリズムでの重賞挑戦で2回しっかり弾かれているので単純に足りていないという判断で良いかな。

 

⑪プリンスオブペスカ LS
日経新春杯の内容は良かったが近走のリズムと内容だと手は出ない。

 

⑫メイショウテンゲン 体力SM(C)
大きな体力を持っていて自分自身は常に最後までタフに頑張れて上がりも使えるのであとは前が崩れてくればその分着順が上がるという馬。特徴がちょっと違うがカデナと似たタイプ。長距離路線で頑張れている牡馬にしては馬体が小さく挙動的にもC質を持っているのかもしれない。休み明けは別に問題ないし2500という距離は合っていると思うが良馬場で高速気味の東京というのは遅れるリスクがあるかな。馬場的に前ががっつり崩れて来るほどタフにならないと思うし人気ほどの期待値はないかな。

 

⑬タイセイトレイル SM体力
交互の形になっているが凡走後でダウンも使っているのに勝ち切れないし内容もまあまあという感じで個体の強さを感じない。今回は走れる番かもしれないがこの馬なりに頑張っても7〜8着のイメージ。

 

⑭オセアグレイト LS体力
人気負けだったり距離だったり色々と酌量の余地はあるのだが自分より強い相手に対してなんとかしてやろうというような意思を感じない走りをしている。ちょっと厳しくなったらもう諦めるという感じ。いかにもダウンに反応しそうなタイプで重賞ではほぼ無視で良いくらいのレベルの馬だと思う。

 

⑮サトノルークス SM
母父サドラーでタフな方に適性のあるディープでSの前向きさもある馬。セントライトは重馬場で適性ドンピシャの舞台でかなり活力のある走りをしていた。トライアル激走でストレスを抱えていたが本番では人気落ちで差しに回り今年のサトノフラッグパターンの激走。ここの2つはマグレではなく完全に捉えられる。
そしてそこからの休み明けの鳴尾記念は得意ではない舞台というのもあるが蓄積疲労の影響もあってか馬に活力がなく不振に入りそうな感じの凡走。小倉記念はSは戻りつつあったがこれも良馬場で小回りの中距離ではこの馬は厳しい。ここがまさに適性と真逆のレースだったので不振期という判断は早いと思う。
そして今回はタフになる東京2500という事でセントライト・菊以来の適性のある舞台。間隔を空けてリフレッシュされていてあとはSさえあれば近2走の忙しいレースの経験をフリに使って跳ねられる場面。差し届かない可能性があったり一応不振期の可能性もあったりとピンかパーな部分もあるが面白さは持っている馬だと思う。

 

⑯アールスター SL
一撃タイプの馬でしっかりした馬としての要素は持ち合わせていないのでこういうタフなレースでは厳しいタイプだと思う。

 

⑰ゴールドギア M
3走前が条件戦でまだ鮮度があり、緑風と目黒の内容が悪くない。休み明けだった前走の新潟記念はトーセンカンビーナと同じく1年振りの2000以下のレースで、スローではあったが追走に苦労している様子もなく直線でも前向きに出てこようとしている素振りはあったのでリズムをキープ出来ており今回に向けては良い叩き台になったかなと思う。これは悪くない臨戦を踏んでいると思います。

 

オーソリティ SM(L)
一応前向きさはあるが血統の割にはまとまっている馬で能力はそこまで高くないと思っている。こういうこじんまりしたタイプは自分の能力で通用するレベルでは頑張れる。今回に関してはこの馬より良い馬がいるかどうかの相対的な評価で良い。そんなに強いとは思っていないけれどとにかく鮮度が高いのと臨戦にも問題がないので切り辛い。


【予想】
◎②ラストドラフト
◯⑤ユーキャンスマイル
▲⑰ゴールドギア
△⑧サンレイポケット
△⑮サトノルークス
△⑱オーソリティ
×③ベストアプローチ

 

◎ラストドラフトはほんの少し不安な所もありますが馬を信じての本命。ユーキャンとオーソリティがそこそこしっかりしたレースを作ってくれればそこまで緩むこともないかなと判断しました。
○ユーキャンは評価を下げる要素が特にないのでこの位置で。
▲ゴールドギアはポテンシャルが足りるかどうかは分かりませんが臨戦が良いので可能性枠で。サンレイがストレス、ルークスが不振で崩れた時には1席空いてもいいかなという意図です(オーソリティは一旦無視)。
あとは△でサンレイとルークスの2頭は人気ですが能力通りの走りが出来れば勝負になるので押さえておきます。
オーソリティは嫌いたい所ですが消す要素もないので仕方なくこの位置で。
そして最後に×でベストアプローチ。人気馬をしっかり押さえてしまっているので点数を絞るために買わないと思いますが可能性は見ているので一応印を打ったという形です。