最強競馬ブログランキングへ

2020 天皇賞・秋;回顧

2020 天皇賞・秋 回顧
東京芝2000 12頭 良
36.5-1.00.5-1.57.8 (33.6) スローペース

 

【評価】
◎⑨アーモンドアイ
◯⑦クロノジェネシス
▲⑧キセキ
逃④ダノンキングリー


1着:アーモンドアイ 速さと強さ SC(L)
ベストな舞台にベストな形で出てきてしっかり結果を出した。8冠馬としての個体の強さに関しては言及しないが今回のような勝たなければいけない条件でしっかり勝ったというのは個人的には評価したい。

 

2着:フィエールマン M
これはクラフトさんがレース直後にツイートしていた事をそのまま引用させて頂きます。
「フィエールマンはディープのG1馬とはこういうことだ、という『格』を感じる。」
活性とかタイプとかそういう事ではなくリフレッシュ時で鮮度があればこうやって形にして来るというのが良いディープ。個体能力もかなり高い。

 

3着:クロノジェネシス SC体力・量
臨戦、適性、展開等全てがアーモンドアイの土俵でそこでここまで迫る競馬をするのだからやはりこの馬は相当強い。32.8という上がりも個体としての限界値だしこの負けは仕方ない。この後直行で有馬なら蓄積疲労の点とスピード活性を持っての体力舞台への臨戦になる点で本命級の評価になる。

 

4着:ダノンプレミアム LM
やれる事を全てやったがG1という舞台での逃げをするには休み明けの馬体減は良くなかった。相手が強かったのもあるが流石に能力も下降線に入っている。

 

5着:キセキ LC体力
前向きさを失っている訳ではなくこれはスピード(瞬発力)負け。直行で有馬なら紐で面白い。

 

6着:ダイワキャグニー L(C)
楽→苦で直線でしっかり投げている。G2以下で得意な条件なら評価する。

 

7着:ジナンボー リズムSL
自分のリズムでは走れていてこの馬なりの好走ではあったと思う。逃げた後とかは関係なく、外をスムーズに追走出来ていたので凡走はしていない。ただG1ではどうしようもないというだけ。乗り方的にリズムを掴めていても相手が強いと完全に自分のリズム・ペースという訳にはいかない。G2以下でリズムを掴めそうな時は人気に関係なく走って来る。

 

8着:カデナ L(S)
この馬的に上がりの限界値で、前の馬が垂れて来るような展開でもなかったのでこれはこんなもの。凡走している訳ではない。この馬もG2以下でタフな馬場のHペース外差しで。

 

9着:スカーレットカラー L(SL)
近走でマイルも使っての延長臨戦でも流れに乗れず不発に終わっているのでこういうしっかりした馬が来るようなレースでは厳しい。ジナンボーのようにそもそもG1では厳しい立ち位置の馬なんだと思う。周りの馬が弱かったりしてLの範疇に入る事がまず条件で、そこでSL的な追い込みを発動する馬。

 

10着:ウインブライト S(CL)
そもそも走れるタイミングではなかっただろうしレース質も適性と真逆。がっつり凡走している訳ではないのでスピード活性も得た次は得意条件なら狙ってみても良い。

 

11着:ブラストワンピース 量L
G1ではこんなもの。今更落胆する必要もない。こんなに情けなくてもダウンで量的な場面になれば走って来ると思うので次のそういう場面では一応評価する。

 

12着:ダノンキングリー L
個体能力はあるので、やはり休み明けというLのタイミングだけでは走れない馬でG1でしっかりしたレース質に入ってしまい投げたという形。タイミングだけでなく精神的にも楽に感じないといけない。