軽めの稍重想定
【個別分析】
①ワールドプレミア ML
強くないし質も良くない。2019の秋3戦は馬ではなく武豊の力が大きい。前走の3着というのがこの馬に似合うライン。福永が欲を出さずソツなくロスなく着を狙うならその筋ではかなりの上手さがあるので3はあっても良い。
②アリストテレス SCM
まず良質でこのメンバーの中だと単純に格は上。前走の凡走については道悪+長距離だったのに加えて折り合いを欠いたのもあるので仕方ない。巻き返しの問題については、CとSどちらが主に出ているかで判断したら良い。個人的にはS寄りイメージなので交互で見れる。ただ馬場が若干渋るのと、折り合いの問題は引き続きあるので馬質とそこの兼ね合い。内枠なので本当は出していきたい所だが折り合いを気にしなければいけないというのは難しい点。
③カレンブーケドール MMCL
Cにも振り切れないしかと言ってLにも振り切れられず、結果的に強いまとまりになっている。安定感とかまとまり感の観点から見れば良い馬だが過度な期待は禁物。馬体が増えているらしいが個人的にCの期待はしていないので寧ろ良いんじゃないかと思う。JC4着の能力はあるので人気が落ちるなら拾っても良いラインだが安定感で3には来るだろうという思考は危ない。若干差しに回った方が跳ねは出ると思うがこの馬でチャレンジ的な位置取りは掛けづらいと思う。
④シロニイ LC
流石に厳しい。先行力とそこそこの体力があるので道悪ならほんの少しだけチャンスもあるかもしれないが。
⑤ディアスティマ MC
質の悪い感じはない。ここ2戦の圧勝については低レベルな条件戦での逃げで、後ろからの圧がほぼなかったというのがあるので額面通りには受け取らない方が良い。ラップについても同じ。ボルトの横で200m走るより小学生相手にオラついて楽に走った方がタイムも出ますからね。ジャコマルの逃げ宣言があったり、この馬を前で残すような事はないように有力馬たちが圧をかけて乗ってくる中でどこまでパフォーマンスを落とさずにキープ出来るか試金石のレースになる。
⑥マカヒキ M
ちょっと不気味ですよね。確かに去年の大阪杯なんかを見ると距離があった方が良さそうだしチャレンジとしては面白い。休み明けだし去年1年全く走っていないようなものなので相対的にエネルギーは残っている方。3連系なら端で押さえておきたいが短い直線で差し込んで来れるほどギアチェンジ出来るかは微妙。
⑦ユーキャンスマイル LS
古馬になって尽くG1で弾かれているのに19新潟記念、20,21阪神大賞典ではしっかり走ってくるというのがこの馬のキャラ。それを分かっていての前走対抗評価だったので格上げのここでは評価をしっかり下げる。
⑧ディバインフォース CL体力
体力があるのは分かるが強さは感じない。自力でやるなら現状は少頭数の方が良いと思う。かなりの消耗戦で全馬がバテバテになるようなレースなら相対的に上位に来れるが。勝ち切れない部分については脚質的に展開待ちになってしまうので仕方ないが、逆に展開が向かないと勝てない=強くないとなる。
⑨ジャコマル SM
いつもやれる事はやっているが足りない。
⑩ゴースト LS
馬質は特別悪い訳でもないが良い所もない。
⑪メイショウテンゲン SL
昨年のダイヤモンドから宝塚までのローテがキツすぎたので秋冬は中期疲労で走らなかったというイメージで見ている。そう考えると前走はやや前向きさがあって状態を上向けた感はある。道悪の体力勝負で差しに回れば可能性はある。
⑫ディープボンド LM
丁寧に見直したが、まとまり感はありつつもL主導のそんなに質の良くない体力タイプで良いと思う。前走の変わり身は若干のSっぽさもあり見事だったがタフさへの適性と他馬の破綻があったのは大きい。今回も少し馬場が渋るので脚質と適性的に無理に切る必要はないと思うが単純な肉体疲労は抱えているので前走よりはパフォーマンスを下げるイメージで良い。馬のタイプ的に連チャンのイメージはない。
⑬ナムラドノヴァン SL
ちょっとした連チャンイメージだが明確に肉体疲労を抱えている。しっかりとしたSを見せているので疲労を乗り越えてくる可能性がゼロとは言わない。体力勝負での差し候補として3連系なら押さえておいても良い。
⑭ウインマリリン SC
牝馬にしてはタフさもあるし良い馬ではある。ただAJCCから日経賞で条件が軽くなった所で綺麗にパフォーマンスを上げているのでやはりがっちり体力タイプとは少し違う。コース形態的に前目からもう1段ギアを上げられるこういうタイプが合うと思うのだがタフさとの兼ね合い。少しでも重くなって体力質になると堪えるかな。
⑮オセアグレイト SM
ヘタレな所があって全く評価して来なかったがここ3走の内容は悪くない。セカンドクラス感が否めず頑張っても掲示板までかなと思うがステイヤーズの内容は特に良かった。前走は軽さ負けだし特に気にしなくて良い。日経賞組から馬場が重くなって浮上するならコレというイメージ。
⑯メロディーレーン
流石に。
しっかり位置を取って長い距離でもしっかり上がりを使えるというのは大きな強み。有馬の凡走については流石に経験値が薄く、古馬陣の大きな圧力に飲み込まれてしまったもので良い経験になったと思う。右回りがダメという事ではない。G2を2つ勝っており格的に足りていない事はなく、馬質にも特に文句はつかない。別路線からで唯一の短縮臨戦だしストレス面も問題なし。枠については川田なのである程度出して行ってアル共の時のように気付いたら好位にいると思うのでそこまで心配はしていない。
【評価】
ウインマリリン(良馬場、前目のインで体力温存したい、重ならキツい)
ディープボンド(重馬場ならある程度安定)
ディアスティマ(脚質と勢い○、未知の魅力あるが圧との兼ね合い)
アリストテレス(良馬場+折り合いつけば)
オセアグレイト(重馬場)
カレンブーケドール(堅実)
印は1頭だけにします。
対抗以下についてはある程度の序列順でざっと列挙しましたが馬場状態での上げ下げが激しいのでいっその事全て無視して◎オーソリティの単複のみで勝負しようと思います。