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2023 中京記念 回顧

【評価】

サブライムアンセム

 

 

1着:セルバーグ

前走の2人気12着は直線で挟まれる不利があって馬が走る気を失くしていたのでそれで許容、そして今回逃げで開放感、という所までセットで読めないとここに焦点を絞るのは難しい。前走の行きっぷりの悪さもかなり印象が悪かった。

これが好位から王道の競馬での激走ならしっかり考察するべきかもしれないが、逃げられなかった逃げ馬のウルトラC的な激走なので事故として処理しておいて良いかなと思う。

 

 

2着:ディヴィーナ

セカンドクラスの精神力系らしい、能力・馬質通りの差し込み。

体力が膨大な訳でもなく、スピード能力に秀でている訳でもなく、こういうレベルの高過ぎないちょっとした混戦で安定してしぶとさを発揮出来るタイプ。

ある程度重さや摩擦があった方が良いので開幕週や少頭数では多少割り引く。

 

 

3着:ルージュスティリア

スピードと体力どちらも保有しているがどっちにも振り切れない中途半端なバランス。

それでいて前向きさやパワーという駆動系が物足りないのでこういうダラっとした雪崩れ込みの競馬になってしまう。

基本的に上位人気の時に軽く押さえておくくらいの扱いが無難。条件としては少頭数や外枠等、精神力や厳しさを要求されない緩い場がベター。

 

 

4着:ウイングレイテスト

精神構造ががっしりしているので競馬の形が変わったり、相手強化・弱化どちらの場面でも大きく崩れることはない。

パワーで押し切る形がベターなので今回のような差しの形だとこの辺りが限界だが、楽に先行出来るメンバー構成のレースに出てくればいつでも好走可能。

 

 

5着:サブライムアンセム

スタートを決めて、緩い格下げ戦である程度位置を取る形で11人気5着。

精神力を求められないセカンドクラスのレース向きのフィジカル主体の構成なので、条件、タイミング、乗り方含めほぼ問題なかったが単純に能力が足りなかったという内容。

牝馬限定ならどうにかなるという印象でもないし、この感じだと少頭数の方が良さそう。

 

 

6着:アナゴサン

やはり体力面の物足りなさを感じる挙動。

馬体を戻して来れなかったのも痛いが、元々体力<スピードという軽い質の先行馬で精神力も使いたいタイプ。大幅に馬体を増やして肉弾戦で、という個体イメージでもない。

現状はOPまでの高速前残り馬場向き。1400以下の路線ならまだ活路があるかも、という程度。

 

 

7着:ヴァリアメンテ

長休明けの再内枠である程度摩擦がある中でも投げ出さなかったのは評価したいがそれにしてもズブい

道悪等かなり上がりの掛かる消耗戦で浮上する体力系。

 

 

8着:メイショウシンタケ

強い前向きさからの連チャン質を持っている馬ならもう少し頑張れても良い局面。

1400適性の強いズレた個体で、交互質も明確にあるので今回は馬質通り壁に当たってしまった形。

マイルなら少頭数や道悪で、1400ならタイミング次第で。

 

 

9着:シュリ

基本的に強くないので展開利を受けられないとこのくらい。

同型不在で単騎でスローペースで運べるレースで。

 

 

10着:ミッキーブリランテ 

合っている質のレースに出て来たので多少期待したが、位置を取り切れず良い所なく凡走。

延長+内枠+少頭数等、前向きさの不足を補う要素が欲しい。

 

 

11着:カイザーミノル

延長で位置を取る形は良かったがそのまま飲み込むには体力不足。

スピード、体力共に中途半端なので重賞だと良くて掲示板前後、OPならなんとかまだ、というイメージで見るのが無難。

1400だとスピードと前向きさが足りないので、1400重賞凡走後の格下げ+延長等のオプションで。

 

 

12着:ダノンスコーピオ

スタートで外の馬にぶつけられる不利あり。酌量の余地はあるが、それでも掲示板前後にはまとめて「不利さえなければ」というくらいのパフォーマンスは欲しいタイミングだった。

走る気を失くしている可能性も十分あり得るのでしばらくは手を出しづらい。

体力質の雪崩れ込み系で、精神力依存のタイプではないので本来は巻き返し能力もあるが、早熟+優等生っぽい管理をされているのがどう響くか。

 

 

13着:アドマイヤビルゴ 

21日経新春杯で裏切られてから全く信用していない。

体力、精神力、重さ方面の強さは一切なく、軽さとスピードを活かしてOPでどうにかやっているという程度。所謂量系なのでOPに戻れば巻き返せる範疇に入る。

 

 

14着:ホウオウアマゾン

この番手からでもある程度走れるタイミングだったのでここまでの凡走となると海外帰りで状態面の不足を疑ってしまう。

リズムを崩してしまったのでこの後条件が変わっても少し手を出しづらい。

 

 

15着:ベジャール

芝での決定的なスピード不足をダート替わりで補ってしっかり勝ち切ってからの芝戻りは字面以上に厳しい。

そのままダートで使っていればOPでそれなりに好走出来ていたかもしれないので勿体ない。

前向きさは足りない体力系なのでダートでも雪崩れ込みで2〜3着を拾うイメージ。

 

 

16着:ワールドウインズ

とにかく重いので芝なら少頭数か道悪は欲しい。

 

 

サブライムアンセムからの馬連総流しと穴馬のワイドBOX。

人気馬がどれもある程度走れるタイミングと見ていたのでここまでの穴狙いは無理筋でした。

馬質評価でディヴィーナの複勝にドンと張れるくらいの力強さがないとダメ。

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