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七夕賞;予想

2019.7.7 七夕賞
福島芝2000 16頭
逃げ先行馬が多い。馬場は少し重いくらいの想定。

 

【予想】
◎❶エンジニア
◯⓰クリノヤマトノオー
▲⓯クレッシェンドラヴ
△⓬ミッキースワロー
×❸ロシュフォール
×❼カフェブリッツ
×❺ストロングタイタン
【短評】
外枠の2頭はどちらも枠が痛恨ですね。乗り方次第な所が出てきてしまってリスクも増えたので馬券的にはあまり強くは評価出来ませんでした。馬単体としてはクリノヤマトノオーはかなり評価してます。エンジニアは来ない可能性もあると思いますが期待値的に本命という感じです。なので馬券としては上位4頭の馬連BOXかなと思っています。ロシュフォールはリズムは良いですがやっぱり軽い?と思って評価を下げていますがちょっと掴みづらい感じもしています。

 

 

【個別分析】
❶エンジニア(Sea The Stars×Oratorio) SC 松風馬事センター
重くて精神力のあるタイプ。前走は休み明けで高速の東京1800の外枠という事で全く合わない条件。それでも出遅れからある程度上がりを使って前向きさも見せていた。良い凡走。鮮度を持った状態で重賞挑戦となった新潟記念はブラストワンピースの量勝負に潰されてしまったがそれでも4着で頑張っているし、ここで適条件での格上げはかなり良い臨戦。前走出遅れているため軽い延長で中団前目の位置を取りたい。プラス要素がかなり多い。

 

ロシュフォール(キングカメハメハ×フレンチデピュティ) SL(C) ノーザンF天栄
ここまでほとんど軽い所でしか走ってきていないが本質的には血統的にSっぽい部分も持っていそうな感じはする。前走の馬群を抜けての追い比べでは精神力も見せたし、馬柱上の印象よりはしっかりした馬だと思う。個人的にはあくまで軽い所に適性があるけれどやや高いレベルでまとまっているため今回の重めの質のレースでも血統的下地を活かして掲示板にまとめて来るというイメージで見ておく。前走がっつり追い込んでいるが1人気3着で致命的なストレス疲労は抱えておらず、今回は時計の掛かる重めのレース質という事で鮮度もある。ただそれでもブチ抜いて来るイメージは湧かない。3〜5着で。停滞したメンバーの中でリズムと鮮度を持っているので切りづらいですね。

 

❹ソールインパクト(ディープインパクト×Exchange Rate) M 在厩
完全にまとまっているタイプで前走激走した後の短縮内枠で基本的にはキツい局面。それでも久々の2000mというカテゴリー鮮度と前掛かりの展開でレースの破綻があればもう一丁3着なら可能性は一応あるかなと。

 

❺ストロングタイタン(Regal Ransom×Tiznow) L体力 ノーザンFしがらき
L主導で体力で押すタイプの馬。自身が走れるタイミングで体力を求められる展開になれば走ってこれるようなイメージ。今回は休み明けという事で自身は走れるタイミングで、展開的にも先行馬を行かせてその後ろくらいにつけられれば展開的にも向きそう。パンチ力に欠けるが別に悪くもないかなという印象。内枠はそんなに良くないけれどそれで消すほどでもないかなという感じ。

 

マルターズアポジー(ゴスホークケン×Old Trieste) オークリーフ
中山記念はそこまで悪くないかなと思っている。完全な苦→楽の臨戦でダメだったのでもうキツいという見方ももちろんあると思うが、先着を許した相手は皆そこそこ強いメンバーだしこの馬自身もそこまで垂れてはいない。前走のダービー卿はオーバーペースという事でギリギリ酌量の余地はある。今回休み明けの逃げ馬でこれでダメなら本当にダメなのだろうが、まあそれでももう既に終わっちゃっているかなとも思う。

 

❼カフェブリッツ(マンハッタンカフェ×Stravinsky) SL LS ノーザンFしがらき
ダート→芝だった阪神1800のレースの内容は悪くない。その後ずっと長距離路線を使われていたがパッとせず今回久しぶりの中距離。今回は間隔を空けてのダウン臨戦でこの馬には合いそう。そこに鮮度を持った状態で適距離戻りというのもあるのでこれは穴で少し面白いかなと思う。

 

❽タニノフランケル(Frankel×Tanino Gimlet) LS 在厩
昨秋〜冬の流れはそこそこ強かったと思うが前走の鳴尾記念が少しがっかり。休み明け馬体減で出てきており、それまでの疲労が抜けていなかった感じはする。しかも逃げられなかったので苦であったとは思う。それでもアッサリし過ぎててやっぱり強さを感じない。今回馬体を戻して出て来て逃げられればという考えも出来るが、このリズムで来ていて強さを感じない馬には手を出しづらい。そもそも逃げられないとも思うし。これは要らないかな。

 

❾ロードヴァンドール(ダイワメジャー×Storm Cat) LS 情報なし
これも2018年冬の一連の流れは強かったがここ最近はリズムが悪い。マイペースに逃げられれば体力の優位性で押し切れるというタイプなのだろうが今回はそういうレースにはならないと思うのでキツいかな。中距離でマルターズアポジーがいるようなせせこましい質のレースだと合わないと思う。

 

➓ベルキャニオン(ディープインパクト×フレンチデピュティ) LS 阿見TC(前走がしがらき)
軽い。この後のダウンの方が良い。

 

⓫ゴールドサーベラス(スクリーンヒーロー×Diesis) 高橋TC
前走短縮で激走した後の再延長。これは要らないでしょう。前走が買うタイミング。

 

⓬ミッキースワロー(トーセンホマレボシ×ジャングルポケット) SC 在厩
凡走後でストレス疲労が無い状態で、この馬自身の強さは確実にあるのでこのメンバー相手なら人気も落ちたしこれは基本的には押さえておいた方が良いかなと思ってます。ちょっと前目に付けてくれたらもっと良いんだけどな。

 

⓭ウインテンダネス(カンパニー×マジックマイルズ) C(S) 在厩
昨年の目黒記念は強かったが最近は躍動感が無い。休み明けを叩いた2戦目で短縮で久しぶりの2000mという事だがこのタイミングの外枠でいきなり巻き返して来るイメージが湧かない。

 

⓮ブラックスピネル(タニノギムレット×アグネスデジタル) LC ノーザンFしがらき
逃げるようになって戦績が安定してきた。小倉大賞典とかは反動ある中で苦のレースだったがよくまとめてきている。ただ今回は流石にキツい。前走の鳴尾記念を逃げて5人気2着と激走してきての臨戦で、マルターズアポジーがいて多分逃げられない。これは普通にキツくて普通に切りでいいと思う。

 

⓯クレッシェンドラヴ(ステイゴールド×Sadler’s Wells) CS テンコーTC
パッとしないメンバー構成で、リズムをつけて上がってきた馬で鮮度と異端性を持っている。かなり良いCとSを持っていてゴール前で馬体を併せた時の走りは魅力的。前走も出遅れからの大まくりで流石にラストは垂れてしまったがここに向けては良い負け方で、ここまでの4戦全ての内容が良い。C系という事で外枠は痛恨だがそれでもこのメンバー相手ならこの馬の良さから枠の分のマイナスを引いてもお釣りがある。乗り方次第では1着まで全然ある。上手く馬群に取り込んでゴール前も怯まずに果敢に攻めてほしい。

 

⓰クリノヤマトノオー(ジャングルポケット×アグネスタキオン) SC 宇治田原優駿S
かなり良い馬だが最近は枠に恵まれておらず位置を取れず追い込み届かずという競馬が続いている。前走はラストで少し垂れたような印象だがこれは追い込み続きの中で400mの延長で流石にキツかったと見ている。前走の最後の垂れ方を見て逆にある程度ここまでの疲労を吐き出せたのかなと感じている。逆瀬川Sの凡走もまさにそんな感じでS系っぽく一回しっかり吐き出すタイプなのかなと。完全に馬群を割れるC質もあるため内〜中枠に入って位置を多少取れればかなり面白かったが大外枠は辛い。ただそれでもリフレッシュされた状態でまだ位置さえある程度取れれば馬のタイプ的には期待できると思う。まさに逆瀬川S凡走後のサンタSへの臨戦のイメージで評価している。ジャンポケ産駒で上がり勝負になると速い馬に劣るかもしれないが時計さえ掛かれば普通に強いです。適性、タイミング共にベスト。

ラジオNIKKEI賞;回顧

2019.6.30 ラジオNIKKEI賞
福島芝1800 16頭 不良馬場
35.9–(1.01.0)–36.5 ミドルペース
不良馬場でかなり時計が掛かっておりタフな競馬に。

 

1着;ブレイキングドーン M体力
後方から外外を徐々に上がっていって最後まで体力で圧倒した感じ。弥生賞で好走していたように道悪適性もあるのだろうが、どちらかと言うとこの馬が道悪を苦にしないだけで、他馬が道悪を苦にした時に相対的に体力の優位性で走ってこれるようなイメージ。理由は道悪でグイグイというSっぽさが感じられず、漫然としたLっぽい雰囲気で出てきている所。近走使われ続けてやや停滞気味だったが、ここで1着に来れたのは実際道悪のおかげもあったと思う。ただあくまで他馬が苦にしたことによる展開破綻の恩恵という意味で捉えておく。この後休んだ後はまとまり系の人気落ちや体力を要求されるレースでは評価していきたい。揉まれない競馬が良くて外枠ベター。

 

2着;マイネルサーパス SC CS
C系なのかSCなのかどちらかの判断が難しくて、そこがやや重要だと思うが個人的にはSCで見ておく。C系だとするとMラジでも話されていた通りここ2走からの巻き返し面で難しい所があるが、SCなら自己条件戻りで2走限りの凡走なら巻き返してもギリギリ不思議ではないかなと。もちろんC系でも道悪で巻き返したという見方も出来るとは思う。ゴール前の走りは単走でもグイグイ感があった。良い精神力を持っているのは確かで良い馬。

 

3着;ゴータイミング SM
重賞で2つ弾かれていたがやはり新馬戦のパフォーマンス的に弱い訳ではないという事だろう。今回道悪で恵まれたというよりは逆に東スポ杯が何らかの理由があって凡走したと見た方が良さそう。適性は重い方にあって、前走は上がり勝負にも「対応できた、対応した」と見る。ちょっと異端側のディープ産駒として注意して見ていきたい。

 

4着;ダディーズマインド S(C)
タフな馬場で恵まれたような逃げではない中でよく頑張った。ポテンシャルはやはり高い。今回逃げて頑張ったのでこの後は期待値は下がる。

 

5着;アドマイヤスコール SL LS
2400からの一気の短縮で差しに回って13人気5着。ずっと最内をロスなく回ってきて最後は前向きさを見せて差してきた。ここで走ってくるあたりはSっぽい。母父カーリアンで道悪が向いたのもあるかもしれない。自力はそんなに高い感じはしない。

 

6着;ヒルダカール CS
直線で出てこよう出てこようと頑張ってはいたが、コーナーから手応えがあまり良くなくて体力的にキツかった感じ。それでも最後まで投げずに走ってきている。良いC系。いつか穴で来る。

 

7着;ブレイブメジャー SM
ワンパンチ足りないですね。可もなく不可もなくという感じの凡走。ダウンとかショックとかオプションがないとキツい感じ。距離はマイルとか1400の方が良さそう。

 

8着;ポルーニン LS
母父ディープで軽い所の方が合いそう。激走後のここで崩れずまとめて来たのはある程度評価出来るがそこまで強くない通常ディープというイメージで見ておく。広くて直線が長くて軽い所のマイルで。

 

9着;ヒシイグアス
Vライン。スタートも悪くなく馬自身には前向きさがあったのだが道中ズルズルと下げていき直線は最後方から大外ぶん回し。直線でもデムーロが全く追っておらず、このレースは完全度外視で。デムーロのレース後のコメントでは馬場が合わなかったとの事。次走前に行って注目。

 

10着;サヴォワールエメ SL LS
出遅れで後方からに。これは苦。次走楽でどこまで来れるか。

 

11着;ディキシーナイト
2番手からの競馬だったが手応えが悪く道悪でキツかった感じ。ポテ証明は十分なので今後も注目。

 

12着;インテンスライト SM SL
血統的に道悪は悪くないと思うのでちょっと残念。プリンシパルの内容が悪くないのでここで弱いとするのは早計かな。もう少し見てみたい。

 

13着;レッドアネモス SL
今回のレースに限っては格上げでどうこうという負けではなく、道悪と位置取りで苦だったという評価で良いだろう。この後のダウンで楽で。

 

14着;ウインゼノビア SL(C)
不振っぽい感じになっちゃいましたね。良い馬なのでしっかり休ませて今後。

 

15着;ランスオブプラーナ LS
逃げられなかったらこのくらい。苦の状況でどうこう出来るタイプではない。次走楽逃げなら買えるが強くはないので注意。

 

16着;ギルマ CM
Cっぽい可能性に賭けて評価してみたが道悪なので一旦度外視でもう1〜2回は見てみたい。この着順の推移で初の重賞挑戦とは言えいきなり16着は違和感がある。

 

ラジオNIKKEI賞;予想

2019.6.30 ラジオNIKKEI賞
福島芝1800 16頭
逃げ馬が多く前掛かりになる想定。馬場は稍重でタフな激戦で差してこれる馬を狙いたい。

 

【予想】
◎❷マイネルサーパス
◯⓫ヒルダカール
▲❺ディキシーナイト
△⓬ウインゼノビア
☆❶ギルマ
これに加えて
×⓮ブレイキングドーン
×❸ダディーズマインド
×❾ヒシイグアス

×⓭ゴータイミング
×❼インテンスライト

【短評】
基本的には1番上に書いた通り前がキツい展開での激戦でSCっぽい感じでズゴンと差してこれるタイプを本命、対抗に置きました。
×印を付けた4頭ですが明確に切るのも難しかったです。本当に混戦になりそうなので本命・対抗の馬からは手広く行きたいという感じです。

 

【個別分析】
❶ギルマ(ハービンジャー×サンデーサイレンス) CM
これ面白い馬ですね。ポテンシャルはまだ分からないですが未知の魅力は感じます。3走前小倉の稍重のかなり時計の掛かるレースで馬体をがっつり減らしながら外から体力で1着。そして2走前は短縮でかなり時計が早くなっているのにしっかり前受けして3着にまとめられている。そして前走はバウンド延長でスローになった中で後方から差して1着。ゴール前は左右に馬がいる中で粘っていた。どこかで崩れても良いと思うが多様な競馬で全てまとめている。がっつり本質を見せたようなパフォーマンスがここまで感じられず、まだ底を見せていないような感覚がある。全てのレースを精神力でまとめて来ているようなイメージで、個人的にひとまずC主導で見ている。そう考えると前走馬体を増やして勝った後の格上げで初重賞。展開的にも内で逃げ馬達の後ろにつけられたら悪くない。最内枠も問題なく、鮮度も込みでちょっと先物買いのようなイメージでこれは評価してみたい。

 

マイネルサーパス(アイルハヴアナザー×タマモクロス) SC
元々きんもくせい特別で福島1800でダノンチェイサーに勝っている。休みを取ってプリンシパル、ダービーと使っての3戦目。前走は11着と凡走しているが、これは弱くて負けた感じではなく直線入り口からもう既に疲れているような負け方。単純に広い東京の2000とか2400というタイプではなく1600〜1800くらいがベストだろう。今回は前走捲って4角5番手からの短縮ショッカーで内枠。ほぼ完璧な臨戦。リズム面だけが気になるが、単純に距離が合わなかった感じの凡走なのでこの馬自身の前向きさとか精神面のリズムは特に問題ないと見ている。展開も前掛かりになりそうなので差し馬でこれを評価したい。

 

❸ダディーズマインド(トーセンホマレボシ×フレンチデピュティ) S(C)
福島、中山でのパフォーマンスが高くSっぽい感じ。前走の皐月賞は少頭数を逃げ切った後で番手に回り基本的には苦しい場面だったと思うがよく踏ん張った。というか直線での前向きさはなかなかのモノだった。前走はポテンシャル的に足りていなかっただけでこの馬単体で見たらかなり良いパフォーマンスを見せている。今回はダウンで自分のポテンシャルでも通用するくらいのメンバー構成。逃げられなかった逃げ馬を持っておりもし逃げる事が出来れば結構期待できると思うが、他にも逃げ馬が多くいるのでそこが引っ掛かる。ただ逃げ馬達の中では1番内目の枠になったので1コーナーまでの距離が短いコース特性的にも狙ってみても面白いかもしれない。

 

❹ポルーニン(フレンチデピュティ×ディープインパクト) SL LS
ゴール前にグイッと差してきてという競馬で2連勝中。母父にディープが入っているがあんまり軽い感じはしない。そのちょっと重い感じ的に初重賞の鮮度一発でスコーンというイメージは湧きにくい。個人的にはSもそんなに強い感じがしないので、坂コースよりは平坦コースの稍重とかが合いそうなのかなと。今回舞台が福島1800に替わるという事で東京マイルでのここ2戦とは逆質になる。現状は未知の部分もあるので福島だからダメという訳では無いが、追い込みで4人気1着、5人気1着でどちらも僅差という事を考えるとここは破綻するタイミングと踏んだ方が良いかなと思う。もしここで来たら連チャンかなという感じ。 

 

❺ディキシーナイト(ダイワメジャー×ホワイトマズル) SM(C)
地味だけど普通に強い。スプリングSは人気落ちはあったがそれでもタフな展開を前でがっつり走っており、弱い馬なら来れないようなレースだったと思う。3ヶ月半の休み明けで今回は福島1800。ダイワメジャー的に間隔が空いているのは良いしレース質も合いそう。ただここで人気を背負うので本質を問われると思う。単純にこのメンバーだと強いので押さえは必要かな。

 

❻ブレイブメジャー(ダイワメジャー×サクラバクシンオー) SM
弱くは無いんだけどワンパンチ足りない感じ。新馬のパフォーマンスが1番よく見えるが相手が全然強くないし、今回頭数倍増となるとまあ普通に考えたら苦を感じる局面。

 

❼インテンスライト(エイシンフラッシュ×French Deputy) SM
2走前に短縮で中山マイルで圧勝。前走は東京2000への延長で控えてしまい逆位置取りになったが直線はかなりしぶとく追い込んできて0.3差の4着。ここでまとめたのは評価出来て、今回短縮で福島替わり。本質はS寄りかなと思っているので悪くない臨戦。強くも評価出来ないが消すことも出来ない。取捨の判断が難しい。

 

サヴォワールエメ(ダイワメジャー×Pivotal)
2走前に休み明けの大幅ダウンで初の逃げで勝っているが、どスローの楽なレースで0.1差。Lである程度強いならここは突き放して欲しい場面だったかな。前走がっつり馬体を減らしてしまっていたが逃げて5着なのでやはりそんなに強くない。今回逃げられなかった瞬間にアウトだし、仮に逃げられてもポテンシャルと前掛かりの展開的にキツイ。 

 

❾ヒシイグアス(ハーツクライ×Bernstein) SC
前走のスプリングSは少頭数どスローの逃げの後で変に人気もしていたので余裕で切っていたが、逃げられず番手からで0.2差の5着に粘ったのはかなり評価出来る。馬体を16キロも減らしており、ペースアップのあの苦しい臨戦で粘ったのは凄い。結構良い馬。今回休み明けで馬体を戻して来れば基本的には走れるタイミング。デムーロへの乗り替わりだと逃げない可能性もあるが、仮に逃げられなくても前走のパフォーマンス的にC質も示しているのでそこまで問題無いと思う。走れるタイミングの強い馬なので人気だが基本的には押さえておくのが無難かなと思うが、1番人気で前が激戦になる想定なら思い切って切ってもいいかなと思ってきた。

 

➓レッドアネモス(ヴィクトワールピサ×サクラバクシンオー) SL(C)
前走は逃げた後に控える形になってよく内から差してきた。阪神JFもかなりの苦条件の中で完全に投げる訳ではなく間を抜けてこようとはしていた。弱いL系ならその後のダウンで走っても良いのだがここでスコンと反応しないのとまたしても内を差してきたのがCっぽい。全然強くないと思っていたがもしかしたらCっぽいのか?と思ってきている。だとしてもやはり格上げで弾かれている事実はあるので手は出しづらい。

 

ヒルダカール(ヴィクトワールピサ×メジロマックイーン) SC CS
かなり良い馬です。デビュー3戦目のホープフルSでいきなりのG1でもかなり良いパフォーマンスを見せていて、がっつりのメンバーと直線併せても全く怯まず立ち向かっていた。前走本来得意とはしない側の高速上がり勝負の中で一旦前が詰まって減速しているのに最後もう一度ギアを入れてもうひと伸びしている。これは良い挙動で、本来は馬群を全く苦にしないC質のしっかりあるタイプなので今回格上げで激戦に入っていけばかなり期待できる。斤量減に丸山への乗り替わりも悪くない。これは買わずにはいられないという感じですね。

 

⓬ウインゼノビア(スクリーンヒーロー×フレンチデピュティ) SL(C)
本来はしぶといタイプの先行馬で前走は後方からで苦だったが頑張る姿は見せている。元々アルテミスS4着の内容も良いしポテ証明は十分なのに今回最低人気。前走2.5差は負け過ぎでリズム的によくないのかもしれないがこれは期待値的に買っておきたい。札幌の道悪実績もあって母父フレンチで道悪も問題ないでしょう。

 

⓭ゴータイミング(ディープインパクト×Refuse To Bend) SM(C)
ディープ産駒だがちょっと精神力もあるのかなという印象。シンザン記念は弾かれてはいるが全くダメという感じの凡走ではなく前向きさは見せていた。悪い馬では無いのだが前走休み明けで馬体をがっつり減らしての1着というのも込みで評価しづらい。前向きさと精神力があるので前走から集中状態でしたみたいなのも考えられなくはない。前走速い上がりを出しているが通常のディープ産駒っぽい走りには見えなくて、どちらかと言うと新馬の時のような重い質のSを問われるようなレースが本質なのかなと思う。そういう意味でも向いているベクトルが今回悪くないのでこれも取捨が難しい。

 

⓮ブレイキングドーン(ヴィクトワールピサ×ホワイトマズル) M体力
G1ではキツい感じのまとまり系でダウン人気落ちのここは面白い。体力はあるので弥生賞の実績も示しているが道悪も問題ない。皐月や京都新聞杯は後方から追い込んで爆発力でドカンというタイプではないので凡走も別に気にしなくていいと思う。短縮だがある程度出していって中団くらいから体力を活かして飲み込むような競馬が出来れば面白いと思う。人気がないので期待値は結構あると思います。

 

⓯ランスオブプラーナ(ケープブランコ×マンハッタンカフェ) SL
思ったより弱くはないなという印象。前走の皐月は少頭数楽逃げ後の格上げで普通に無理な局面だったのでそこまで気にしなくていいと思う。毎日杯で逃げてある程度しぶとい姿も見せているので悪くはない。今回逃げられずに揉まれたりすると危ないとは思うが人気薄なら期待値はある。

 

⓰アドマイヤスコール(ディープブリランテ×Caerleon) SL
そもそも強くないと思いますが。ディープブリランテでSでとなれば面白いのだが母父の方からLっぽさが入っていて中途半端な感じになっているような印象。2400から一気の短縮で突き抜けるようなタイプでは無い。