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強い馬について

有馬記念前の見解

・モズカッチャン(ハービンジャー×キンカメ)CS SC

札幌記念4人気3着は休み明けというのもあってかレース中最後方で全く集中しておらず走る気も感じられなかったのだが、馬群に突っ込んでいってから完全に火がついて直線ラスト200mぐらいから鬼脚を見せた。デムーロは先週のアドマイヤマーズでグランアレグリアに馬体を合わせに行ったのもそうだがこういうのを分かってやっている。3着ではあるものの集中状態に入った時の爆発力の可能性を感じるレースだった。そして前走のエリ女が1人気3着。これは休み明けなのと1人気らしいレース過ぎた感じと札幌記念の時より鈍い感じはした。直線早めに抜け出していって他馬の目標にされながらも近くにいた馬たちには抜かさせなかったのはまあ流石だと見えた。状態は悪くは無い。去年勝っているクロコスミアを差せなかったのはクロコスミアがプレッシャーの無いSペースの単騎逃げの楽さと久しぶりの逃げるショックの解放度が凄かったのが理由だと考える。リスグラの事は一旦置いておく。今回は叩き良化型というのもあるしストレスもそんなに無いので札幌記念の時に見せた火がついた時の爆発力に期待。

 

 

(強い馬について)

まず前提条件として僕はこの馬の札幌記念のゴール前を見て確かなポテンシャルを感じ強い馬だと判断しています。そして逆からの目線でこの「強い馬」というのを考えると、キツい臨戦で好走したり、楽→苦等のキツい条件を跳ね返して好走したりした馬に対して「強い」と普段は評価を与えています。

そこでここからが本題ですがそもそも強い馬だったらキツい条件を跳ね返せると考えてみます。苦→楽で全てが好走するのではなく、強い馬なら楽→苦でも別に走れるよという考え方です。この馬は今回は京都22からの延長臨戦になるので差し・追い込みに回るのはいわゆる逆位置取りになります。ただ前走のエリ女はSペースで今回は牡馬混合G1にもなり前走よりはペースも上がりタフな競馬になると見ています。なので自然な形で後ろに弓を引っ張って差し、もしくは追い込みに回り直線で馬群に突っ込んでいき、一気にこの馬のC質とS質を爆発させたら消耗戦で他の皆がキツいところを突き抜けられるのでは無いかと。もちろんそんな激しいレースになれば反動はもちろん馬自身へのダメージもあるというのは分かった上での考えです。

鞍上次第だしこういう展開になるかどうかすら分かりませんが、単純にモズカッチャンという強い馬が今回1番ベストのパフォーマンスを見せて突き抜けるにはどうするのが良いのかという目線で考えてみました。

あと2017年のマイルCSペルシアンナイトもそうですがこういう爆発力のあるC系・S系の馬にデムーロは本当に似合いますね。馬の持っている大量の火薬にちゃんと火を点けて爆発させてあげられるジョッキーだと思います。

朝日杯FS;回顧

12月16日(日)朝日杯FS 芝1600 15頭

35.3ー34.4 Sペース 1分33秒9

ややSペースで内前決着。

後方からの差し馬たちは今回は届くわけがないので次走以降見直す。


1着;❻アドマイヤマーズ S(C) 2人気1着 ③③ー①(33.9)

休み明けの前走で小頭数戦を楽に勝ってからの格上げ頭数アップ、しかも初の多頭数で確実に苦を感じると思って全く評価していなかった。前走明らかにダイワメジャー的条件(休み明け、小頭数、揉まれない)での好走だと思っていたがもう1回その前走を見返すとメイショウショウブと馬体を合わせて1歩も引かなかったのとラスト手前を替えてさらに突き放しているところに強さと奥行きを感じた。精神力もありそう。

今回は確かに先行してほとんど揉まれていないというのはある。ただ直線入り口でグランアレグリアに寄せていって突き飛ばしているように精神力のあるS系という感じ。闘争心と精神力。まだがっつり揉まれ込んだ経験が無いのとがっつりHペースの消耗戦の経験が無いがこの馬は想像の上を行っているような感じがする。強い。新馬戦以外は毎回着差以上に余裕というか奥行きを感じさせるレースをしてきており消耗度も普通の4連勝よりは少ない感じ。参りました。


2着;❶クリノガウディー S(C) 9人気2着 ④④ー②(34.0)

新馬が結構強く、前走はその反動ある中でのものでこれはかなり評価できる。そうなると単なる穴馬ではなく実力馬だった。ただ今回は10月からの3戦目で自分としては前走もそこそこ走っていると思っているのでストレス・疲労抱えてのレースだった。それを考慮するとかなり強い。摩擦とか馬群にも強さを感じる。短縮の優位性を感じる走りだった。短縮適性〇で延長は悪くはなさそうだけどっていうぐらい。この後は流石に危ないのでしっかり休ませて春以降もしっかり評価していく。


3着;❷グランアレグリア LS 1人気3着 ②②ー③(34.6)

精神力はあんまりない。初めての揉まれたレースでしかも牡馬相手だったのもキツかったのか。伸びやかさの無さは坂なのかなあ。とりあえず平坦の広いコース替わりで苦→楽になるのでそこで見極める。新馬で悪くない条件だったダノンファンタジーを千切っているのは事実。ただこれは完成度なのかも。(追記)→内に何度も刺さっていたとの話あり。右回り苦手説。


4着;⓮ファンタジスト LM 3人気4着  ⑥⑥ー④(33.9)

1200から距離を伸ばしてきて前走が重賞ではあるが1400の小頭数戦で着差無しの1着だったことから楽→苦と見て全く評価していなかった。これもびっくりした。今回14からの更なる延長でさらに位置取りを下げての4着で着差こそあるがかなり立派。今回のレースからは強さというより許容量を感じた。昨日のターコイズSのリナーテには感じなかった許容量。まとまっている分なのかもしれない。


5着;❽ディープダイバー SM 11人気5着 ④④ー⑤(34.5)

かなりまとまってる。能力はそこそこあるんだろうけど突き抜ける感じが薄い。現状の戦績でも道悪の1400で先行して押し切る形のみ。道悪ではしっかり評価したい。


7着;❸アスターペガサス S 8人気7着 ⑥⑥ー⑦(34.8)

延長で体力切れ。前走は3人気5着だがそこそこ走っていたため今回G1に延長で挑むのはストックが足りなかった。直線脚が上がり気味だったが前向きさはあったのでそこは良かった。坂は合わなさそう。函館2歳の内容からかなり強い良い馬。


9着;❾イッツクール S(L) 12人気9着 ①①ー⑨(36.1)

前走ダートを叩いて芝へのショックと逃げられなかった逃げ馬使ってある程度開放感ある中での逃げでこの結果はシンプルに弱い。ショックにはしっかり反応するS系。下のクラスではショック効けば買っても良い。


10着;❺マイネルサーパス CS 5人気10着 ⑫⑬ー⑩(34.1)

前走までを確認したが確かにスケール感がある強くて面白い馬。今回はSペースで後方でなぜか普通に折り合っていた。先行実績もある馬だし短縮だけどSペースで前走よりペースダウンなら前に行けば面白かったのに。まずあの位置からは普通に差せないし。直線そこそこのグイグイ感あったのは良かった。今回は位置取り等で酌量の余地あり。Hペースの混戦内枠で。


13着;⓫ケイデンスコール LS(C) 4人気13着 ⑫⑩ー⑬(34.6)

タフなコースと馬場がキツかった。休み明けで馬体も軽く増やして出てきてこの結果はレース質が合わなかったと考えていいと思う。阪神外回りマイルということで先週の阪神JFのイメージで上がりが出せる差し馬のイメージでこの馬を評価してみたが合わなかったみたい。あと今日の内前決着ではあの位置からではまず差せない。今回は酌量の余地あり。直線ほぼカメラに映ってなかったな。道中ずっと手を動かしていたのは気になる。反応悪かったのか?

 

 

馬券は買いませんでしたが面白いレースでした。グランアレグリア普通に走ると思っていたので少し拍子抜けしましたがこれが競馬の面白さかなとも感じました。

ほぼ全員が「強い!」と思っている馬でもこうやって何らかの原因でコロッとコケる。

そしてそれとは逆にほぼ来ないと思っていたアドマイヤマーズが来て、実は想像の上を行っているんじゃないか?この馬の強さはどの辺りに置けるんだろうか?。こういう事を考えられるのが面白いと感じています。

ターコイズS;回顧

12月15日(土)中山11R ターコイズS(G3) 芝1600 16頭

34.2ー35.7 Hペース 1分32秒7

ハーレムラインが良いスタートを切ったがカワキタエンカが押して出て行って逃げる形に。締まったペースに。

内有利で外を走ったディープ軍団が揃って凡走。このディープ軍団は次走以降注目。特にフローレスマジック


1着;❸ミスパンテール LLSS(仮) 5人気1着 ⑦⑦⑤ー①(35.0)

道中ずっとインの好位で折り合っていた。追走に余計な動きがなくしっかり脚を矯められたのがゴール前の差になって勝ちに繋がった。。ペース上がる中でずっと自分のペースを崩さず動き出しも焦らず。ルメールかと思った。この馬はここまでの秋2戦は確かに物足りなかったが巻き返し能力が結構あるため実際いつ走るか分からない感じ。去年の4連勝はショックを上手く使いながらのものであってSでの連チャンでは無さそう。Sだとするとリズムが全く無い所から勝てるのが違和感がある。この後反動というよりはショックが掛かれば普通に走ると思っておいた方が良さそう。LとSが独立していてしかもそれぞれが結構強い感じ。(仮)でLLSSとしておきます。


2着;❼リバティハイツ C(S) 10人気2着 ③⑤③ー②(35.4) 

まさにHペースの前傾レースになった。勝ち馬との差は動き出しの差。今回好走したがまだ決してCがかなり強い馬という感じもしない。C質はあるが。展開がこういう方が合っているのは確か。まだ信用し過ぎないように。


3着;❻デンコウアンジュ SL(C) 13人気3着 ⑬⑮⑮ー③(34.3)

まずは素晴らしい騎乗。前走の走りっぷりからやはりかなり活力あって充実している。秋4戦しているし前走と今回セットで流石にストレスと疲労がピーク。充実してはいるが1回休ませて。


4着;⓭フロンテアクイーン SM 4人気4着 ③②②ー④(35.8)

Hペースを2番手で追走し直線では早め先頭に。横綱競馬で展開としては1番得がないレース運び。その中で自力で4着に残ったのはやはりかなり強い。勝ち切れないメイショウサムソン産駒ではあるがこの馬自身は強いので常に紐では評価が必要。忘れがちだがこの馬自身は得意としない超高速馬場の府中牝馬で特にマイナス点の無かったディアドラと0.1差で走っている馬。まとまっているためS系の不振期に入る感じはあまりしない。


5着;⓫ディメンシオン LM 3人気5着 ③⑥⑤ー⑤(35.3)

ずっと外目を走っており内の馬とは結構コース取りの差があった。動き出しもしっかり付いて行って脚を使っているのに最後ゴール前で伸びを見せているのがやるせない。確実にチャンスだった。リナーテに何度かぶつけられても怯まず頑張った。坂が無く直線は長いところの方が合いそう。


6着;❾レッドオルガ SM 6人気6着 ⑬⑭⑬ー⑥(34.6)

最後方から大外ブン回し。道中位置取りに行けなかったとは言えかなり雑な騎乗だった。鮮度使ってしまったが今回のレースは酌量の余地あり。次走はしっかり前に行く位置取り掛けて。マイル続きだと辛い。東京で。


7着;❷リナーテ CS 9人気7着 ⑨⑨⑨ー⑦

内目をしっかり追走して集中力高めていたが流石に体力切れ。残り100mで止まった。ディメンシオンに何度かぶつけて良い所は見せた。良い馬。今回は流石に許容量の限界だっただけで今後もしっかり追いかけたい。


8着;➓プリモシーン SM 1人気10着 ⑦⑧⑧ー⑧

ビュイックへの乗り替わりである程度前に行く所までは予想できた。最後良い脚は見せていたが途中コースが無かったのが辛い。坂が合わない訳ではなくスムーズに長く追い出せるかの馬。阪神外回りマイルで買いたい。


11着;❺フローレスマジック LM LS 2人気11着 ⑬⑪⑪ー⑪(34.8)

後方内目を追走。直線も最内から馬群に突っ込んで全くコース無くかなり苦を味わった。今回のプラス10キロと道中のルメールのコース取り的に完全に叩きだった感じ。次走苦→楽で馬体絞ってペースダウンを前目に行けば走る。いくらL系とはいえこのレース間隔でのプラス10キロは怪し過ぎる。このレースの結果は度外視で。