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2024 根岸S 予想・回顧

 

【予想】

2023 レモンポップ 5歳 (根岸1人1着→フェ1人1着)

2022 テイエムサウスダン 5歳 (根岸6人1着→フェ5人2着)

2021 ワンダーリーデル 8歳 (根岸10人2着→フェ8人3着)

2020 モズアスコット 6歳 (根岸3人1着→フェ1人1着)

2019 ユラノト 5歳 (根岸3人2着→フェ8人3着)

2018 ノンコノユメ 6歳 (根岸6人1着→フェ5人1着)

2017 ベストウォーリア 7歳 (根岸3人2着→フェ5人2着)、カフジテイク5歳(根岸1人1着→フェ1人3着)

2016 モーニン 4歳 (根岸1人1着→フェ2人1着)

 

フェブラリーステークスの前哨戦で、ここまで8年連続で本番との連続好走馬を出しているローテ。

本番のメンバーが手薄になりそうな雰囲気だが、次まで勢いを持って駆け抜けていく馬に目星をつけつつ、前傾ラップの差し有利レースにハマりそうな馬をピックしていきたい。

 

上がり馬は格上げ戦で構図的に楽→苦の局面になるので、先行馬なら突出したSを見せているかどうか、差し馬なら連続好走が可能な馬質かどうか&砂被りの点をチェックしたい。

 

 

 

エンペラーワケア SL

個体能力はそこそこ高そうだが砂被りと精神面が微妙。

毎回揉まれないように出していく形を取っており、ここでも無理に押して行くと先行負荷、控えたら砂被り&馬群の不安。

能力で押し切られたらお手上げだが、ここまでの経験値の薄さと今回の立ち位置的に息苦しさを感じる。

 

 

サンライズフレイム L(SC)

砂被りや馬群への対応も問題ない差し馬。

本質的にはLっぽい馬だが今は中身の充実度が高くて一時的にSC感のある挙動を見せているイメージ。

前走のOPも圧勝で連チャン感もあるのでここは素直に評価。内容次第では本番でも。

 

 

タガノビューティー LM

砂被り、馬群ともに問題ない万能タイプの差し馬。

昨年のかしわ記念の内容がかなり力強く、ここで1度エネルギーを放出したものの、元々の馬質がしっかりしているのでプロキオン凡走(異常歩様?)のみですぐに巻き返し。

若干まとまりに寄って来ているが地力は十分上位。この馬が上がり馬を迎え撃つ構図。

 

 

アルファマム LS

ダッシュ力が低いので常に後方から。前傾戦になりやすい1200m戦で他馬がバテた所を差す形で勝ち上がって来たタイプ。前走も人気の先行勢がバテての差し展開だったし、全体的にこの馬自身のポテンシャルの証明としては薄い。

差し馬だし牝馬なので休み明けいきなりも不安だしここは静観で。

 

 

パライバトルマリン MC

第一印象は、テリオスベルに力負け、短縮のここを軽く凡走した後の本番、延長を前に行く形でスムーズに、というものだった。

ただ、テリオスベル絡みで負けている近2走の内容が、良い意味で地方適性の薄さ(=中央向きの精神力保有タイプ)を見せている可能性があるなと考えた。

ズブい差し馬だと地方中距離からの短縮で大きな追走苦を感じる所だが、この馬は元々先行馬で前向きさや基礎スピードはあるタイプ。

無理に前に行かず、短縮ペースアップで自動的に位置を下げて好位差しに回るようなイメージで。

 

 

フルム M

ダート馬にしては精神力がある方で、砂を被りながら馬群からの差し競馬が出来るのは強み。

自力で勝ち切るためのS質には欠けるので人気落ちの内枠で狡く着を拾うユラノト的な形が理想。ただユラノトよりは1枚落ちる印象なので内枠で人気据え置きなら押さえても、という程度。

 

 

アームズレイン SL

前向きさは強いがレースへの集中力が希薄なタイプで距離延長に不安あり。

2走前の15着凡走が交互質のポカっぽい雰囲気もあって、走る時の最高打点は高いが平均点はあまり信頼出来ないタイプなのかなと。

交互質で好走後+距離延長のここでは疑ってみたい。

 

 

ヘリオス LM

昨年の同レースで武豊で2番手で運んで15着惨敗。レモンポップに潰されたという事もないので単純に足りなかったという内容。ダウン延長で逃げ切った2走前も相手を考えると評価出来ない。

この馬の今回の「逃げられなかった逃げ馬」について。8歳になってより淡白になっている現状のこの馬にとっては、逃げの解放感+そのレース自体も緩いという2つの条件が揃ってやっとスルスルと好走出来る状態になる。この場合の好走は上跳ねとは呼ばない。

今回は逃げの解放感があったとしても、エンペラーワケアとアイオライトが前への意識を強めで出してくるとレース質が厳しくなるのでそこでアウトかなという想定。

 

 

 

【評価】

◎タガノビューティー

サンライズフレイム

▲パライバトルマリン

 

逃げ候補のヘリオス、被されたくないアイオライト、砂を被りたくないので無理にでも位置を取りに来るエンペラーワケア。

訳ありの先行馬が複数いるのでペースは上がると想定。

先行馬にとって厳しいレース質になった場合にもわざわざ買いたいと思わせる先行馬はいないので、無難に差し馬から◎タガノビューティーと◯サンライズフレイム。

▲パライバトルマリンは先行力のある馬だが4〜5番手からのノープレッシャーの差しの形でパフォーマンスを1つ上げてくるのに期待。

 

 

 

【回顧】

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◯⑩サンライズフレイムの単勝¥1,000

◎⑫タガノビューティー、◯⑩サンライズフレイム、▲⑪パライバトルマリン、③フルムの馬連BOX、⑭アルファマムを加えた3連複BOX

 

ハイペース想定でエンペラーワケア、ヘリオスを消した差し決着想定の馬券ですが、最後までしっくり来なかったので打診程度に。

パライバトルマリンの単も考えていましたがパドックを見て断念。

結果的にはサンライズフレイムの複が正解か?という結果でしたが1人気のエンペラー消しならどうしても単寄りの思考になってしまう。

 

 

エンペラーワケア SL

道中砂を嫌がる素振りを見せながらもなんとか我慢し、直線で外に出す量的な競馬で1着。基本的には位置を取ってそのまま押し切るイメージで、自身より弱い相手向きの馬。

 

アームズレイン LS

淡白なスピード持続タイプ。揉まれ弱いので外枠ベター。底力は感じない個体だが再延長の本番でもスムーズに位置を取ってペースが緩めばそれなりに走れそう。

 

サンライズフレイム LS(C)

エンペラーワケアより上がりが遅いのが気になる。前残りレースを猛然に追い込んで差し届かずという形ではなく、そもそもが体力質の馬で今回は単純に雪崩込み、ハイペースで前が崩れるレースだと相対的に強さが出てくるようなイメージか。

馬質は良いので対応範囲は広いが、その分まとまり感もあるので人気での単は怖い。

 

ヘリオス LM

淡白な前残りレースに明確にフィットしての4着なのでここが限界。

 

フルム M

パンチ不足で上位破綻に乗じる形がベストなので今回のような前が残るレースだと厳しい。シャマルに何度かぶつけられているが明確な不利とは言えず。人気落ちの内枠ベスト。

 

パライバトルマリン M

短縮の追走に苦しんでいる様子も無かったのでもう少しやれても良いと思うのだが。

良い位置で運びながらもラストで伸びなかったのは地方の長い所を使われて来た分によるキレ不足のイメージで一旦置いておく。