【個別分析】
ローシャムパーク
ここまでで見せているパフォーマンスからは、自身より弱い相手向きの軽い体力系という個体イメージ。
多頭数の重賞に出てきて買うイメージは現状ない。
ブローザホーン
トップスピード、瞬発力、機動力に欠けるパワー・体力タイプ。
苦手なレース質になった時にはあっさり負けており、この馬が好走するには他馬がバテるようなタフな展開になる事が必要。
リズム持ちではあるが展開待ちの上がり馬なので評価するとしても紐止まり。
ルビーカサブランカ
単調な前残り競馬だった前走よりは合うがそもそも強くない。
アラタ
本質的には軽い前哨戦を取りこぼして本番でジワッと内容を上げてくるタイプ。
前残りの緩いレースとなった前走で自らしっかりと動いて差し切ったのはこの馬らしくない好内容。
OPへの格下げ戦だったので過剰な評価は禁物だが、かと言って今回に向けて大きく反動を残しそうな内容でもなかったので、好調期と見ておくのが良さそうか。
ドーブネ
綺麗な質の馬だが強くない。
緩い前哨戦ベストの個体なので今回よりは前走の方が良い条件。
ハヤヤッコ
昨年の函館記念激走後は反動で均衡状態に。悪くないが突き抜けない挙動で中日5、日経新春6、金鯱4。
パワータイプでダートを走っていたような重い個体なので道悪ベター。前走も手を出したが2.1秒差の凡走で逆に上向きのリズムになってもおかしくないタイミング。
凡走後の内枠で道悪というのは変わり身があっても良い。
ユニコーンライオン
そもそもそこまで強い馬ではないので福島記念激走後の4戦はどれもノーチャンス。
小回りコースの低速低レベル戦で、という状態なのでこのメンバー相手なら手を出してみても良い。
アルナシーム
2歳時は前向きさのコントロールが難しかった馬。今はそうでもないが、前走少頭数の逃げでかなり開放感を与えたにも関わらず跳ね切らない内容から、かなりこじんまりしている印象。
この手の逃げ切り後は楽→苦。
マイネルウィルトス
1年の休み明けだが道悪で基礎スピードの要求が落ちた低速戦になれば、休み明けの緩い状態でも対応出来る。
休み明けのスピード対応さえクリアされれば能力は上位。
重いパワー質の差し馬で良馬場では間に合わない。
格下げ戦の大阪城Sではすんなり勝ち切れているように何か免除の条件があれば好走可能な状態。今回の道悪がそれに。
イクスプロージョン
体力とパワー主導で重い差し馬。
道悪で条件が向いた前走の12人気3着の内容がそこまで前向きさを感じさせる内容ではなく、今回に向けて連続好走、というイメージが湧かなかった。
一応怖さは感じつつも評価は下げておく。
キングオブドラゴン
走るタイミングがあまり掴めないが体力要求のあるセカンドクラスのレースなら守備範囲内。
休み明けで道悪の外枠はかなり合う個体。
【評価】
◎キングオブドラゴン
他に評価しているのはマイネルウィルトス、ユニコーンライオン、ハヤヤッコ、スカーフェイスら重い組。そして充実感を感じるアラタを。
条件戦上がりの組からは圧勝後と道悪向きのブローザホーンだけ。
