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2020中山金杯;回顧

2020.1.5 中山金杯
中山芝2000 17頭
0.36.5-1.00.2-1.59.5(35.8) ミドルペース

 

1着;トリオンフ LC体力・量
かなり強かったという事。前走逃げていたので今回の2番手は多少は苦に感じていたのかもしれないがそれは体力とポテンシャルで普通に乗り越えた。最後ウインイクシードに結構詰められていた所はちょっと弱いかもしれない。量と体力でもっと圧倒しても良かったと思うのであまり「強い!」と決め過ぎないようにしたい。同格以下の相手には強さを発揮する。

 

2着;ウインイクシード CM
このクラスでも十分通用するレベルでまとまっていて、精神力もしっかりある。人気落ちも良かった。ほぼ完璧な競馬だったと思うのでここをポテンシャルの線引きとしてOK。最後トリオンフに迫っているのも良い。突き抜けるSとかは持っておらずあくまでまとまっていて安定感と精神力で勝負するタイプ。スティッフェリオのもう少し泥臭くまとめてくるバージョン。

 

3着;テリトーリアル C
良い馬ですね。Cオンリーくらいのイメージでかなり精神力に頼った走りをしている印象。前走のように負けるときはしっかり負けるし、頑張る時はどこまでも頑張るという感じ。

 

4着;ノーブルマーズ M(SC)
Mラジで琢也さんが言っていたように短縮失敗後の同距離のイメージで走りやすそうだった。そこに内枠で人気落ちでまとまっているこの馬にドンピシャの条件になった。やはり現状はSが表に出ている感じでは無いので結果的にまとまりっぽい戦績を踏んでいる。今回がベスト条件で4着で、今は状態は悪くは無いのだがSの充実感は無いのでそれが出てくるまでは今回のパフォーマンスが天井のイメージで見ておきたい。普通に激走しているのでこの次人気になった時は疑いたい。

 

5着;マイネルハニー C
叩き2戦目で普通にパフォーマンスを上げてきた。結構良い競馬をしている。テリトーリアルに競られても潰されていないし。

 

6着;マイネルサーパス SC
この馬自身は頑張っている。結局大外が響いたような結果。こうやってきつい所でもなんとかまとめて来ているのは良いC系。ポテ証明は十分でいつ重賞を勝ってもおかしくない。

 

7着;クレッシェンドラヴ CS(L/量)
出負けして最後方から。完全に無理な位置から最後は大外を回してかなり追い込んできているので評価したい。流れの外ではあったがグイグイ感もあった。まとめて来ているステゴではあるがあまりLに寄っている感じはしなくて、SもCも持った結構良い馬だと思うので今後は期待したい。福島記念の圧倒の仕方が量的ではあるのだが個人的には好感。

 

8着;ザダル CM
休み明け馬体増の場面だったのでCっぽさのあるこの馬としては叩きでこのくらいでとりあえずOK。ここを叩いた次で本質の勝負になる。優しめの条件(軽い延長とか同格とか広いコース)で内枠から位置を取ってダメだったらアウト。強い馬では無い事はほぼ確実だけどセカンドクラスのC系か弱いかのギリギリのライン。半信半疑。

 

10着;ギベオン M
弱いって何回も言ってる。最低でも東京のオープンに来てから話をする。

 

11着;カデナ LS
一応上がり最速ではあるのだが休み明けのここでこの躍動感の無い感じだとちょっとキツイかもしれない。展開の助けが足りずに届かなかったという印象ではなく、単純に馬自身の躍動感が無い。

 

15着;タニノフランケル LS
休み明けの前走がタイミングでそこで全然なので不振期のイメージで見ておいて良い。Sが表に出ているタイプでは無いので不安定さのあるSの下振れの不振というよりもう終わった可能性もある。

 

16着;ブラックスピネル LC
逃げの位置取りを使ってこれなのでやはりタイミング的に休み明けの前走である程度走っていてその分上積みは無かったという印象。ストレスはショックで消せているかもしれないが2つ続けて走ってこれるタイプでは無い。あとトリオンフにずっと競られていたのも結構キツかったと思う。休み明けか凡走後向き。

2020京都金杯;回顧

2020.1.5 京都金杯
京都芝1600
0.34.9–0.59.0–1.34.0(35.0) ミドルペース

 

1着;サウンドキアラ LM(C)
前に行く位置取りと内枠と軽斤を活かして、前走使った分のストレス・疲労を鮮度で消してという走り。2着のダイアトニックとは4キロも差があったのでそこは注意。そこまで強さがある感じではなかった。

 

2着;ダイアトニック SM(C)
休み明けでプラス12キロで出て来ているので体は完全には仕上がっていない状態だったと思う。内前残り気味のレースで軽さのあるディープ産駒を捕まえられなかっただけでこの馬の力は示したかな。4キロ差があったので着順の差はほぼない。

 

3着;ボンセルヴィーソ SL
リズム良く、人気落ちを拾って内前残りの展開にも乗って3着。1400で3人気1着後だったが良いSとポテンシャルがあったのでここでもSっぽい走りを見せられた。この後は反動の番だが不振期を抜けて良い状態になっている。

 

4着;ソーグリッタリング M(C)
安定感はあるが突き抜けるものはない。Cもそんなに大したことない。外枠からだったが活力ある走りはしていた。

 

5着;ブレステイキング LM
短縮で差しの位置取り。内前残り気味で物理的にキツかったが、それでもSが足りないので跳ねる感じがしない。マイル重賞の鮮度もこれで使ったのでもうキツくなってくる。

 

6着;エメラルファイト SC
プラス10キロ。久しぶりに自分のスタイルの競馬が出来たことは良かった。過去2走の走りを見ると結構リズムを崩している可能性があったが、今回はなんとか立て直して来たかなという感覚。ここを叩いた次あたりで本質の競馬が出来たら面白いかなと思う。

 

7着;ドーヴァー SC
最後追い込んできてはいるが特別な強さは感じなかった。そこそこはポテンシャルがありそうだが。

 

11着;モズダディー CM CL
逃げた後に控えて苦。これは仕方ないかなと思う。ただ強い相手に向かっていけるようなSっぽさとかはは感じないのでダウンとか少頭数でというタイプのCっぽい馬かなと思っている。

 

16着;メイショウショウブ SM
がっつりの激走後で反動。穴を開けるタイプなので注意。

 

17着;カテドラル S
1回先行させるとか距離を変えるとかしたい。

 

2020中山金杯;予想

2019.1.5 中山金杯
中山芝2000 17頭

 

【個別分析】
❶テリトーリアル(Teofilo×Street Cry) C
少頭数を楽逃げした後に控えても踏ん張ったり、キツいと思われる所で頑張る良いC系。2走前のカシオペアSはゴール前一旦差されてしまっている所でもう一度差し返している。そこでかなり頑張ってからの前走だったが少頭数外枠というのも合わないがそれよりも延長がキツかった。ストレス・疲労を抱えておりただでキツかった所での延長。前走の凡走でこれまでのストレス・疲労は全て吐き出せている。最内枠からしっかり位置を取って強気に勝ちに出て行く競馬が出来ればこの馬は頑張れる。力がある。

 

❷ブラックスピネル(タニノギムレット×アグネスデジタル) LC
休み明けだった前走、逃げることができず4番手からの競馬になったがしぶとい走りで0.2差の5人気6着。リフレッシュなタイミングでそこそこ走っていると思うので多少のストレスは抱えている。今回もし逃げられれば開放感を感じでストレスを消して走れるのだがタイミング的には前走なのかなという気がする。チャレンジC組でこの馬より前を走っていたトリオンフとノーブルマーズがいるのでいくら内枠でも簡単には逃げられないかもしれない。逃げないとちょっとキツいかな。

 

❸クレッシェンドラヴ(ステイゴールド×Sadler’s Wells) CS(L/量)
走っている挙動的に結構がっつり系のカツカツしたCSっぽい雰囲気はあるのだが、その一方で弱い相手を圧倒するLとか量の要素も感じる。オールカマーは直線に入ってレースのギアが上がった時に一旦遅れを取っていてそこから最後ゴール前でグイッと追い込んで来ている。直線だけでVラインのようなイメージ。この馬に感じる量的な要素的にG1とか格上相手になるとちょっと怯むような所はありそうで全てを乗り越えてくるC系の雰囲気ではない。その一方で同格以下の相手に対しては崩れづらいC系。今回は0.2差の1人気1着後でそこまで評価は下げなくて良いかなという局面。内枠にも入っているのでこの馬は走ってくると想定してそれを中心に考えていく感じになるのかなと思う。

 

❹ノーブルマーズ(ジャングルポケット×Silver Hawk) M
均衡っぽい感じもしている。ここ最近はかなりまとまってきていて、前走の川田のように短縮でも強気に先行して押し切ろうという乗り方に応えられる状態ではない。まとまり系の人気落ちを拾って展開の破綻に乗ってやっとという状態。ここで内枠から差しに回ったりすると展開の恩恵を得て3着を拾えたりというのはあり得そう。積極的に頭で買うような感じではない。

 

❺レッドローゼス(ステイゴールド×Galileo) LC
函館記念の2人気6着がこの馬の実力というか本当の姿。福島民報杯でクレッシェンドラヴに勝っている事を考えるとある程度の能力の証明はある。そこで迎えた函館記念で確かに過剰人気ではあったと思うがSっぽさとか喰らいつく感じがほとんど見られずにあっさり凡走してしまった。Lっぽいステゴと考えるとその後のダウン戦も残念だし前走の上がり最速の5着もレースの流れの外からだし特に評価には値しない。今回も全然要らない。

 

❼トリオンフ(タートルボウル×ダンスインザダーク) LC
前走逃げたのがどうしても邪魔かな。体力があるので自分のペースで走れれば大崩れはないタイプだが、ここで逃げられないと単純な前走比で苦には感じでしまう。大崩れは無いタイプだが苦に感じるのでパフォーマンスを落とすというイメージ。

 

❽ウインイクシード(マンハッタンカフェ×ボストンハーバー) CM
バランス良くまとまっていて、精神力もそこそこあって良い馬だが突き抜けるような要素を持っていない。脚の速さはそんなに無さそうでスローからの上がり勝負とかだと最後に交わされてしまう。重めの所で安定するタイプかな。多頭数の混戦で人気が落ちた時に前でナメられて展開利を受けたい感じ。

 

❾ギベオン(ディープインパクト×Ghostzapper) LM
弱い。休み明けかダウンで。

 

⓬タニノフランケル(Frankel×Tanino Gimlet) LS
躍動感なく、狙うとしたら休み明けだった前走。その前走がちょっとがっかりなのでとりあえず要らない。

 

⓭イレイション(ディープスカイ×King’s Best) SL
前走が苦→楽のタイミングで走るタイミング。前走走っているのに人気が落ちているのは面白いが流石にダウンで逃げた後の格上げはキツい。そこまでSが強いタイプでも無さそうなので人気落ちを拾って連チャンっぽくここを持っていく感じはしない。

 

カデナ(ディープインパクト×French Deputy) LM(S)
前走の天皇賞で見せたように上には確実に壁がある馬でG3クラスならそこそこ充実したパフォーマンスを見せられる馬。今回は休み明けのダウンで走れる局面。いつも通り人気もないし狙える。届くかどうかは展開次第。

 

マイネルサーパス(アイルハヴアナザー×タマモクロス) SC
前走に続きまたしても外枠。前走大外枠でずっと外を回して、直線でも全く集中していないような挙動だった。それで0.5差でまとめて来ているので悪くない。1つ凡走を挟んで中山に替わるので内枠なら本命級で良いのだがこの枠なので押さえまで。馬群に入れられればとかって思っているんだけどやっぱり枠っていうのは重要で、なかなかこの枠から馬群に入れられる事は無い。

 

⓱ザダル(トーセンラー×Lemon Drop Kid) CM
あんまり強くないっていうのと、一応Cっぽい馬なので休み明けダウンの大外枠というこの条件は基本的に要らない。前走がっつり減らした馬体は戻してのこの次くらいが買い時かな。


【予想】
◎❶テリトーリアル
◯❸クレッシェンドラヴ
▲❽ウインイクシード
△⓯カデナ
△⓰マイネルサーパス