2020 ローズS 回顧
中京芝2000 18頭 良
35.7-1.00.9-1.59.9 (34.5) スローペース
1着:リアアメリア LM
休み明けのダウンで完璧に走れるタイミングだった。スローの流れを先行して他馬からのプレッシャーもほとんどなく早めに抜け出してそのまま。特別な強さを見せた訳ではなくLの開放感で楽に勝ったという内容。本番は基本的には楽→苦。
2着:ムジカ CL CM
予想段階では見解を省いていました、すみません。前日のキャスで未勝利を勝ち上がったレースの挙動は良いと言っており前走がCっぽさのある馬の休み明けの立ち上がり方だったのでC的な可能性はあったと思います。叩き2戦目で人気落ちを拾って延長で楽さを感じながらという内容。馬体の軽い牝馬というのもあるのかエピファ産駒では珍しく精神力があるタイプ。本番に向けては引き続き人気はしなさそうだが少なからず反動はあるし、勢いで持っていくタイプにも見えない。
3着:オーマイダーリン SM
連闘だったが活力がしっかりあり道中も前に進めていた。内に固執した事によってロスなく運べたというのはかなり大きく、なおかつ前が塞がらなかったという幸運もあった。それでもやはり馬は常に前向きに走っておりかなり良い馬だと思う。今回の走りを見ても軽さとか瞬発力というよりは重さでズンズンタイプ。異質なディープで見ておいた方が良いと思う。
4着:デゼル M
休み明けダウンのディープだったがなんとなく重さがあるというかLでスコーンという軽さを感じなかった。普通このタイミングで来れないと弱いという事になってしまうと思うが個人的にはまだ成長の余地を見ておいても良いかなと思う。あんまり鮮度依存の感じもしていないのでこれも異端寄りのディープとして置いておく。もうちょっと見てみたい。
5着:クラヴァシュドール LC
2番人気になりそこそこ位置を取ってレースには参加しており、+18キロというのを考えると酌量の余地はギリギリあるかなと思う。本当はここはまとめて来て欲しかったがゴール前の挙動も、能力が足りていなくてキツくて垂れてしまいましたというよりは単純に自分より動ける馬がいただけという感じに見えなくはない。これで良い感じのガス抜きになったと思うので本番で人気落ちで紐でなら面白いとなるかもしれないが普通に弱いとも思う。そこそこの能力だと思っていたからこそここで評価した訳だし。
6着:リリーピュアハート CL
これも+18キロ。Lに寄っているディープではなく重さと若干のC質もありそうなので今回のどっちつかずのパフォーマンスは納得出来る。ただそんなに強くない。
7着:アカイイト M
これは凡走したとしてもせめて位置を取ってあげないとかわいそう。馬はしっかり出せるパフォーマンスをしっかり出しており安定感のある良い馬。人気落ちが良いタイプであとは短縮ショッカーとかで破壊力を引き出したいイメージ。条件戦に戻るならそこそこの能力でまとめられるが。
8着:フィオリキアリ SM
人気落ちの場面でのこの差しへの位置取りは反応出来ても良いタイミングだったと思う。この2戦を見ると若干まとまりに寄った印象もあるが春先のSっぽい追い込みのイメージが抜けないのでマイルで1回見てから判断したい。
9着:ラインオブダンス SM
前向きさと安定感があるのでそこそこ良い馬だが能力が足りていないかな。この馬より上の着順のデゼル以下の馬達は若干余力を残した感じというか自身で凡走気味のパフォーマンスなのに対してこちらはがっつり絞って位置取りショックもかけて頑張った感じの走りをしている。
10着:シャレード M
やはり休み明けダウンの前走で走った後の同距離の単純格上げだとポテンシャルの勝負になってしまいこのくらいが限界。強くはないがダイワメジャーっぽさがあまりなくてちょっとした可能性を感じる馬ではある。
11着:フアナ CL
これは流石に残念だった。スタート後の出脚が良くなくて後方からになるのは良くなかったがそれにしてももうちょっと頑張れないと単純に弱いという判断になってしまう。この馬が前を捕まえにいけなかったことがリアアメリアの圧勝に繋がった部分もある。かなり良い馬だと思っていただけにちょっと落差が大きい。良い素質は持っていると思うのでまだ見限るつもりはないが次は注意して見たい。
12着:アブレイズ SM
重い方だと思うので休み明けで+18キロでは動けない。リズムを持っていないので良い状態とは言えないが叩いて良くなるタイプ。
【評価】
◎③フアナ
▲⑨クラヴァシュドール
△②フィオリキアリ
△⑩アブレイズ
△①リアアメリア
☆⑧オーマイダーリン