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2020 秋華賞;回顧

2020 秋華賞 回顧
京都芝2000 18頭 稍重
34.9-59.4-2.00.6 (36.4) ハイペース

【評価】
◎⑥ダンツエリーゼ
◯⑬デアリングタクト
▲⑤ウインマイティー
△⑧ソフトフルート
△⑦ムジカ
☆⑫マジックキャッスル


1着:デアリングタクト L(S)
個体能力と量でなんとか3冠を獲ったがこれまでの走りと比べると少しこじんまりした印象。やはり主導はLで補完のSが徐々に弱まっていっているイメージ。マジックを突き放せなかったあたりがそう。古馬とやるようになったら現状はカレンとかクロノの方が1枚上かなと思う。

 

2着:マジックキャッスル CS量
デアを標的にして直線で食らい付いていく姿はやっとこの馬の本質の走りを見られた感じでとても良かった。ディープ産駒だが母方の影響でしっかり精神力系に出ており、今回やっと馬体を増やして体力面のパワーアップも出来ての好走。桜花賞オークスで本命にしており今回は頭までは難しいという事で本命は打てなかったがこの馬と心中するつもりで重い印を打てたのは良かった。信じて本命に出来た琢也さんはもっと凄いですが。人気の先行馬達がキツいペースで自ら崩れてしまったのに対してこちらはデアの後ろで展開を見ることが出来たのでその点では得をしている。それを考慮してもとても良い馬だと思います!よく頑張った!感動しました!

 

3着:ソフトフルート CM
出遅れたが展開的にも大きな影響はなく、初重賞の鮮度とアカイイトとの併せ馬で見せた精神力を発揮しての3着。これは同じく人気薄激走の形になっているマジックとは違って、使えるエネルギーを全てフルに使い切っての完全な激走だったのでこの後のダメージが心配。素晴らしい走りだったと思います。これも良い馬です。

 

4着:パラスアテナ M(SC)
道中後方で構えた事によってレース中のプレッシャーから外れる事が出来て、尚且つ人気もなかったので開放感のある走りが出来た。全体的にまとまっているが精神構造はしっかりしている良い馬。良い馬だがラジオNIKKEIで人気で崩れてしまうのがこの馬らしさ。

 

5着:ミスニューヨーク M
最後よく伸びて来ているがハイペースのキツいレースで勝負所で馬群に包まれてしまい意図せず仕掛けをワンテンポ遅らせる事が出来たというのはあったと思う。ただそれでも伸びてきて掲示板まで来た事は評価する。タイプは特徴があまり掴めないので難しい。人気落ちには反応出来る感じ。

 

6着:オーマイダーリン SM
ハイペースの混戦で前が崩れる展開をこうやって外を捲って自分の分をしっかり走るのがこの馬。キレるタイプではないのでためるよりは早めから動かしていく方が合っている。能力がしっかりある訳ではないので自身の力で勝ち切れるタイプではなく毎回こうやって掲示板前後にいる馬。延長とか活性とかショックがある時は評価した方が良い。

 

7着:マルターズディオサ SM
逃げという選択は可能性としてとても良かったと思う。ただ結果的にウインマリリン、ミヤマザクラ、リアアメリアらの前がかりの意識に巻き込まれてしまってペースが上がり厳しい展開になってしまった。その中でも最後までしっかり伸びて先行した馬達を突き放しているので内容は濃い。桜花賞同様負けて強しの内容。前哨戦ホースのようになっているが精神的にピラっている訳ではないので馬体を増やして成長して能力を底上げしていければ期待出来る。

 

8着:ムジカ LS(C)
出遅れて最後方追走からの大外回し。こう乗ってしまうとどうしようもないので特にコメントはない。前走はフロックではなくしっかり能力はあるので今後も期待して見ていきたい。ケロっとしたLっぽい感じがあるのであまり不振とかに入る感じはしないがこじんまりはしていく。

 

9着:ウインマイティー SC
位置を取れずに後方からになったがやはり人気になって勝ちを意識する分仕掛けの意識があり、自ら動いた結果バテてしまうという完全な人気負けの形。このタイミングの大幅馬体増もあまり良くなかった。オークスに来たときはリズムと鮮度があっての人気薄で完璧だったが今回は臨戦的にはリズムも鮮度もないのに勝ちに動かなければいけない立場という事で苦だったと思う。デアの圧を受け、マジックからもプレシャーをモロに受けており苦しかったと思う。それでも精神的にしっかりしているので投げる事なく最後まで頑張る姿勢は見せている。今回の経験は今後の糧になると思う。セカンドクラスのSC系のイメージで人気がない時は走ってくるぞという感じ。

 

10着:フィオリキアリ SL
中距離路線で使われた結果を見る限りはこじんまりしていて大した事ないが個人的にアネモネSの走りは評価しているのでマイル以下で見てから判断。

 

11着:アブレイズ SM
このVラインは別に馬に活力があってのVラインではなく周りが垂れてきてのVライン。4コーナーでムジカに突き飛ばされて位置を下げている。

 

12着:ダンツエリーゼ SC
かなり狭い所の可能性に賭けての◎だったのでこれは仕方ない。これもアブレイズと同じでVラインではないので特別馬が頑張ったという訳でもない。馬場の回復が早くて結果的にディープが来ているのでダートからのこの馬は厳しかった。

 

13着:リアアメリア L
これはかなりがっかり。ハイペースで圧もあり苦だったとはいえ量があるんだったら前哨戦勝ち馬としてもう少し形にはしないとダメ。弱いという訳ではなく脆い。相手が弱くて量でブイブイ言わせられる場なら「強そうな」パフォーマンスを見せる。

 

14着:ミヤマザクラ LM体力
重めなので休み明けがそもそも動けないというのに加えて先行勢総崩れのハイペースの激戦になってしまいアウト。これは仕方ない。

 

15着:ウインマリリン SM
これもミヤマザクラと同じで動けないタイミングでの厳しい展開なので仕方ない。こっちはSで春を頑張ったのでここから不振という可能性もあるので次以降も注意した方が良い。ダウンとかで簡単に手を出さない方が良い。

 

16着:サンクテュエール LC
休み明けでマイナス体重は良くないが普通に弱い。

 

17着:クラヴァシュドール LC
絞って来れなかったのはあるがこれもかなり弱いかな。これはちょっと残念。

 

18着:ホウオウピースフル L
弱い。