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函館スプリントS;回顧

2019.6.16 函館スプリントS
函館芝1200 13頭 稍重
34.4–(56.7)–34.0 1.08.4 ミドルペース
出走取り消しが多数出て7頭立てに。前々での決着。

 

1着;カイザーメランジェ SM
逃げ。精神力はそんなに強くない感じがするので次走はキツいかなと見ている。

 

2着;アスターペガサス S
激走後だったが少頭数の摩擦薄のレースで2番手で先行して2人気2着とまとめてきた。精神力があるタイプではないのでこの後のレースは苦になりそうだが、差しに回って爆発力を付加させる事は出来るし良い布石・活性にはなったかなと。外枠ベター。Hペース外差しで狙いたい。

 

3着;タワーオブロンドン L(S) LM
まあこのくらいかなという印象。短縮で初の1200で1人気3着とまとめたとはいえ7頭立ての3着なので特に評価しなくても良いかなという印象。しばらくは無いと思うがもし人気落ちでプレッシャーから解放されたりすると面白そう。

 

4着;ダイメイフジ SL(C)
短縮ショッカーだったが摩擦薄な淡白なレースで効果が薄れて中途半端な結果に。このもう一回1200で激戦になってどうこうというタイプでは無いと思うのでちょっと勿体無かった。臨戦的に頭数が揃っていればここだったかな。短縮で注意。

 

5着;ペイシャフェリシタ S(C)
それにしてもちょっと弱い気がする。


今後に向けてはアスターペガサスですかね。重賞を獲ってもらいたい!

函館スプリントS;予想

2019.6.16 函館スプリントS
函館1200 7頭
開幕週、コース形態的にも直線が短く基本的には先行馬有利。日曜は大雨予報で稍重〜重馬場想定
※土曜朝に一気に6頭取消。結局7頭立てに。

 

【短評】
ライトオンキュー以外の馬の個別分析を終えた所で6頭が一気に取消になってしまいました。それまではタマモブリリアンを買いたいと思っていました。元々天気が悪くて馬場が悪くなる想定でしたし、そこに6頭回避という事で個人的にもう馬券は買わなくて良いかなと思います。残された7頭に対して印をつけるのも自分の中でしっくり来ないのでやめておきますが、個別分析だけはいつも通り回避馬も含めて出しておきます。個別分析のコメントは全て13頭立ての想定でのものです。

 

【個別分析】
❷ペイシャフェリシタ(ハーツクライ×Cape Cross) SC
精神力あるタイプで良い馬だがポテンシャル的にG1では足りない感じでダウンのここでの内枠はタイミング的に良い。ただ近走リズム的にシルクロードとオーシャンあたりに物足りなさを感じる。ある程度Sもあるので道悪も問題ない。紐で押さえるかどうか微妙なライン。

 

❼ダイメイフジ(アグネスデジタル×ダンスインザダーク) SL(C)
短縮特注で今回ショッカーも獲得している。前走は高速適性で負けたような感じで着順ほどは負けていない。全然買えるラインにはある。

 

➓カイザーメランジェ(サクラオリオン×サクラプレジデント) SM SL
Sが強いが突き抜けるほどではなくちょっとまとまっているのかなという印象。前走初の新潟1000直で短縮ペースアップを前に行く逆位置取りで完全にバテてしまった。これは酌量出来る。前走で活性は入って格上げで延長で函館1200。ある程度の位置からの外差しでというのが理想で、前走よりペースは落ちるので位置は取れそう。悪くないが突き抜ける感じはしない。人気が無ければ紐でという感じになってしまうかな。

 

アスターペガサス(Giant’s Causeway×Trippi) S
かなりの爆発力を持ったとても良い馬。函館2歳Sのパフォーマンスを見れば前走の2着は全然不思議じゃなくて余裕で過小評価。締まったペースで揉まれずに自身のリズムを保てれば爆発的な脚で突っ込んでくる。ただ久し振りの1200mで短縮ペースアップでSが付加された前走が完全にタイミングで、激走後のここはがっつり人気も上がっているしこの馬の魅力を我慢するべきかなと。激走後でストレスを抱えているとしてもポテンシャル的には全然足りていると思うし古馬初重賞の鮮度もあるしS系の「もう一発」があっても不思議じゃない。Sは強いので鮮度的な意味で道悪を味方にする感じもする。内枠なら切ったが外だと正直切りづらい。

 

⓭タワーオブロンドン(Raven’s Pass×Dalakhani) L(S)
基本的にはポテンシャルに対して物足りなさを感じている。ダウンのキャピタルで勝ち切れないし、アップで普通に弾かれるし。前走重賞で1人気でしっかり勝ち切っており少しオッと思ったがストレス疲労がフラットな状態での高速馬場の1400はベスト条件だった。今回は初の1200で距離鮮度がかなりあるため多少の怖さはあるが、ハマった後でL主導のこの馬が短縮でスプリント路線に入っていくのはタイプ的にキツいと思う。このままスプリント路線でいくなら短縮失敗後の同距離で狙いたい。

 

 


(回避)ティーハーフ(ストーミングホーム×Green Desert) LS(C)
前走の高松宮記念は評価出来る。内有利な特殊なレースだったが崩れても良い場面でしっかりまとめてきている。確かに内目を通っているため過剰評価には気を付けたいが、ストレスを抱えた状態の格上げで内枠から馬群にがっつり入っていた中で抜け出して来ているしダノンにも喰らいついて離されなかった。本質はやはりダウンで外から突っ込んでくるタイプだと思うがもしかしたらちょっと強いかもしれない。今回は春に頑張った疲労さえ取れていればダウン臨戦で走れるタイミングではある。9歳だがポテンシャルは感じる。

 

(取消)❸シュウジ(キンシャサノキセキ×Kingmambo) SL
ダート→芝のショック。前走は格上げだったが久し振りに逃げる位置取りショックが掛かっている中でかなり物足りない内容。そもそも芝では足りていないのに逃げた後という苦も今回は乗ってくる。内枠に入ったし逃げられればというのはあるがこれは切りで良いと思うが。

 

(取消)❺リナーテ(ステイゴールド×Orpen) C量
これかなり強いですね。C系なのに量もある?かな。昨年秋の札幌12→東京1400(位置下げ)→中山16(延長ペースアップ)の流れがかなり濃い内容。苦に次ぐ苦を乗り越えて7着とはいえ0.3差でまとめている。かなり精神力があるタイプで、重い京都牝馬と軽い京王杯という違う質のレースでもまとめてこれる。ただそのCを爆発力に転化させるためのSが少し足りないようなイメージ。C質はかなり高いレベルにあるのだがどうしてもまとまりっぽい感じになってしまう。そうなると人気落ちが良さそうだし、どちらかと言えばS条件よりはL条件の方が合いそう。今回は1400からの短縮で久しぶりの1200。距離鮮度はあるのだがスプリントの重賞でいきなりスコーンと突き抜けるイメージは湧かない。タワーオブロンドンと同じように距離鮮度があるので怖さはあるが激走後で人気も上がるここは評価を下げる局面かなと。もしここを凡走したらその後はほぼどの条件でも買えるかなと思っています。良い馬です。

 

(取消)❻ダノンスマッシュ(ロードカナロア×Hard Spun) SM量
前走の高松宮記念を1人気4着で軽く凡走しての休み明けでダウン。先を見据えた8分の仕上がりだとしてもこの臨戦なら普通に来ると思う。先行力十分だしコース形態的にもこれは切れないです。道悪もそこまで問題なさそう。

 

(取消)⓬タマモブリリアン(ダンスインザダーク×ヘネシー) SL LS
デビューからほとんど1200を使われてきた馬だが前走休み明けで初の新潟1000直。スピードについて行けずに後方からになってしまったがVラインのようなイメージでゴール前は差してきて8着。前向きさもあったし何より1200続きの使われ方に対して活性化になったと思う。前走は休み明けで大幅馬体増だったし叩きという事で割り切って見ても良いと思うし、今回バウンド延長で1200に戻って前に行く位置取りが掛けられる局面。洋芝実績も文句無いし昨年の同レースのパフォーマンスも悪くないので穴としては買い要素満載という感じ。この馬自身は良いタイミングだと思うのであとは同じく悪くない状態のダノンスマッシュに対してどこまでやれるか。道悪は未知だが人気薄なので気にしないで良いでしょう。

 

エプソムC;回顧

38.4-(1.03.9)-32.9 超スローペース
雨で馬場が渋って全体時計は掛かっているのに上がりが32秒台というレースで、前につけた馬がそのまま上がりも出せたので前残りという結果。正直参考外でいいと思う。

 

1着;レイエンダ LC
完全に消しでした。でもペースダウンを前につけて開放感を感じながらかなり楽なレースをしていたのでそこまで驚きはありません。素質はあるのかもしれないけれど強さとかSとかはあまり感じない1着という印象です。

 

2着;サラキア SL
逃げの位置取り+スロー前残り。

 

3着;ソーグリッタリング CM
これはあまり評価は下げなくて良いかな。道悪とはいえスローからの瞬発力勝負では置いていかれちゃいますという負け方。ポテンシャル的に足りなかったとも見れるがこれは混戦多頭数内枠格上げとかのがっつりレースを見てからポテンシャルを判断したいというのが本音。今回はタイプ(C)で負けたのかポテンシャルで負けたのか判断は出来ない。

 

4着;ショウナンバッハ C
これは追い込みでよく4着まで来た。激走後でストレスを抱えていたがこれは特殊馬場という事で相殺で良いかな。穴でハマれば追い込んでくるだけじゃなくてある程度まとめてこれますよという所を今回示された。

 

5着; ブレスジャーニー SL
前向きさはありました。そこまで崩れたという感じでもないので次以降期待しつつ見たい。

 

6着;プロディガルサン LS LC
あんまり強くない。

ミッキースワロー、ダノンキングダムあたりは今回コメントするほどの事はありませんが次走以降期待しても良いかなと思います。
ミッキーはポテ証明は十分なので今回はヤラズ的なイメージで。ダノンキングダムは軽いベクトルの楽逃げで。