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2025 宝塚記念 予想

べラジオペラ

スピードの持続力とタフな局面での耐久力。道悪での派手な決め手持ちのワンツーだった昨年の京都Dコース宝塚よりは普通に阪神の宝塚の方が合うタイプ。

 

 

ドゥレッツァ

先行力と速い上がり。良馬場の東京・京都向きの王道系で道悪宝塚は逆質。アーモンドアイが有馬で全く走らなかったのを重ねる。

 

 

ローシャムパーク

有馬本命。ドゥレッツァとは逆質でパワーを活かして非主流のレースを強く走るタイプ。G1を勝つならグランプリという馬だと思うが。

有馬は向正面から3角あたりで折り合いを欠いたのが痛かった。

2023のオールカマーの内容が改めて強い。函館記念の洋芝道悪が合うのは言うまでもなく、そこから野芝の秋中山に替わってしかも延長でタイトルホルダー相手に勝ち切るのは並ではない。

その後も2024大阪杯BCターフと所々で強いパフォーマンスを出しているのでオールカマーの所が鮮度的にピークという訳でもなく、こういう条件においてハマりさえすればいつでも勝ち切れるイメージはある。

 

 

プラダリア

キレもトップスピードも無いがタフで上がりが掛かる競馬で実直に走れるタイプで、過去2回の宝塚で好走しているように適性はある。

道悪の宝塚という事で超スタミナ戦だった春天凡走からの短縮差しの恩恵と上位破綻があればギリギリ3に滑り込めても。

 

 

チャックネイト

上がりが掛かるタフな競馬なら3着候補として押さえても。前走の日経賞のゴール前の上り坂の挙動からはアーバンシックより適性的には高いと見れる。

 

 

ボルドグフーシュ

長期休養明けからリズムを徐々に戻して来たようにも見えるが良い時と比べるとまだ全然。良馬場大阪杯よりはこっちだが。

 

 

ジャスティンパレス

スタミナは豊富だが中距離路線だとズブさが仇になる。昨年の宝塚凡走は京都Dの雨馬場で踏み込む加速力・決め手が求められて何も出来ず。

良馬場だった2023宝塚は早めに動かす事で持続的な脚の使い方をしてなんとか雪崩れ込んで3着。

阪神内回りなので瞬発力よりもバテ脚で雪崩れ込む形が通用する舞台ではある。

今の均衡したリズムを打破するには短縮+道悪は悪くない。

 

 

ヨーホーレイク

京都記念は道悪の京都外回りという意味では同じだが良馬場っぽい持続質戦で、24宝塚とは全く違うレース質。

そういうレースだったからこそ持続質大阪杯とリンクした訳であって、ここで道悪の宝塚で上がりが掛かるバテ差しのレースなるとベクトルが変わる。

まだ鮮度があるので勢いでもう1発というのは警戒しないといけないか。

 

 

ソールオリエンス

道悪での瞬発力は持っている馬だが、阪神内回りで皆が早めから仕掛けてのバテ差し戦に巻き込まれると持ち味を活かし切れない。死んだフリからの追い込み一閃でどこまでか。

 

 

メイショウタバル

(日経新春杯の予想記事から引用。その時から見解は変わっていない)

→道悪で持続的な逃げを打つと後続が脚をためられず瞬発力を発揮出来ないために前で残れるというのが個人的な見解。

それが出来る事自体は明確な強みだが、この馬自身に豊富なスタミナや能力があって、というイメージはあまり無い。あくまで他馬に対して異質な形をぶつけてそれが通用するかどうかという馬。

 

 

アーバンシック

適性的には近い所にいそうだがドゥレッツァより馬質は落ちる。菊で明確にピークを打った感があって、ここで人気落ちで追いかけたいとは感じない。

 

 

ロードデルレイ

スピード持続の押し切り(雪崩込み)タイプで加速力が薄いので基本的に揉まれたくないタイプ。前走の大外回しは合っていたし、今回の外枠も良い。

地力だけの勝負に持ち込める土俵にはなったので消し切れないが、総合力という意味ではベラジオの方がかなり上だと見ている。

 

 

レガレイラ

牝馬で2歳G1(ホープフル)を勝ってその次の好走が3歳有馬1着というのがかなり気持ち悪い。その間の皐月、ダービー、ローズがどれも参加していないのと同じようなもので、そこも含めての気持ち悪さ。

春のクラシックで無理をさせなかったディープ産駒という見方をすれば古馬になって更に成長して来てもおかしくなく、2歳G1を勝った完成度優位の早熟馬という見方ももう出来ない。

道悪なら間隔を空けたぶっつけで連勝したって驚きはしない。

 

 

 

【評価】

◎ベラジオオペラ

◯レガレイラ

▲ローシャムパーク

ジャスティンパレス

 

レガレイラは本命にするにはふわっとし過ぎているしローシャムはハマればのピンパー感が強いので、2着感が強いですが安定軸として◎ベラジオオペラ。

道悪のタフなバテ差し戦で短縮春天組をとなるとジャスティンパレスで。

 

2025 安田記念 予想

 

ソウルラッシュ

質の軽い前哨戦を取りこぼして格上げG1で好走、しかもしっかり勝ち切る。晩成の超良質CS系。トップスピードよりも何度も踏み込めるタフな末脚が特徴。

今回のメンバー相手に質でも能力でも普通に上回っているが、問題は前走激走のストレスとエネルギー放出。

後者のエネルギー放出に関してはこの馬の晩成感と上手く凡走を挟んで消耗を抑えている所からまだ耐えられると見ているが、強い相手に対して併せ馬で僅差の差し切りなので明確にストレスは抱えている。

ストレスを乗り越える要素は鮮度か位置取りショック。

洋芝少頭数のドバイ1800からの短縮になるので国内での短縮よりも忙しさを感じる臨戦。アーモンドアイも過去にこの臨戦で取りこぼしているように。

VMクイーンズウォークのように追い込みに回るショックの手は残っているが、週中晴れてラストのスピードが求められる今週の馬場で最後方からだとキレ負けすると見ている。アーモンドアイでも3着だったように。

道中全く緩まずかなり持続的な展開になってタフさを求められれば頭があるが普通の展開で普通に乗ったら質の良さを活かしてなんとか3着、かな。

 

 

ウォーターリヒト

とにかくギアチェンジとトップスピード。道中緩んで上がりの速い競馬になればかなり強い。

晩秋で最終週のキャピタルS、冬場でパワーの必要な馬場だった京都金杯(中京)よりも、最終週でも今の馬場の方が軽さがあるイメージなので少なくともパフォーマンスを下げる事は無いと見ている。リズム的にも臨戦的にも。

アチェンジ能力に長けているという事は脚をためる区間が欲しいという事。ソウルラッシュが間に合うパターンの超持続戦になったら苦しいと思うが、4角あたりで多少なりとも緩みが出る展開になれば安定して差して来れる。

 

 

レッドモンレーヴ

2023マイルCSでのナミュールとの一瞬の接触、2024京王杯SCでのウインマーベルとの競り合いで減速している挙動から明確に摩擦に弱いタイプに見えていた。

しかし昨秋の2024キャピタルSでマーカンドが最内枠からある程度位置を取り、直線半ばまで馬群で我慢して一気に抜け出す新しい一面を見せて好走。

摩擦に弱過ぎて最後方大外の淡白な上がり競馬しか出来なかった馬から一気に欧州感のあるタイプへモデルチェンジ?(外国人騎手への乗り替わりもあってか)。

そんな中で近2走はスプリント質の強い持続質レースで脚のため所がなく、それでも上がり最速で走れている。特に前走は適性ドンピシャのスプリンターがワンツーする中での僅差の4着、成長すら感じる内容。

高齢のロードカナロア産駒で成長が遅れてやって来たというイメージだと7歳で宮記念を勝ったファストフォース。

外国人騎手で内枠で脚をためて抜け出すキャピタルSの再現に個体の成長も加わっていればキャピタル以上も期待出来るタイミング。1着まであったって良い。

 

 

トロヴァトーレ

キャピタル好走のウォーターリヒトとレッドモンレーヴを評価するので2着馬のこの馬も一応。

位置も取れて大崩れしない安定感があるタイプなだけにこの臨戦過程でガチンコ勝負に出られると脆さもある。

ただ前走が馬体を大幅に増やしながらも直線入り口まで我慢してグッと加速する一面を初めて見せたのでこれも個体の成長を感じさせる。

リズム良く自分の分は走れるタイミングなので、無理に位置を取らず仕掛けをワンテンポ遅らせるくらいのイメージなら2〜3着はあっても。

 

 

ジュンブロッサム

基本的には軽いスピード質の馬で前哨戦タイプと見ているが、ソウルラッシュが勝てないパターンとして想定している瞬発力+トップスピードの競馬で勝っている馬(2024富士S)。

ドンピシャのタイミングだと思って本命視していた前走が案外の内容だった事からここに向けて余力と上がり目を残して来たという事で評価。

 

 

ウインマーベル

良馬場のスプリンターズSは走るが道悪の宮記念は走れないという強いスピード持続質タイプ。

ここまで挙げて来た馬達とスローからのキレ勝負になったら流石に遅れを取るが、2023・2024と京王杯SCでの実績がある事、昨秋のマイルG1で好走している事から、前目の好位から軽い馬場をスピードの持続で押し切るような展開なら馬券圏内に残っても全然おかしくないと見て評価。

インディチャンプとアーモンドアイの間にアエロリットが挟まったのをイメージして。

 

 

 

その他人気馬に関しては以下に軽く。

 

シックスペンス

毎日王冠でのダウン逆ショッカーが鮮やかだったようにジュンブロッサムと同じような軽い質の前哨戦向きタイプ。1人気での凡走後の短縮で差しに回るカードは持っているが、こういうタイプをG1の内枠で積極的に買いたいとは思わない。飛び待ちだが3列目で押さえるならギリ許せる。

 

 

ジャンタルマンタル

綺麗な馬質だからこそ前走大敗からの休み明けで一気に巻き返せるイメージが湧かない。危険な馬として挙げるならコレ。

 

 

ブレイディヴェーグ

1600か2400なら2400の馬なんじゃないかと思う。単純に強いからマイルCSで対応出来てしまっている、けどかと言って連対はして来ないよね的な見方。

こういう実績馬かつ中途半端な人気の馬の取捨をはっきりさせる事は大事だと思っている。

 

 

 

【評価】

◎レッドモンレーヴ

◯ウォーターリヒト

▲ジュンブロッサム

 

とりあえずソウルラッシュに逆張りする(ソウルラッシュが来ない展開に振る)というのを前提に置いて。

1つ光る挙動を見つけてそこからストーリーを描くという昔メインで取っていた予想スタイルから導くとレッドモンレーヴ。クセなく普通に予想するならウォーターリヒト。

便宜的に前者を取ったという形の予想。

馬券のイメージは3頭の単みたいな形かな。

2025 東京優駿 予想

クロワデュノール

コントレイル的ななんでも出来る高次元のまとまり系。

馬群で我慢して差す形も出来る馬だと思うのだが、人馬ともにここまで地力で押し切る形の競馬しかして来ていないのが経験値的に不足している点。

ここで控えて差しの形を取る事が出来れば前走からの位置取りの変化(ショック)という意味でも1着までしっかり見えるのだが。

好位からの押し切り競馬で負けてしまった後に、もう一回同じ形で走らされてしまうと馬の気持ちとしてもフレッシュさを感じるのは難しい。

ノーショックならなんとか地力でまとめて2〜3着、奇跡的に中団後方くらいからの差しが出来れば頭まで。

 

 

マスカレードボール

トップギアに入った時のスピードの質はかなり高いが、競馬の上手さや器用さには欠けるタイプ。リスクを抑えつつ長所を活かすという意味で少頭数の東京や京都で揉まれずに走る形がベスト。

馬質的にも重厚感があるタイプではないので、底力勝負にまともに参加するのではなく、1頭だけ別の競馬をするくらいのイメージで前走のように自身の単純な上がりの速さで勝負したい。

今回はショック的に位置取りを上げても良いし、引き続き追い込みに構えても良い。とにかく瞬発力とトップスピードを活かせる形になるかどうか次第。

 

 

ミュージアムマイル

黄菊賞→朝日杯の短縮格上げの対応に関しては、未勝利上がりのアドマイヤズームも対応出来たように朝日杯自体がかなり緩くて軽いレース質になった事が要因として明確にあったと見ている。(アドマイヤズームはNZT→NHKマイルの格上げでレース質が重くなったタイミングで飛んでしまっているように)

ただこの馬の弥生賞1人気4着→皐月賞3人気1着の推移と挙動を見ると、本格派の精神力系という可能性もある程度見ておかざるを得ない。

マイル対応も出来る本格派の精神力系で皐月賞勝ち馬となるとアルアイン的なイメージか。

皐月賞の勝ち方としてはジオグリフ、馬質的にはアルアイン。どちらもダービーでは好走していない。(延長東京替わりでレース質が緩むため精神力が活かし辛い、求められにくいため)

やはり皐月賞を量(地力、完成度、スケール感)でこなした馬でないとここの連続好走は難しいのかなと。

2010年以降の皐月ダービー連勝はコントレイル、ドゥラメンテ、オルフェ。ここと比べるとアルアイン、ジオグリフ側の方がイメージは合う。

 

 

ファンダム

まず1番良いのは前走でしっかり我慢する競馬をした事。

ダービーへの延長で距離適性を不安視する見方もあるが、この時期の同世代戦なら本質的な距離適性が多少短めにズレていたとしても、それよりも折り合えるかどうかの方が重要。この馬が前走で我慢した経験はここで活きる。

毎日杯は逃げ馬が33.5秒の上がりを使えるくらいのスローペースで、そこを後方で我慢しつつ10頭立ての9番手から追い込んで0.2差をつけて圧勝。単純な能力評価としても十分高い評価が出来る。

軽くて速いトップスピードのマスカレードボールに対してこちらは重くて強いトップスピードというイメージ。

どっちの差し馬が来るかはその時々によって変わる、馬場と展開次第なのでサイコロみたいなものだと考えても良いくらいに思っている。

東京競馬場の路盤改修によって2021年以降はややパワー寄りの馬場になっているので、今の時代ならマスカレードよりこちらを選びたい。

週末に雨が重なって馬場がパワー寄りになった事で今開催のNHKマイル、VMオークスのどれもパワー的な差し・追い込み決着になっている。

中期トレンド的にも短期トレンド的にも今年のダービーはコレを選びたい。

 

 

サトノシャイニング

逃げられなかった逃げ馬候補。

馬質的に奥行きも感じないし、ここまで教育で折り合いをつけさせて来た事を全部取っ払って逃げても良いんじゃないか。自分はそうは思わないけれど陣営とか馬主からしたらそのくらい勝つ事に対して価値の高いレースなのでは。

2020年までのディープ産駒全盛時代の硬くて速い馬場ならコレ一択。ファンダムを評価するトレンドにおいては逆ベクトル。

 

 

エリキング

休み明けで混戦の皐月賞を苦しんだ後の延長東京替わり。ある程度前につければ開放感で、構図的にはワグネリアンのイメージ。

2〜3着にジワっと走ってくるのは想像出来る。

 

 

 

◎ファンダム

◯クロワデュノール

▲エリキング

☆サトノシャイニング

 

クロワのノーショック2〜3着を軸にした予想。そこそこ閉塞感のある臨戦過程で、苦しみながらなんとか地力でまとめるというイメージ。4着のパターンも無くはないと見て。

◎ファンダムとマスカレードは質の違いこそあれど追い出し・仕掛けを我慢出来た方が1着の資格を持つという見方。その点で選択肢があるマスカレードではなく前走の我慢がある意味でしっかりとした布石になっているファンダムを本命に。

 

ファンダムの単が本線。