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2022 チャンピオンズC 回顧

【評価】

◎グロリアムンディ

◯クラウンプライド

▲ハピ

△ジュンライトボルト

 

 

1着:ジュンライトボルト SL 砂被り◯

連チャンと言えば連チャンなのだが、高揚感のあるリズムに乗せてエネルギーの充実度を一時的にピークに持って来たイメージ。パンチは効いているがあまり良い馬ではなさそう。

 

 

2着:クラウンプライド CM

日本TV盃、JBCクラシック、そして今回の3連続2着は内容的にも優秀。戦前に評した通りかなり良質な馬で、3歳でこれだけやれていれば能力的にも十分。ジュンライトとテーオーのようにSの上げ下げで好凡走をして来るタイプではなく脚質と良質さで常に強さを出して来るタイプ。

 

 

3着:ハピ MC 砂被り◯

今年1月デビューで今回が8戦目。蓄積疲労はあったと思うが、リズムを保ちつつも絶妙に疲労を抜く前走の3人気4着の凡走を上手く使って、前に行って馬質で耐えさせる3着。極度のストレスを抱えているタイミングだと耐え辛い形。SにもLにも振り切れておらず、バランスの取れた個体能力と補完のCが目立つ良質馬。クラウンプライド同様、3歳でこれだけやれていれば十分。

 

 

4着:テーオーケインズ SL

決して質の悪い馬ではない。今回はJBCでやる事をしっかりやった後で、若干Sの出力を落とした状態でイン有利の中京18で外々を回してしまった時に、自身のSではなく量の部分だけでは賄い切れなかったという4着。これまでの戦歴で最も評価出来る昨年の帝王賞の後のJBC4着も同じ形。

交互系というほど(ピン)パーがある馬ではない。頭抜けた量を保有している訳ではないのでSの出力に頼らざるを得ないというだけだが、走れるタイミングであれば十分主役を張れる馬。

 

 

5着:シャマル S

余計なものをあまり抱えていない高純度の良質S系。こういう短距離志向のS系では流石に乗り越えられない条件だったという事。激走後+延長+良馬場だったさきたま杯は今回と同じ条件設定で、前走のマイルChは延長ではあったが不良馬場だったのでS一本で乗り越えられた。スピードやS要求の強いフェブラリーでは素直に評価出来る。

 

 

6着:サンライズホープ L

体力が豊富なL系。OPまでは素直に先行して体力任せでもこなせていたが昨年のチャンピオンズC以降は状態を崩していた事も影響して頭打ち感があった。そして状態を戻して前走の追い込み競馬。体力があるのでハイペース外差しの展開なら雪崩れ込める。中京18で大外を回しての6着は悪くない。フェブラリーもチャンピオンズも今のこの馬の形だとフィットしない。地方の体力質レースで買ってみたい。

 

 

7着:スマッシングハーツ LS

元々爆発的なSで追い込んでいる訳ではなく、体力とスピードを活かしてスーッと差すタイプ。馬体を増やして延長で位置を取りに行くのはそこまで悪くない形。OPなら上位にいる馬だが今回は単純に能力の不足が響いた7着。短縮+追い込みで爆発力に転化するというよりは、追走の忙しさから頭を取りこぼす方がタイプ的にしっくり来る。忙しい小倉17の門司Sを取りこぼしてから中京19への延長で勝ち切るのがこの馬の本質。

 

 

8着:ノットゥルノ LC

広いコースで外から伸び伸び走らせたいタイプ。Sは弱めで、同格以下の相手を体力と格で飲み込んでいく形がベスト。成長に期待。

 

 

9着:オーヴェルニュ L(S)

かなり淡白な非C系。凡走後で活力はある状態だったので今回がダウンであればという内容。キツくなった所での踏ん張りも徐々に効かなくなって来ている。休み明けやダウンや凡走後の単発の好走に警戒。

 

 

10着:タガノビューティー LS

能力的に抜けていない馬が中京18で外を回した時点で厳しい。直線でしっかり末脚を伸ばしたいのでひとまず東京で。

 

 

11着:レッドガラン ML

芝でS不足でダラっとした体力雪崩れ込みを見せていた馬が、ダートでそのS不足がより響いたという印象。フェブラリーはより厳しいので芝で体力質寄りのレースで。

 

 

12着:グロリアムンディ SM

重賞級のSは持っている馬だが今回の休み明けでいきなり好走するには尖りより量とかまとまりに寄っている部分が仇になってしまったという内容。この後のダウン外枠替わりで無難に。

 

 

13着:サクラアリュール LM

体力主体のまとまり系。東京21のOPベスト。

 

 

14着:バーデンヴァイラー L

非C感の強いLど真ん中のタイプ。地方交流のG3まで。苦を感じない条件であれば連勝も可能だがそれはS由来ではない。パンチが弱いので交互質にもなれない。

 

 

15着:サンライズノヴァ L

引退。8歳の最後は活力の低下が厳しかったがフェブラリー3着、かしわ記念3着、プロキオンと武蔵野をしっかり勝ち切り、これが全て6歳シーズン。若い時期に勢いだけでこなした訳ではなく、こうやって古馬になっても強さを見せてくれる良い馬でした。

 

 

16着:レッドソルダード L

体力型の先行馬。自身より弱い相手に対してダラッと雪崩れ込む形で。

 

 

グロリア単に突っ込めた事自体は先週のユニコーンライオン半身打診に比べたら全然悪くないんですが、今振り返るとこの単万は絶好調のリズムがある時に余力で拾えるくらいのイメージが多分ベター。苦しかった11月から抜け出す時に使う渾身の一手にしては調子に乗り過ぎかなという感覚。

テーオー切り前提+この資金ならグロリアとジュンライトで単勝を半々で割っても全然OKでした。

何はともあれ、試金石と銘打った勝負でレートも引き上げて勝てた事自体はかなり大きかったです。

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