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2022 ジャパンC 回顧

【評価】

ユニコーンライオン

 

 

1着:ヴェラアズール LS G1.5

低レベルなメンバー+スローペースで格上げの苦がほぼ免除され、前走からのリズムのままの勝利。本質は前走のような休み明けの外ズドンタイプだと思うが今回はムーアの騎乗とそれに耐える為の鮮度が見事にハマってのパフォーマンス。前走圧勝による一時的なS付加というのも同意。

 

 

2着:シャフリヤール M   G2

差しへの位置取りショックで多少跳ね感が出たように見えるが、挙動の質自体は前走と大差ない。あくまでまとまり系の範疇の走りで、秋天からの延長でレースの強度が下がった事とメンバーレベルが前走より低かったので上位に浮上したというイメージ。延長+実質ダウンという走りやすい構図。延長で控える逆位置取りに関しては、マイナス面より道中のプレッシャーから外れて脚を溜められたメリットが上回ったという事で。

 

 

3着:ヴェルトライゼンデ CM   G2

あくまで本質は18〜20くらいだがスローペースの追走で距離適性をごまかし、直線半ばまでインの好位で我慢させ、追い出したのは残り300mあたりから。精神力はあるけれど使える脚が短く、自力で押し切る為のSもワンパンチ弱いこの馬の足りない所を全て補うパーフェクトな騎乗。この形でも今回のメンバー相手に3着なので地力的にはG2レベルだが、今年と同じくらいのレベルなら内枠での大阪杯がベスト。前走の外回しの凡走から見ても明確にC系認定で良いと思います。

 

 

4着:デアリングタクト LM量   G2

直線で進路が塞がれる不利?がなければ、という結果だが、個人的にこの馬のピークだと思っているオークスまでと比較すると明確に駆動の力強さ、迫力は落ちている。昨年のJCも今年の宝塚もエリ女も今回も挙動は大きく変わらない。Sは落ちているが格は未だにしっかりと保有しているので、格や量だけでこなせるレースなら十分やれる。道悪になるとそれはそれでSが求められるので今は良馬場のG2くらいが良さそう。

 

 

5着:ダノンベルーガ LS   G2

スローペースで前走の反動はそこまで出なかったがG1レベルでは明確にS不足。休み明けダウンがベストで現状はG2まで。距離も18〜20くらいが良い。

 

 

6着:グランドグローリー 

凱旋門賞からの臨戦でスピード対応がまず厳しかった。体力はあるので最後まで伸びているが33秒台の上がりは厳しい。

 

 

7着:オネスト 

これもグランドグローリー同様、直線での絶対的なスピード能力が日本馬と違う。これを見て日本馬が道悪の凱旋門賞でキツいのがより分かる。

 

 

8着:カラテ LS G3

もう少しやれても良いと思っていたが距離問わずG1ではもう厳しい。安田から新潟記念という開放感の恩恵がよっぽど大きかったという事。6歳という事も影響してか淡白になっているので休み明け等フレッシュなタイミングでの単発の好走に警戒。

 

 

9着:テュネス 

出遅れていなかったとしてもダッシュ力やスピード能力的にキツい。

 

 

10着:ユーバーレーベン LC   G2.5

4角から出ていく感じは良かったがそもそも若駒時にも決め手不足を見せていた通り自力で動くためのSが弱い。自身は走れるが相手がタフさを苦にするようなレースで相対的に浮上するのが現状。多分使って来ないと思うがレース質的には愛知杯あたりがベストで、少し上を見るなら阪神22のエリ女牝馬限定のタフなレースで。

 

 

11着:ハーツイストワール LS G2.5

低レベルなアル共2着が上限で、今回は単純に能力負け。セカンドクラス以下の体力質レースで。

 

 

12着:シャドウディーヴァ LS   G3

もう少しやれても良かったと思うが活力がほとんど感じられなかった。引退。

 

 

13着:トラストケンシン LS   OP

ハーツイストワールと同型だが弱い。

 

 

14着:テーオーロイヤル LCM   G2.5

東京24でのスローからの上がり勝負はこの馬の得意とする形と真逆。他馬がタフさを苦にする消耗戦で。春天激走のダメージをずっと引きずっているイメージもある。今のリズムなら有馬云々ではなく一旦休ませて良い。これでも一応前哨戦よりは本番向きのタイプだが阪神での春天が終わると合う舞台が減る。

 

 

15着:シムカミル 

上がり勝負に全く対応出来ず。

 

 

16着:ユニコーンライオン LS G3

ハイペースで体力切れを起こした訳ではないので、加齢によって連続好走出来るような精神構造を失って淡白なピンパー質の逃げ馬になったというイメージ。かなりLに寄った。

 

 

17着:ボッケリーニ MC   G2.5

大幅に馬体を減らして大外から位置を取りに出たが裏目に出てしまった形。そもそも能力も足りていないのでこの形は厳しかった。またG2以下で。

 

 

18着:リッジマン

割愛。

 

投げ打つような形で勝負から半分身を引いた姿勢での参加。情けないですが今の自分はこの手がファーストチョイスでした。低レベルなら低レベルでヴェラアズールの単勝を買えるような打ち手にならないと勝てないですね。