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2022 中山記念 予想 

【個別分析】

①ソッサスブレイ SL   OP下位

SLベースだが低レベルでまとまっていてこじんまりしている。ディセンバーの激走は地力ではなく内前有利のバイアスに乗ったのが大きい。前走大きな苦を味わったので次のダウンで少し見てみたかったが今回は短縮+ペースアップで更に苦を味わう事になると思われるので厳しい。

 

②トーラスジェミニ LS   OP〜G3

開放感が必須なタイプで前に圧が掛かるレースでは厳しい。

 

ガロアクリーク SL   G3掲示

クラシック時期に片鱗は見せていたが、積んでいるエンジンの大きさは感じる。何かのキッカケでガラリと変わって来たらスコーンと走られそうな雰囲気。脚部不安による休養明けだがそれなりに動けていそうだし、明確に論理的な理由をつけて◎というのはなかなか難しいが、ここのピンパーは拾ってみても面白い。

 

ヒュミドール SM   G3

体力もしっかり保有しているのにそれが主導として出てこないくらいに(あくまでG3格だが)Sが充実している。目立たないタイプだが8回重賞を走って掲示板が5回、そのうち2着が2回と地力で通用する証明は十分ある。ディープ系のように休み明けで軽さと無難さを要求するよりは、穴馬だし地味だけれど力強いSに期待という構図なら評価出来る。

 

⑤パンサラッサ LS   G3

G2級の重い体力をOP〜G3級のSで押すタイプ。この手のタイプで序盤からエンジンを吹かして先手を取れるというのは明確な強み。秋の2つの逃げ切りは一時的にSが効いての連チャンではなく、単に地力通り走ったら差されなかったというだけのもので、あくまで本質の範疇の走りと見ている。有馬は延長だったがペースが一切緩まず、G1の舞台でそれに耐えられる程の体力はありませんという凡走。ここでSの途切れ(連チャン終了からの不振期的な)を意識するよりは体力ストックの上限を見せたと受け止める方が良さそうかなと。

今回は体力と格的には守備範囲内。有馬が長距離の緩い流れではなかったので、短縮でのペースアップ苦にはあまり注意しなくて良さそう。となると、G1凡走後のダウンで逃げられさえすれば開放感由来のS的な軽いプッシュが効くので、そのまま体力で自分の形の競馬、福島記念くらいの走りは想定出来る。

 

⑥レッドサイオン M   OP

新潟記念の走りを見てOPならまだなんとか、と思ったが前走を見るとちょっと厳しい。捻ってこれを取るくらいならストレートにハダルで良い。

 

⑦ウインイクシード MLC   G3掲示

それなりの体力とそれなりの馬質とそれなりの脚質を持っているタイプ。掲示板〜3くらいの可能性は否定しないがSの後押しが明確に弱くなっている。

 

⑧マルターズディオサ LM   G3掲示

Sっぽさに欠ける緩いタイプで、中山16→東京18のような緩い臨戦でフワッと走って来る。前走は前が厳しい展開ではあったが負け方がかなり良くない。あの負け方をした後に詰めて使ってもどうかなと思う。

 

⑨ゴーフォザサミット LM   OP

母方の影響か軽い方のL系。OPですら馬券内に来れない駆動の弱さなので基本的に足りていない。虚勢明けの初戦でもあるし、ここでいきなりというよりは次以降にどこまで上げて来られるか。

 

⑩ルフトシュトローム 量 ?

NHKマイルまでがかなり量的で、奥に強さを感じる挙動。状態面がずっと整わないらしいので前走のように凡走後の詰めたタイミングで買うよりは、こういう間隔を空けたタイミングで触ってみる方が面白さはある。初の18以上という新鮮さはあるが今回のメンバー構成だと距離延長による緩さへの期待はあまり持てない。

 

⑪カラテ SL   G3

これがG1になると話は別だが、この相手関係、レースランクならSの余勢はまだ使えるし、前走も伸びて来ての差し届かずなので馬の前向きさ(S)的には悪くないという評価にはなる。ただ今回、確実に前走の馬群で閉じ込められた反省を活かした乗り方をジョッキーも陣営も意識して来ると思っているので、開幕週の馬場で外々をぶん回すと物理的にかなりキツイ。馬自身は動ける状態という想定なので、勢いのある追い込みは見せるが差し届かず2〜5着というイメージ。

 

⑫アドマイヤハダル LC   OP〜G3

現状はまだ緩いというのが第一印象。素質は感じるが現状はまだSも弱いし、体力ががっつり優位という事もなくこじんまりとしている。その緩さを補ったのが前走の中山18→東京20の緩むベクトルの臨戦だったという認識。相手関係を抜きにして、自身のパフォーマンス的にも突き抜けるような活力は感じなかった。そこからの再短縮になる今回、雑に言ってしまえば楽→苦の構図になるという事で評価を下げたい。

 

⑬ワールドリバイバル LS 〜準OP

交互というほどSが表に出ている訳ではなく、悪質なLベースでSが補完であるくらいのイメージ。質、能力共に古馬の重賞戦線では足りていない。

 

コントラチェック M G3掲示

パンサのように重い体力のLSではなく、軽い方のLSに近いタイプ。タイプ的に開幕週はかなり合うと思うが、パンサラッサの存在がとにかく厄介。先手を取られてしまうと相手の前傾ペースで少なからず持続質、体力質に寄ってしまうし、かと言って仮にこちらが逃げられたとしても、スルスルと軽い楽逃げをさせてくれるような相手ではない。そこに福島記念での悪い記憶が馬に残っているので相手関係的にかなり難しい状況だと見る。

 

⑮ダノンザキッド SL   G2.5

マイルG1で3着に来れるレベルの精神的骨格は持った馬だという事が前走で分かったが、軽快さ、軽薄さとは逆のイメージで、どちらかと言えば重い側の馬という印象。休み明けで開幕週の馬場でいきなり飛んでこれるほどの(精神的)柔軟性を持ったタイプには見えていない。安田の3着候補には入れても良いが前哨戦での前科もあるし、ここでの頭のイメージは消してレースに入りたい。重いのでパンサラッサとの相性は良い。

 

⑯ワールドウインズ LS   OP

LにもSにも振れていない中途半端なタイプ。OPの掲示板が通常運転で来られるライン。

 

 

【評価】

◎パンサラッサ

◯カラテ

ヒュミドール

△ダノンザキッド

 

◎パンサラッサの逃げがある程度決まるイメージ。そうなると強い馬しか来れないという事で人気馬中心のチョイス。リズムのあるカラテを対抗に、間隔が空いたのが気になるので1つ下げて2番手にヒュミドール。前科持ちだが重さに耐える精神骨格はあるダノンザキッドを3番手で。

ガロアクリークとルフトシュトロームはちょっと我慢します。