最強競馬ブログランキングへ

2022 フェブラリーS 回顧

【評価】

◎レッドルゼル

エアスピネル

サンライズノヴァ

 

 

1着:カフェファラオ MC    G2

初めて使ったが「体力が弱いのではなく体力に頼る事をしない馬質」というのは個人的に納得のいく表現。構造としてはアーモンドアイとそう遠くない。重馬場+スローで先団への圧もほとんどなく、まさしく体力や底力の要求がない状態で格の違いを見せつけるパフォーマンス。

 

2着:テイエムサウスダン LS   G2

カフェは質が良いだけで圧倒的な能力とか膨大なS保有という訳ではない。今回の最高の形でそのカフェに完敗なのでやはり馬の能力、Sの不足があったという事。G1級のSを感じない。緩さが気になる。

 

3着:ソダシ LS   G3

前走投げたのと同じようにSの減退が強い。舞台条件がやや好転したのと、馬場と展開の助けに乗ってこの位置という結果で、馬自身がS的にパフォーマンスを上げて来た訳ではない。やや雑だが不振期というレベルで見ておいた方が大外しはしないくらいのイメージ。

 

4着:ソリストサンダー ML   G3

アップで集中してクッとパフォーマンスを上げての6人気4着ではなく、厳しさを要求された前走からLやM優位の緩いレース質への解放でフワッと走ってフワッと4着。基本的にダウン向きで、延長で外からダラーっと飲み込むような形が合う。

 

5着:タイムフライヤー LS   G3

確かに前有利の馬場と展開にはなったが、それを超えて来るようなSの勢いがない。LとSがぎっちり繋がってしまっているようなイメージで、ある種均衡状態とも取れる。延長で前に行っての解放がハマってのパフォーマンスなら最後ソリストを交わすくらいのSは普通見込めるのだが、ラストの挙動にかなり違和感がある。

 

6着:レッドルゼル MLS   G1.5

後ろからでは物理的に無理というレースだったので結果についてはどうこうないが、ラストに躍動感が一切なかったのはどうしても気になる。地方でも対応出来ているように少なからず重さがあるので、休み明けの東京マイルでいきなりスコーンと走れという軽いノリが合わなかったのかなというイメージ。

 

7着:アルクトス CL   G2

悪くない展開にはなっているので単純に地力不足だが、スイートスポットがかなり狭い。Sの弱さをカバー出来る場面で、弱い相手に難なく格を見せつけるタイプ。弱い相手向きのC系。

 

8着:サンライズノヴァ LSC   G2

これは悪くない。単に展開に恵まれなかっただけ。

 

9着:エアスピネル SM   G2

デムーロがスタート後にあえて下げているがレース質と逆行してしまった。ノヴァ同様凡走している訳ではない。

 

10着:ミューチャリー LS   

とにかく重い。地方の20以上専門でオメガの弱い版。

 

11着:インティ MC   G2

良馬場の先行でタフさを求められるより、こういう格で乗り切れる軽い質なら前に行っていればソダシより上はあったと思う。Sが弱まっているのでどういう状況でもという訳にはいかないが、相変わらず格はある。

 

12着:サンライズホープ L   OP〜G3

とにかくSが弱くて緩い。恵まれての東海S4着が限界。

 

13着:スワーヴアラミス LS   G3

ダウン向きの体力LS。G1になるとSの駆動が全く効かずに単純Lになってしまうイメージ。

 

14着:テオレーマ MLS

脚質的にノーチャンスだし格の差を壊せるほどのSではない。

 

15着:ダイワキャグニー SL G3

買っていた人がかわいそうになる騎乗だったが、馬自身もダートでキツさを感じた所から踏ん張れるタイプではない。あくまで芝の軽さの中での勝負というタイプ。ダート適性がないという結論で良いと思います。

 

16着:ケイティブレイブ LC

流石に。

 

 

馬場悪化で前に行けるリズム持ちをという発想でテイエムという答えは出せなくはない。ただここで◎カフェファラオというのはもう1レベル、2レベル上というか、それが出来るまた別の領域に到達していないと出せない答えかなと思う。

びっくりするような穴馬をピックアップする力より、そういう突き抜けたレベルを意識して取り組もうと強く感じさせられたレースでした。

各馬の分析は継続して、これから先自分にとって必要なのは分析の後の思考とか想像力の奥深さ。

 

今週は土曜に府中現地で軽く遊んでしまったので資金少なめでした。

スクリーンショット 2022-02-21 17.00.09.png