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購入レース数問題

そんなに長い事この業界にいる訳ではないですし、業界の中枢にいる訳でもないのであくまで私見という事になりますが、現在の馬券攻略の主流路線は「購入レース数を絞る」側なのかなと。まずここを前提として話を組み立てます。

 

結論としては、私個人はまだ主流(?)側にいますが、競馬野郎・馬券野郎としては購入レースを増やした上で勝ってこそだと考えています。

 

Mの法則を使った個体(タイプ)分析という私の予想アプローチは、3歳以上重賞及び古馬OP以上がまともに戦える土俵となります。

後のG1馬、OP止まりの馬、準OPすら勝てないレベルの馬達が一緒くたになっている事が多い2〜3歳戦では各競走馬の本質の部分はどうしても見えづらくなります。

一方古馬のOP競走等、実力が拮抗しているメンバー構成でのレースでは、個体能力が拮抗しているからこそ、その奥にある競走馬の本質・性質が見えてくるのです。

 

まだ私は自分の予想を確立する道中にいるので、馬券としてはあくまで分かる範囲で、分からないレースにはひとまず手を付けずに参加しています。

先週購入したのは中山金杯(古馬G3)、ニューイヤーS(古馬OP)、すばるS(古馬OP)、淀短距離S(古馬OP)の4レースのみでした。

その中でも予想力をつけるために購入金額・週毎の予算はあえて生活に影響が出るラインまで攻めています。

 

究極の話、昨年1年間全く馬券を買わずに12月の有馬記念でエフフォーリアの単勝に年間の競馬予算全額を入れれば回収率は210%。複勝にしたとしても年間回収率は110%です。逆にここまで振り切った勝負が出来る馬券野郎がいたら今回の記事の論旨とは別の意味で尊敬に値しますが。

これはあくまで究極の話ですが、「購入レース数を絞った場合の回収率」という数字の持つ意味はそんなに大きくないのではないかと考えています。

 

朝から競馬場に行って、時には「ここはケン!」なんて言ってみたりしながら5〜8レースくらい馬券を買って5万円勝って、帰りにそのお金で遊んで帰る。勝負師の道楽のようなこんな休日が多くの競馬ファンの本当の理想なのではないでしょうか。

少なくとも私が競馬を始めた頃の理想・目標はこれでした。「古馬OP以上を主土俵にして年間回収率150%が目標!」なんてこれっぽっちも考えていませんでした。

少ない資金を元手に遊べるお金が欲しいから3連系の馬券を買う訳で、結果的にほとんど勝てないですが、目標と手段という意味では首尾一貫していたのかなと思います。

 

年間回収率150%の予想力を持っている人は分散を小さくするために購入レース数を増やすべきです。

購入レース数を減らすべきなのは、そういう予想力がない人が競馬という巨大なギャンブルのシステムの中で一閃の風穴を空ける為なのです。

予想力のある人の有馬記念◎エフフォーリアは勝負のアヤ、時の運で滑ってしまう事もあります。

一方で予想力のない人の◎エフフォーリアは年間を通して参加してしまってはトータルで勝てないので有馬記念のみという極限の所まで購入レース数を絞って戦えば勝てるという事なのです。

 

購入レース数という1つの問題に対して、「減らせば勝てる」「増やせば負ける」という簡単な結論では思考が足りていないのです。

 

 

私個人としては『競馬の道を極める』という目標を掲げている以上、予想力を上げていくのを前提として、馬券購入者としては購入レース数を上げて分散を減らして勝つ、競馬場に朝から行って5万円勝って遊んで帰るというレベルまで到達したいと考えています。

 

簡単に勝てる手近な方法を探すのではなく、自分の現状を把握し、設定した目標とそれに対する適切な手段を設定する事が大切だと考えます。