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2021 チャンピオンズC 予想

【個別分析】

①ソダシ SL/LS G3

S主導だが本質がしっかりしている訳ではなく、比較的簡単にLSへのマイナス方向のシフト(ヘタる的な)が起こるイメージの馬。本質で勝てる所を勝って負ける所は負けているだけで交互質という訳ではない。初ダートの今回、Sを突っ込む事が出来るタイミングだが少しでも苦を感じると投げると思うが。

 

②カジノフォンテン S

S(エネルギー)の充実でG1級のパフォーマンスを冬〜春にかけて見せた馬。素晴らしいSだったがそれが地力ではなくある種の実力以上のアウトプットだった事によって反動が出ているイメージ。

 

サンライズノヴァ CL   G2

好凡走の差が激しいのは気にならないタイプだが今は少し淡白な方に寄っているのでここで連続好走のイメージは薄い。

 

④インティ SSC G1

徹底先行で7連勝でフェブラリーまで制した程のS主導の馬が凡走を挟んでもチャンピオンズCを2年連続3着。この馬の質が特別良いという事ではないが質の悪いS系ならこの隔年3着は難しい。大きなSをある程度コントロールする事が出来るくらいの器を持っているという事。前走は明らかに叩きのタイミングだし、狙いはココと見てこちらも素直に照準を合わせるのが良いのではないか。差して2〜3着を狙うには絶好のタイミング。

 

エアスピネル MS   G1.5

どこかで交互を崩しても良いくらい充実した内容を見せている。マイラーズ(芝)とさきたま杯(14)を挟んでいるのもスパイスとして効いている。淡白な高齢馬の交互の挙動ではなく、そこそこSも見せながら結果として交互のリズムになっているだけというイメージが近い。中京18のチャンピオンズだと乗り方とか展開がハマらないとSがかえって悪い方に転ぶイメージもあるので紐であれば面白い。

 

⑥テーオーケインズ SL G3〜G1

S主導ではあるが一定のLもしっかり抱えているタイプ。格上げの東京大賞典である程度参加出来てからのダウン道悪で圧勝してからの連チャンが2走前までの3連勝。東京大賞典はL要求が結構強いと思っているのでそこへの対応も肯けるし、そこがひとつのトリガーになるのも分かる。Lを抱えたSL系が連チャンを終えて休み明けを1人気4着した後の本番、絶対来ないとは言わないが印象は良くない。

 

サンライズホープ LS   OP〜G3

オーヴェルニュが弱くなったイメージ。楽→苦。

 

⑧スワーヴアラミス SL   G3

地力で高水準のパフォーマンスをキープ出来るような馬質ではないので夏の2つが小さい連チャンで近2走がお疲れの不振期のイメージ。前に行けば負荷が掛かる場面だし厳しい。

 

⑨オーヴェルニュ LS   G3

G3格のLS系。タイプ的に前走がドンピシャのタイミングだったので評価した。そもそも足りていないしこのタイミングで味が出て来るタイプでもない。

 

ケイティブレイブ CL   G2

Sの減退は感じる挙動だが前走は勝負所でオメガに前をカットされてしまってやめているので酌量の余地はある。このリズムでは厳しいというような簡単な感じではない。フェブラリーS2着の時のようにこの馬が来るパターンも描けなくはない。

 

⑪アナザートゥルース LC   G3

一定のC質は保有しているのでがっつり揉まれなければある程度耐えるイメージはある。ただ耐えたというレベルのパフォーマンスでは単純に足りないかな。

 

⑫クリンチャー CL   G2.5

格と体力というタイプで昨年の太秦Sも前走のみやこSも立ち上がりが休み明けのC系っぽい挙動。帝王賞の3着等ある程度の地力は示しているので叩き2戦目で上げ幅があれば紐なら悪くない。

 

⑬チュウワウィザード SC   G1

2019東海Sから昨年のチャンピオンズ1着までの10戦の流れは改めて結構良い。ポイントポイントで負けているがS系のパフォーマンスの一連の流れとして無駄が少ない。集大成としてのチャンピオンズで◎で単勝を獲れたのは改めて良かったなと思っています。今年も昨年と同じローテで挙動的な陰りはほとんどない。地方らしいLにあまり振れていないので金沢21でミューチャリーに負けるのも許容出来る。一定の評価は素直にするべき存在。

 

⑭ダノンファラオ LS

馬質、能力共に足りていない。地方のLレースでなんとか体裁を保っている。

 

⑮メイショウハリオ S

2走前より前走でパフォーマンスを上げているのが好感。今の状態なら相手強化もペースアップも寧ろS的に良い方に転ぶ連チャンのイメージ。馬群を突ける差し馬だというのは鞍上も理解しているはずで枠だけがもったいない。外を回すよりダメ元で良いから内を狙って欲しい。

 

⑯カフェファラオ MC G1.5

フェブラリーの勝ち方がちょっと薄っぺらいのが個人的に好きではない。一流のダート馬らしい重厚さが感じられない。この軽薄さがあるからこそ函館記念で◎を打ったんですけどね。中央の重賞をもう2つくらいスコン、スコンと単発で勝てるくらいの質はあるがそれをチャンピオンズでというのはちょっと荷が重いかな。1番人気になるようなレースの方が合う。

 

 

【評価】

◎チュウワウィザード

◯インティ

▲メイショウハリオ

エアスピネル

 

チュウワ目線だと自分より格が上の馬がいないというのはかなり大きい。それでいて昨年と同じようにマークから外れられる位置にいるというのもかなり楽。

基本的には格下の後輩メイショウハリオのがむしゃら差しとインティ先輩の2着は頂きます差しだけを警戒すれば良いという事で無難にこれをチョイスしました。天才エアスピネル先輩の一喝も想定。

この下で評価するならクリンチャーとケイティブレイブ

テーオーケインズが偽物かどうかだけ当てられれば結構良い線行くと思うんですけどどうでしょう。