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2021 宝塚記念 回顧

35.1-1.00.0-1.59.2-2.10.9 (34.7) スローペース

 

【評価】

◎レイパパレ

ユニコーンライオン

アリストテレス

△クロノジェネシス

 

 

1着:クロノジェネシス CCM量

格という意味のCで現役馬の中でトップ。賢さによる出し入れがあるのでずっと1着で突き抜けていくというよりは要所要所でしっかりハイパフォーマンスを出すイメージ。最後Sで突き抜けたリスグラとは違う。

凱旋門は行っても本気を出さないような気がするが。

 

2着:ユニコーンライオン SLC

重さや体力という意味のLは持っているが体力バカのSLにはならずに、エネルギーのSと上質さのCで上手く昇華されている。一時的なSの連チャンではなく個体が完成形になっての今回のキャンペーンなのでこの後も継続して活躍出来るイメージを持っている。始動だけは若干重そう。

 

3着:レイパパレ LCS

一切の量を打ち消して初めて本質のレースになった。4着以下の馬に対しては脚質とリズムと鮮度で圧倒出来た形だが上位争いについてはアヘ感を出しているし結局L持ちという評価。脚質は違うが馬質としてはラヴズオンリーユータイプ。

 

4着:カレンブーケドール MML

疲労を持っていたのは事実で臨戦は確実に悪かった。その面で酌量の余地は自分も持っているが、それを「乗り越えて」来るほどの馬質ではないという個体に対する評価(C系ではなくしぶとさ持ちのMML系)は合っていたと思う。馬質的な評価をすると正直G2でも厳しい。質を求められずに能力だけで賄えるG3なら獲れるかもしれないが。

 

5着:キセキ LS

体力タイプ。悪質なL系ではないが駆動のSと格のCが足りないのでこのくらいのパフォーマンスが限界。

 

6着:ミスマンマミーア LS

淡白さやバカさタイプのLS系。交互でSを使って跳ねる馬。ダウンで反応するLとは質が違う。

 

7着:カデナ LS

前走より明らかにパフォーマンスを落としている。無理筋だったと言うこと。こういう異端延長とか活性という図式ではなく中身をしっかり見たい。

 

8着:モズベッロ LS

LSが並んでいるが質としてはキセキが近い。体力タイプのL。

 

9着:アリストテレス SM

LS系の駄馬というよりはそこそこの馬質はあったのだが明確にピークアウトしてしまったという方がイメージしやすい。Sの不振期というイメージでもない。これは手を出してはいけない馬でしたね。

 

 

(メモ)量は立場とも相関している。それまで量的なパフォーマンスをしていてもチャレンジャーの立場になると急に量を失って本質で勝負しないといけなくなる。今回のレイパパレがまさにそう。