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2021 ヴィクトリアマイル 予想

良馬場想定

 

【個別分析】

①マジックキャッスル MCS

クラシック戦線ではがっつり気持ちを乗せて付き合って来ましたが古馬になったしある程度落ち着いて見ていこうと思っています。

4歳でまだ充実のトレンドの中にいて馬の質もそこそこ良い。個人的に古馬G1初とか古馬マイル重賞が2つ目とかそういう字面上のものに対して鮮度があるという判断はしない。あくまでまだピークアウトしておらず走れるトレンドの中にいる馬という評価。この馬に足りないのは脚質と本当の意味の個体の力。主流路線で自力で位置を取って自力で勝ち切るという姿がない。今回G1で人気になって頭の可能性を考えるとなると、Sが薄れて来たデアリングを秋華賞で競り落とせなかった一点のパフォーマンスがやはり響いて来る。3とかなら全然良いと思います。

 

②シゲルピンクダイヤ LS

キレるSLチックな爆発力を持っている馬だったが近走は躍動感が薄れてダラっとした所で顔を出すようになってしまった。足りていない馬でも短縮差しでひょこっと来れるような低レベルの破綻気味のレース質になれば良いのかもしれないが今回は引き締まった格レースになる想定なので単純に厳しいかな。

 

③クリスティ SL

4走前のブエナビスタS?の内容は良かったが本質は大した事なさそう。量があるタイプではないので量を削がれてどうこうではなく、単純にそこまで強くない馬なので強い馬相手だと弱さがはっきり出てしまうだけ。前走くらいのレベルのレースでの道悪の逃げというのがキャラに合う。

 

イベリス SM

G3クラスの馬で、阪神Cでダノンファンタジーに圧殺されてしまうレベル。前走とリゲルSの2つのマイル戦で最後脚が上がってしまっているので逃げで押し切るなら体力的に14が限界かな。悪い馬ではないので控える競馬をもう1回頑張ってやったら良いと思うが。

 

⑤デゼル LC量

量系でL主導のディープ産駒。リズムと勢いはあるので前走追い込み勝ちくらいのストレスは超えられるかもしれないが、そんな事より何よりこの馬は量系でL質の馬なので同じ量とLで上回られているグランがいる影響というのがかなり大きい。L系は優位性のある時に能力通りのパフォーマンスをして来るだけなので強い相手に対してはかなりキツい。グラン相手で今回は明確に量も落とす。鮮度とかそういう次元ではない。

 

⑥グランアレグリア LS量

個体能力は高い。短縮でやや後方からになるがしっかり差し込んできて2〜3着イメージ。タイプ的に大凡走はない。

少頭数の外枠→短縮で内枠だから揉まれて苦という表面的な図式は成り立つが、並のLSならそういう条件で明確にパフォーマンスを落とす事が出来る。ただこの馬は量のある強いLSなので良くも悪くも一本調子なパフォーマンスになる。苦しい場面でも本気を出して個体能力で無理やり席を確保してくるイメージ。図式的に期待値を持ち出して消す事も出来るがそういう小手先で扱う馬ではない。

 

⑦マルターズディオサ SM

悪い質の馬ではないがG2〜G3クラス。格が足りない。レシがあっさり負けるチューリップをしっかり取るという立ち位置の馬。2走前にある程度のポテンシャルを見せながら前走道悪の高松宮で軽く凡走なので交互と延長先行の開放感でパフォーマンスは上げられるタイミングだが足りてはいない。

 

⑧ランブリングアレー LC

体力系のダラっとしたLC。変なキャラに見えるが自分の土俵ならそこそこはやれる。ストレスと疲労があるし短縮マイルになる今回は臨戦的にも完全に逆質。新潟とか中京が良いタイプ。

 

⑨テルツェット CL

L要素を抱えていて、まだほとんど負けを知らない馬なのでこういう格上げの場面でもがむしゃらに馬鹿みたいになって頑張れるというタイミング。グランに対してある程度喰らいつける余地はある。1戦ごとに徐々に内容も良くなっているので単純な成長も感じる。頭を脅かすイメージはないが紐では消さない方が良い。

 

⑩レッドベルディエス LC

強くない。マイルへの短縮というのもごまかしが効かないので良くない。

 

⑪ダノンファンタジー MCL

5歳のディープだが阪神カップの走りを持っているようにまだ単発なら力強いパフォーマンスを出せる。前走については道悪のスプリントでは流石に筋が違い過ぎたので気にする必要はなく、適舞台替わりで単発的にスコンと来る資格はある。ただ他の同臨戦の馬たちと比べて布石がないのは辛い。

 

サウンドキアラ MC

昨年春の一連のパフォーマンスがある通りM系ディープの中では上質。明確にSを伴っているというタイプではないので1つのキャンペーンが終わって不振期でその後また波が戻って来るというイメージではなく、綺麗に個体の成長曲線のピークが昨春に来ていたというイメージの方が合っている。前走からの解放感は確かにあるので3の可能性もギリギリ残しても良いが、あくまでピークを過ぎたまとまりディープなので基本的には5くらいが良いラインかなと思う。

 

⑬プールヴィル CM

前走についてはデゼルとマジックの1列前での競馬で内容は同等以上。休み明けだったので叩いての上積みも見込める場面だし阪神牝馬組からはひとまずチョイスして良い。本格化による未知の魅力はある。今回がグランとレシのいないG2クラスのディープ軍団メインのレースならあまり深く考えずに素直にこれをピックして素直に単複で良いのだが今回はそういう訳にはいかない。魅力に盲目的にならずかなりシビアに考えた方が良い。

 

⑭ディアンドル SC

3歳牝馬としてスプリント戦線で北九州記念2着まで駆け上がった馬。力はある。一線級に弾かれて不振期に入ったが距離を伸ばしてリズムを取り戻してまた実力通りの走りを見せているという状態。良いリズムなので目先を変えずに18のG3をもう1戦くらいの方が惰性で頑張れたと思うがここで相手強化+短縮という苦ベクトルの変更は辛いかな。充実期だが流石に相手のレベルもキツいしここは弾かれるイメージ。

 

⑮アフランシール LS

自分の能力で通用するレベルの所で揉まれずにマイペースに走ればという馬。ここは要らない。

 

⑯リアアメリア L量

オークスはLの力技、ローズはLと量が最大限噛み合ってのMAXパフォーマンス。G1のようにLの優位性のない局面では要らないです。まだ4歳だし22以上の量系の舞台ならまだ活路があるかもしれない。

 

⑰スマイルカナ SC

量とかLの薄いズレたディープ。インティとかと似ていて走らない時は馬がしっかり走らないので大きく負けるのは全く気にしなくて良い。桜花賞3、米子1、京成杯AH2、オーロ2、ターコイズ1という部分だけを抜き取って能力を計れば良い。多分みんなが思っているよりも強い。単純な交互質の馬ではないが今回は凡走後で巻き返しても良いタイミングなので個体の評価としては悪くない。

 

⑱レシステンシア CS

駆動のSも強いがあくまで主導はCで、精神骨格のしっかりした崇高なCS系。チューリップとNHKはC的に投げただけ、マイルCSも似たような理由。この3つ(特に前2つ)を持ち出して叩いて馬の評価を下げるのはナンセンス。まともにやって負けたのは桜花賞のデアリング(3冠馬)と前走のダノンスマッシュ(香港スプ勝ち馬)だけで、しかもどちらも差のない負けなのでこの馬がいかに能力が高いか分かる。

阪急杯からの今クールは高いレベルの充実度を示しており、Sのリズムは保ちつつも致命的なストレスはなく、カテゴリーストレスもないというかなり良い状態。流れ緩化(L質)をあまり良しとしないタイプではあるが単純に肉体的に追走スピードがキツいよりはマイペースに運べるのは良い。外枠からだが3〜4番手で良いので自身のリズムで運んで本質の勝負が出来るタイミング。

 

 

【評価】

◎レシステンシア

△グランアレグリア

△プールヴィル

△スマイルカナ

△テルツェット

△マジックキャッスル

×マルターズディオサ

×ダノンファンタジー

 

週中ツイートした、ある1頭の馬の馬柱というのはストレイトガールです。

この馬の現役時代はMはまだやっていなかったですが、12〜16のCS(SC)系牝馬という事で若干イメージが被るかなと。昨年のマイルCS時にMラジでダイワスカーレットを持ち出しましたがそこと比べると流石にランクは落ちますがストレイトガールくらいはあるかなと思います。

今回は個人的に◎レシステンシア一択でした。

相手はスマイルカナ、プールヴィルも魅力的ですが筆頭の位置にはグランを置きました。単はレシ一択なので◯▲なしで全て紐での評価としています。

ディープ産駒の個別評価、取捨はかなりシャープに出来たと思っています。

 

Mをやっている身として今回の上位2頭をそのまま取る予想、序列の付け方はリスクが高いです。リスクを取らずにプールヴィルとかスマイルカナに本命を打って、来なかったら来なかったで「そうか〜」と言っておく手もありました。または期待値を持ち出してレシかグランどちらかを切るというパターン。自分もたまに逃げてしまう事があるのでその感覚はハッキリ分かります。

 

今回は穴馬に逃げずシビアなガチンコ勝負を挑もうと思っています!押忍!

 

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