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2021 NHKマイルC 回顧

良馬場

33.7-56.9-1.31.6 (34.7) ミドルペース

 

【評価】

◎ランドオブリバティ

◯グレナディアガーズ

▲アナザーリリック

△シュネルマイスター

×シティレインボー

 

1着:シュネルマイスター MC

若干のLも感じたがそれでもMの範疇かな。良質なまとまり系。短縮で軽く差しに回って前を見ながらと、言うのは簡単だがそれをそのまましっかり体現して来るルメールは凄い。フィエールマンをこじんまりさせたイメージかな。

 

2着:ソングライン SM

これが評価し辛かったのだが、元々能力があって前走がよっぽど不利とかよっぽどキツかったと考えるのが良いかな。前走でキツいレースを経験しているのが慣れとして効いた感じ。牝馬で異端臨戦というだけではなく、唯一の「G1」からの臨戦というのが大きい。右回り左回りとかそういう問題じゃないと思うが。

 

3着:グレナディアガーズ LSC

SC評価をしていましたけどちょっと違いました。朝日杯の強い内容は鮮度と量の影響が大きく、それは別にOKなのだが前走の挙動に若干の怪しさを感じていた通り本質に近付いて良質なLS系っぽくなっている感じ。SのダウントレンドによるSL→LSのシフトというよりは元々LSという方がイメージとしては近い。格とも取れるが個体能力と若干の良質さで厳しいレースでも3にまとめた。

MIOさんのツイートにリプを送りましたが、流れ激化の格上げで徹底先行を続けると負荷が掛かる場面というのは確かになと。短縮を素直に最大限活かして差しに回ったシュネルとはその点で大きな違いがあった。

 

4着:リッケンバッカー SM

位置取りのショックが個体的にもレース質的にもしっかりハマっている。馬は最大限のパフォーマンスをしているので馬の能力・格的にここが限界。あんまり過大評価しない方が良い気がする。

 

5着:ロードマックス LM

後方からダラっと雪崩れ込んだだけ。特に評価する必要はない。

 

6着:タイムトゥヘヴン ML

不利がなくてもこのくらいだったと思う。馬券になるとしたら相手が弱くて自身が人気になる時だからあまり深く考えなくて良いかな。人気なりの評価をしていけば大外しはしない。

 

7着:アナザーリリック SM

裏路線から来たが結局足りていないという事。弥生2着から来る馬とは大きな違いがある。ここで本質が見れたがSありつつもそんなに上質な感じはなくよくあるSMくらいのイメージで良さそう。

 

8着:ランドオブリバティ M

初のマイルでしかもG1でしかもペースが速いのに普通に出して行ったらそれはキツさを感じる。あくまで自然な形でという前提はつくがこのタイミングならシュネルの後ろくらいまで下げても良かったと思う。今回は一応酌量の余地があるがそもそも馬が悪いというか強くないというのはありそう。

 

9着:ホウオウアマゾン LM

流れ激化の格上げでの先行なのでキツいという前提はあるが基本的には朝日杯と一緒。前哨戦なら頑張れるというレベルの馬。

 

10着:ルークズネスト SL

苦だったのは分かるがこれだけ負けても良いというほどの酌量は出来ない。トップクラスではないという事は示したかなと思う。

 

11着:ヴェイルネビュラ M

13人気7着が限界だと思っていたがもう1段下だった。単純に強くないと思います。スプリングで5番人気に落ちた時に反発して着を上げられなかったというのが大きい。それが出来なかった馬がさらに格上げでG1に出てきても、、という話になる。

 

12着:ピクシーナイト SL

そもそもキツいタイミングだし格上げでペースも厳しくなるしパフォーマンスを上げられる要素がなかった。

 

13着:ショックアクション LS

足りていないと思いますが。

 

14着:シティレインボー CS

馬は別に悪いところを見せていない。足りていないというのもあるかもしれないが物理的に無理過ぎる。7〜8番手まで下げるくらいで十分理想的だったと思う。調教師も前めの競馬でと戦前言っていたし。これはもう1戦は見ます。

 

15着:レイモンドバローズ LC

これも位置取りに疑問は残るがアーリントンの雪崩込みはあまり評価しない方が良さそう。

 

16着:ゴールドチャリス SL

低いレベルでのSLキャラ。

 

17着:グレイイングリーン M

ここで先行してしまうとそもそもがキツすぎて馬の評価には繋げ辛い。これで2走分酌量する余地が生まれてしまった。自己条件で本質を見ていくしかない。

 

 

グレナをある程度評価してしまいましたが最後の最後でフル乗っかりから回避出来たのは良かったかなと思います。

若干怪しいグレナへの刺客としてランドとアナザーの2頭を差し向けた形になりましたが、もう1〜2周考えればシュネルという素直な発想は普通に出せたなと。実力不足です。

 

個人的に覚えておきたいのはレベルが低いところでのパフォーマンスはそのレベル分は割り引いて見るべきかなという事。これが3歳春までの難しさ。この点で特に2歳戦は注意が必要。

古馬になれば基本的に重賞で何戦かしているので、そこでの内容の評価はそこまでブレが出ないという事です。

結局今回は弥生賞2着馬、前走桜花賞、朝日杯勝馬

穴馬の良い所を見つけてそれを素直に評価するのも大切ですが、それ以上に強い馬の強さを素直に評価する事も重要ですよね。