中山芝2000
【個別分析】
①ゴールデンシロップ MC
前走は同日同コースの共同通信杯より速いタイムで内容的にも別に悪くはない。新馬の負けもC質と見れない事もなくて、まだ未知数だがこの試金石のタイミングで良い方に転ぶ可能性はあるので人気が落ちるなら手を出しておいても良い。
②ダノンザキッド SL量
SLイメージでC要素はあまり感じないが世代間では単純に強くて量的。Sが突出している訳でもなく、良い意味でも悪い意味でもLを抱えている感じなので休み明けのSのリズムチェンジに期待するよりは格上げの次で嫌う方が良さそうで質的にダービーは結構合いそう。今回に関しては70〜80%くらいの確率でケロッと頭で来るイメージで良さそうだと思うが。
③テンバガー LC
前走は休み明けだったが別に走れていない訳ではなく、それで60%くらいのパフォーマンスだったタイムトゥヘヴンに負けているので能力的にあまり強くないという判断になる。
④タイトルホルダー MS
かなりまとまっている。精神構造も別に悪くないのだがとにかくまとまっていて能力通りのパフォーマンスに落ち着いてしまう。逃げでSを強調するか、もしくは少し位置を下げてまとまり系の人気落ちのようなイメージでフッと力を抜かせてあげれば多少は跳ねられるタイミング。まともに好位からの先行競馬をしてしまうと勝てない。
⑤ホウオウサンデー SMC
前走のパフォーマンスだけの判断ならひとまず魅力的。前走だけからなら質も全然悪くないのでこのオッズなら魅力と質に賭けてというのが成立してしまう。個人的にはもっと材料が出揃ってからしっかり判断したいのであんまり気乗りはしていない。
⑥ワンデイモア ML
まだ未完成感が強く本質が計れていない。Lを持っている感じもあるし結果的にまとまりっぽい感じもある。今回の条件ならまだごまかしが効くので本質が大した事なくてもそれなりに走って来る可能性はあるが馬券的には切っておく方向。
⑦タイムトゥヘヴン SC
前走は押し出される形でどスローの逃げになってしまいこの馬のSとCを抑える形の競馬。個人的にはLの保有が薄い本格派だと思っている。前に馬を置く形でと明確に示唆しているので期待している。
⑧ソーヴァリアント SMC
パワー型で素質は良い。前走はたまたま上手くゲートを出たが、そもそも活性のある感じではないので道悪の22から短縮で良寄りの20に来るというのは不安要素。そこそこ良い走りをしそうだが差し届かずイメージ。パワーを活かせる舞台なら積極的に買いたい。
⑨タイセイドリーマー MC
前走はパワーとL不足で素直に負けただけなのでそこまで悪くない。それでも活性に欠ける臨戦でダノンを後ろから差せるイメージは湧かない。
⑩シュネルマイスター CM
現状見せているパフォーマンスからは質には文句がつかない。無駄がない。ルメールはいつの間にこんな上質な馬を確保してたんだ笑。能力の横比較がまだこの段階では出来ないので相対性の中でのパフォーマンスは未知数だがこの馬単体ではそれなりに走ってくる想定でいる。ダノンの方が強いパフォーマンスを出してくるようならこちらは無駄なことをせずに3〜5着イメージ。能力がかなり高ければ質で圧倒する事もあり得る。
【評価】
◎タイムトゥヘヴン
○シュネルマイスター
▲ダノンザキッド
×ホウオウサンデー
そんなに悪い馬はおらず、3着争いならほぼ全馬あり得るようなイメージ。
ダノンは量を削がれる事があればコケる可能性はあると思いますが、一方で普通に圧勝まであり得るのでかなりレンジが広くて向き合い方から絞り辛く難解なレースだと感じています。そもそもまだ戦績が浅くて各馬の本質も絞れていないので少額で参加しておいて丁寧に回顧をすれば良いと思っています。