34.9-57.8-1.44.9 (35.3) ミドルペース
【評価】
◎ヒシイグアス
◯クラージュゲリエ
▲ケイデンスコール
1着:ヒシイグアス SCM
良い具合にCとMを持っておりSを制御出来ている。逆に言えば破壊的なSにはなっていない。Sの連チャンではなく単純に好リズム、集中状態で見た方が良い。条件戦からレース質がタイトになっていってもしっかり位置を取れて対応出来ているし、ゴール前で差し返す所の挙動も良い。決して無理をしている訳ではなくこのメンバー相手なら能力と質が1枚上だったという感じ。大阪杯は良い状態、良い臨戦で迎える事は出来るが。
2着:ケイデンスコール MC
他馬と比べて延長の優位性がありかなり走りやすかったと思うし自身の力は100%出せている。相手が強かったという事。NHKマイルの後しばらく沈んでいる時期があったがこれはSで不振とかで沈んでいるのではなく、個体の中のリズムの上げ下げ、上げキャンペーン、下げキャンペーンのような感じで捉えておけば良いと思う。今回の上げキャンペーンはある程度の集中力を伴ってのもので、Sグイグイの連チャンではない。
3着:ウインイクシード MC
ほとんどケイデンスコールと同じようなイメージかな。こちらは延長の優位性はなく、寧ろ短縮だったが集中状態で押し切った形。能力、質ともにそこそこは良い。馬がそれに応えたというのはもちろんあるが、鞍上が外から積極的に出て行ったのがレース質にしっかりハマったというのもある。この3着をしっかりアジャストして拾うのは難しいと思います。
こういうパターンはよくあって、頭はないという事でバッサリ切って3連系を買わないというのが賢明だと思います。どうしても3連を買うなら3列目は総流しくらいの勢いで手広くいかないと厳しいですね。
4着:ゴーフォザサミット Lm
ダートからのショックに反応してはいるが能力、馬質的にここが限界。今後もしっかりしたレースではほぼノータッチで良いと思います。
5着:トーセンスーリヤ MSL
休み明けだったが別に動けていない訳ではないし、先行バイアスにも乗っているので単純に力負け。これもあんまり過度に期待はしない方が良いと思います。ローカルG3で他が走れなくてギリギリどうかというライン。
6着:コスモカレンドゥラ C
このタイプで後手を踏んでしまうと流石に厳しい。今回のレース質は先行にバイアスが掛かっているので尚更。中身は悪い馬ではないと思いますが環境的に今より上に突き抜けるという事はなかなか難しそう。「こういうレースができたのは収穫です。」なんてレース後コメントで出ちゃってますからね。
7着:パンサラッサ MS体力
スタートで躓いて後方から。押し切る形でないと厳しい。
8着:サンアップルトン M
今回は全くベクトルが違うので度外視。ダラっとしたレースで。
9着:クラージュゲリエ CL
短縮で位置を取れなかったのでまあキツいが、馬個体としてもそこまで研ぎ澄まされている感じではないですね。若干L持ちの評価に修正します。
10着:フランツ LC
ここから4頭はノーコメント。
11着:ショウナンライズ
12着:ノーブルマーズ
13着:マイネルハニー
14着:バビット LS⇄(SC)
今回はダメだったが不気味さは持っている。常に前に行けているしそこに気持ちがハマれば高いパフォーマンスを出せる馬。ローカルG3とかで自分の土俵に持ち込めばグワッと巻き返すようなタイプだと思います。逆に何か強い要素を持っていないとここまで抑揚がつかない。ある筋では最上級という表現は結構ぴったりなんじゃないでしょうか。