最強競馬ブログランキングへ

2020 ジャパンカップ 回顧

東京芝2400 良 15頭
35.3-57.9-1.57.5-2.23.0 (37.8) ハイペース

 

【評価】
◎カレンブーケドール
◯キセキ
▲デアリングタクト
△アーモンドアイ
×コントレイル

コントレイル以外のほぼ全馬が鞍上含め自分のやるべき事、出来る事をしっかりしておりとても良いレースでした。


1着:アーモンドアイ 速さと強さ SC(L)
最後にしっかり強さを示してくれましたね。東京専用とか休み明けの楽な条件とか今まで色々と文句をつけられて来たと思いますが、自分はこの馬は本当に強いと思います。今年に入ってようやくこの馬の強さを認める事が出来てラストイヤーは上手く付き合ってくる事が出来ました。今回のJCは強い馬が強い競馬をしていてとても感動しました。お疲れ様!!

 

2着:コントレイル M
明らかにパフォーマンスは落として来ているが運動神経だけでここまで来た感じ。これだけ凡走していてもこうやってまとめられるのだからやはり個体能力はある。

 

3着:デアリングタクト L量(S)
本質を要求された場面でしっかり応えられているので本質の部分にしっかりした強さを持っている。今回の経験は今後の糧になると思う。

 

4着:カレンブーケドール CM
3頭の3冠馬を相手に堂々とした正攻法の競馬でやる事はしっかりやった。馬もしっかり出せる能力を出して頑張っておりとても良いレースだったと思う。オールカマーからの臨戦はどうしても間隔的にもレース質的にもダラッとしてしまうので集中し切れなかったと思う。秋天からだったらまた少し違ったと思う。
本当に良い馬だと思うが昨年のJCが体力勝負になったり、オークスでラヴズに鮮度でやられたりと少し運がないかなと思う。4歳秋の今がピークだと思うのでこの後期待し過ぎるのは良くないのかもしれない。有馬も頑張りはすると思うが頭を獲れるタイプではない。

 

5着:グローリーヴェイズ M(C)
これはかなり良かったと思う。自分からがっつり勝ちに出ていたし最後まで垂れる事なく伸びて来ているし。焦らず構えたルメールの方が上手かったのかもしれないが、この強気の騎乗は買っていなかった身からするととても良かったと思う。無敗の3冠馬に乗っていながら後方で構えて勝ちに動かなかった福永とは大違い。精神面も比較的しっかりしている良いディープだと思う。

 

6着:ワールドプレミア M
シンプルに強くないですね。昨年の秋3戦の流れはほぼ全て武豊の腕。

 

7着:ミッキースワロー SM
凡走後の人気落ちで馬に活力はあったがやはりセカンドクラス。良馬場の東京のG1でというタイプでもないしそういう臨戦、生涯の道のりでもない。昨年のエプソム→七夕賞オールカマー福島記念AJCC日経賞というローテーションがローカル感とかマイナー感が強過ぎる。

 

8着:キセキ LC体力
オーバーペース気味だったとか直線のコース取りが微妙とかそういうのはあるかもしれないが勝つならこれしかないという乗り方をしただけで十分だったと思う。結果を抜きにしてこういう文字通り思い切った競馬を見られる事自体が稀なので個人的にはとても良かったと思う。

 

12着:ユーキャンスマイル SM
個人的に評価していなかったがそれにしてもここまで負けるとちょっと良くない。個体能力でこの春まではまとめていたが、基本的には距離の長い量系の舞台でS質を発揮出来るタイプではなくて、前走の休み明け馬体減から馬がちょっと弱っている感じ。
1回休ませて、その後2000周辺カテゴリーでバウンド短縮を使ってというイメージかな。