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2020 クイーンS;予想

2020 クイーンS
札幌芝1800 14頭
良馬場想定、先週は時計は掛かっていたが開幕らしい内前有利な馬場、週中も安定した天気なので継続して内前有利だがペースが上がれば差しが届く想定。

 

【個別分析】
①レッドアネモス SM
前走がタイミングだと思って評価していたが案外な走りだった。中間で体調に問題があったという話もあったので今回までは見ても良い。福島牝馬のVラインがあるので走る気はあると思う。ここでまた7〜8着だと均衡という判断で良いと思うが今回がギリギリだな〜という印象。

 

②スカーレットカラー SL(C)
強いと思って評価して来ていたがちょっと評価を見直す。これは琢也さんの見解の通り「1撃タイプ」かなと思う。府中牝馬阪神牝馬のズドン、そしてエリ女、有馬、ヴィクトリアでの凡走。昨年はちょっとした充実期だったが、前哨戦でズドンをやってG1であっさり弾かれているのを見るとやはり評価を見直さざるを得ない。今回はヴィクトリアからのダウンでマイルのスピードレースから札幌の1800替わりという事で場は良い。休み明けでダウン非根幹というのも1撃タイプのこの馬には合っている。あとは鞍上がどこまで後ろで我慢して爆発させられるか。何度も乗っていて特徴は掴んでいると思うが、がっつり主役の人気になって表に出ると勝ちに動いたりするだろうし不安はある。

 

③ナルハヤ SL
3走前のエールSの凡走を見ると交互質の馬で1回で出し切った後は凡走しその後巻き返すというイメージの馬。それだけに前走は激走後で厳しいタイミングだったと思うがよくまとめた。ちょっとびっくりする内容だったがそれだけに頑張った反動は今回大きいかなと思う。このタイミングの斤量増も良くないしここは大きく崩れるイメージ。

 

④タガノアスワド 体力(S)
前走が道悪でズブズブの体力勝負を逃げ切って5人気1着。体力に対してSの後押しを感じる近走の挙動でもないし間隔も詰まっているのでここは肉体的な反動のターンで。

 

⑤アロハリリー LS
昨年夏の小倉での2つとそれ以降の凡走を見た感じ的にかなり揉まれ弱いがスイスイと行ければそこそこ能力を見せるような感じかなと思う。今回休み明けで初のブリンカー着用という事で変わり身を見せる要素はあるが直線に向いた時に前にそこそこ馬がいると想定されるのでそこで嫌になるんじゃないかなと思う。人気が無いので変わり身に期待して評価する事も出来るが個人的にはこの馬の揉まれ弱さを見て評価をしないでおく。

 

⑥カリビアンゴールド M CM
なんとなくMラーから人気があるが掴み所があまりないイメージの馬。洋芝の適性はあるようでそこそこ安定しているがそれ以外の場では淡白さを見せている。人気になるとコロッと取りこぼす場面が目立つのであまり信頼出来るタイプではないかなと思う。ポテ証明としては福島牝馬の4着レベルで、今回適性だけを見られて過剰人気気味となるとしっかりレースに参加しながら強さを見せるようなイメージは湧かない。昨年の同レースの時は鮮度があり、洋芝適性がある中でも人気落ちを拾えての9人気3着なので比較すると明らかに今年の方が条件は良くない。交互っぽい戦績を踏んでいるのも淡白さ故かなと思うしここは評価を下げた方がいいかなと思う。

 

コントラチェック L
ヴィクトリアMからの休み明けダウン、非根幹への延長という事で精神的にピラっているL主導のこの馬にはベスト条件。タフさがないので直線の長いコースより小回りでクルッと回って他馬が迫ってくる前にサッとレースを終わらせたいので条件としてはベスト。あとは相手関係で逃げられるかどうかだけ。内にも外にも人気薄の逃げ馬がいるので単騎の楽逃げは考えづらく、他馬と競り合ってのSっぽい逃げになるとそれも合わないと思うのでなかなか難しいかな。

 

⑧フェアリーポルカ SL(C)

フローラSの内容が良くて元々良い馬だったが紫苑Sから本格化した。秋華賞は反動で大敗となったがそれ以降は安定して能力通り走っているだけ。内容的に派手さはなく、個人的には連チャンというイメージはない。多少間隔を空けたのも疲労的に良かったと思う。ここも能力通り普通に走れば普通に来ると思う。

 

⑨ビーチサンバ CM
能力は十分ある。鞍上がこの馬の良さを活かす乗り方が出来るかどうかだけ。ガツンとしたSっぽいタイプではなく、自分の許容範囲に入った時に能力を発揮してしぶとさを見せるタイプ。スピードレースの経験を活性にしてダウンと軽い延長で楽を感じながら5番手くらいで走れば能力通り馬券内に来れる。必殺技タイプにはやられやすいので単よりは紐向き。

 

⑩リープフラウミルヒ CM
前走は福島牝馬で13人気2着と頑張った反動がしっかり出た形での凡走。今回の巻き返しに向けては1.2秒差というのが微妙な所だがこの馬は反動でズブズブという状態ながらも精神的な前向きさはキープしていたのでそこまで悪くはないかなという印象。C系としてリズムはギリギリだが凡走後で一応動けるタイミング、人気は落ちた方が良いがこれもまあOK。ここは色々とギリギリだが評価しても良い局面ではある。一応昨年夏に東京で2.0秒差の8着から札幌替わりで一気に1着というのがあるので巻き返しの実績はある。

 

モルフェオルフェ LS SL
条件戦ではそこそこ安定していたが重賞に出てから全く結果が出ていない。5走前の立志Sが休み明けで馬体を増やして2番手からの競馬で、ここのパフォーマンスがLとか量っぽい。母父キンカメのオルフェ牝馬という事でイメージ以上にまとまり感というかLの要素が入っているのかなと思う。もっとSに特化した逃げ馬ならそれが1つの武器になるので重賞でもタイミングが合えば1発穴を開ける事が出来ると思うが、Lを持っている分レースに参加してしまうので格的な遅れを取ると厳しいのかなというイメージ。ダウンとかでLの許容範囲に入るとクルッと巻き返すイメージの馬。格的に足りているとは思わないが他の逃げ馬が動けないので楽に行ける可能性があって、そうなると一応押さえておいても良いかもしれない。

 

⑫オールフォーラヴ LC
クラシック路線で弾かれて再浮上して来たが関屋記念で再度弾かれたディープ。ただ府中牝馬の走りを見る限りでは能力はそこそこあると思う。牝馬限定だとしてもマイルの重賞ではもうキツさを感じてしまうようなかなり優しいタイプだと思うので休み明けの非根幹1800の外枠というのはベスト。能力的に足りるかどうかは微妙だがここは完全に評価して良いタイミング。

 

⑬サムシングジャスト SM(C)
スカーレットカラーもそうだったがこの馬も馬体を増やして本格化してきたタイプ。5走前あたりから。そこからの走りを見る限りではSに頼った連チャンではなくSとCの両輪の充実期のイメージで力強い走りを見せている。2走前でフッと馬体が増えたタイミングで集中し切れない感じで軽く取りこぼしているのもCっぽいという意味では好感。ただ牝馬にしては馬体がしっかりあるタイプなのでC系という感じはしない。
体力にモノを言わせるタイプではなく、外からグワーッと持っていける感じではないのでこの枠は良くはない。間隔が空いたことによって充実期のリズムは途切れているだろうし、鼻出血明けというのもどう出るか分からないしここは評価は難しい。近走の充実感と2走前の負け方にCを見ているのであれば休み明けで外枠でとなるこの場面は集中出来る所ではないので評価しないという事で良いかな。これ難しいです。

 

⑭シャドウディーヴァ CM
1回休ませないとこのまま終わってしまう。良い馬だと思うのでまだ4歳だし仕切り直して戻ってきてもらいたい。


【予想】
◎⑫オールフォーラヴ
◯⑧フェアリーポルカ
▲⑨ビーチサンバ
△⑩リープフラウミルヒ

 

1番良いなと思ったのは▲ビーチサンバです。そこそこ前に行けば馬券内には来れると思いますがここまで人気になると評価しづらかったです。5番人気10倍なら立ち位置的にも本命を打てるかなというイメージです。
◯フェアリーポルカはまあ普通に。1番人気でも別に問題無かったですが能力通り普通に走れば普通に勝てるくらいのレベルだと思います。
△リープフラウミルヒはベタだと思いますが個人的には紐が限界です。
そして◎オールフォーラヴですが能力的に足りるかどうかが微妙なので本当だったら妥当な☆評価にしておきたかったですが他に本命を打てる馬がいなかったのでそれであればという事で押し上げてきた形です。
スカーレットカラーはここまで見せてきたキャラ的に1番人気で買うタイプでは無いしそもそも2番人気以上になるのが3年前の未勝利戦以来という馬なのでタイミングとしては評価を下げるべきかなと思い切りました。