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2020 安田記念;回顧

2020 安田記念
34.2–57.3–1.31.6 (34.3) ミドルペース

 

1着;グランアレグリア LM(量)
完璧。S質の道悪スプリントG1でも通用した程の強いLで、延長で許容の中にドンピシャで入ってこの馬の最大限のパフォーマンス。アーモンドアイが後手を踏んでパフォーマンを落としているので、単純にアーモンドアイより強いという訳では無いがこの馬単体としては完璧な臨戦で完璧な内容だった。これの単勝をしっかり獲れたのは嬉しい。

 

2着;アーモンドアイ L(SC)
やはり前走が万全のタイミングで間隔が詰まった事によってか後手を踏んでしまった。完全に楽→苦になったのでパフォーマンスを落とすのは仕方なく、それでもよく2まで来たなという印象。去年の安田の3もびっくりしたがこの馬はやっぱり強いです。並みの馬ならこの楽→苦ではどこにもいなくなってしまう。それでも圧倒的人気を背負って2まで来たのだから立派。大きく評価したい。有馬のような体力勝負の舞台以外ではもう逆らわない方がいい。

 

3着;インディチャンプ LM(C)
個体の臨戦として前走がかなり楽だったので今回は少なからず苦には感じていたと思う。その中でよく頑張ったなという印象。80%以下のパフォーマンスだったアーモンドアイに最後交わされているあたりがやはり強いC系の挙動では無いがステゴ産駒で若干のC質は持っているのでここでもまとめられたかなというイメージ。全然強くないと言っていたがそれは今もあまり変わっていない。実績に見合う程の強さでは無い。

 

4着;ノームコア L(SC)
スタート後に鞍上が手綱を引いているっぽいのでこれは意図された位置取りだと思う。前走が苦→楽のタイミングでやる事をやっていたので今回は基本的にはキツいターンだった。それでも予想でも書いたが極端な位置取りショックを掛ければレースにコミットせずに反動が出にくいというその可能性にハマった形。格上げで後方に下げるという理想的なショックでの好走。馬自体は精神的にはL主導だと思うが持続質への適性という意味でCっぽさ、しぶとさは持っている。

 

5着;ケイアイノーテック CL
これは道中動いたのが余計。久し振りの延長で流れが緩くなりこの馬の能力を発揮出来る場になった。しっかり後方でためて直線に賭ければもう少しあったと思う。優しいタイプなので短縮より延長向き。苦→楽でパフォーマンスを上げる。

 

6着;アドマイヤマーズ 量C
持続質のキツい流れを前でしっかり先行していたがインディチャンプと併せた所で怯んだ感じだった。それでも諦めずに最後まで前に前に行こうとはしていたので若干の精神力はあるかな。量的に優位に立てる場で能力を発揮出来るような感じ。そう考えると富士Sは悪くない条件だったと思うので仕上げていなかったとか一旦無視して良いと思う。

 

7着;ダノンキングリー LM
もうLですね。大阪杯の逃げての3着がギリギリだったという事。短縮で馬群に入ってしまい普通に垂れている。休み明けダウン外枠条件のL系ディープで。 

 

8着;ダノンスマッシュ L
これも良い馬だったがL化してしまった。休み明けのダウンで。

 

9着;ペルシアンナイト LM
これも頑張っているけれどもう足りないですね。G1ではもう厳しい。CもSも弱まってしまった。

 

10着;ヴァンドギャルド SM
スタートを決めて悪くない乗り方だったので単純に力負けかな。

 

11着;ミスターメロディ SM
これも持続質の流れで悪くないベクトルだったと思うので残念。状態が悪かった可能性も一応あるがあまりそういうかんじには見えなかった。

 

12着;セイウンコウセイ SM
4コーナーで既に垂れ始めており体力切れ。前走である程度走っていたので今回は走れないターンだったというのもある。休み明けで体力満タンのタイミングでどこまでやれるかという感じかな。

 

13着;ダノンプレミアム LM
ここまで負けると厳しい。

 

14着;クルーガー SL
様々な要因から追い込みに回ったのは悪くないと思う。個体として反動で動けないタイミングだったという事だと思う。ここまでの2走の内容が良いので評価は下げない。