デアリングタクト L(S)
ここまでの3戦全てでなかなかのパフォーマンスを見せているが個人的にはあまりSのガツガツした感じには見えていない。
2戦目までのビュッと出て行く姿はSのグイグイ感ではなく単純に運動神経かなと。前走の差し切りも大きなSでグワッと持っていったというよりはあくまで精神的/量的な許容範囲の中での走りという感じでグイグイ感というよりはズンズン感だった。
大きなLの中にある体力をSの要素で突き動かしているような感じでイメージとしてはサトノクラウン。サトノクラウンよりは多少軽くて運動神経があるという感じ。前走差し勢全滅の中で1頭だけ差してきた事実は強さとして認めるが、個人的にこの馬の枠はイメージ出来たので規格外に強いからなんでもかんでも押さえるという事はしない。
前走の評価だがこれもサトノクラウンで例えるとキタサンと競り合った大雨の秋天のイメージと被っていて、この馬のLとか体力を駆動させるSをかなり使ったと思う。軽く運動神経だけでこなして圧勝だったそれまでの2戦のパフォーマンスとは明らかに内容が違っていて、ズンズン進んでいく度に何か原動力をすり減らしているような挙動に見えた。そういう意味では今回Sが交互質になって弱まると見て良いと思う(若いのでここもSを使える可能性は一応ある)。サトノクラウンは秋天でほぼ全てのSを放出してしまってその後沈んでしまったが、この馬はまだ若いので今回一旦Sが弱まるという見方でいいと思う。
L主導なので東京2400への延長自体は精神的にはこなせる。ただこの馬を奥底から突き動かすSが今回弱まると見たのでレースのイメージとしてはなんとなく直線半ばまで主役っぽい雰囲気で参加しているのだが最後踏ん張れずに流して5〜6着という感じ。運動神経はあるがキレタイプではなく体力タイプだと思うので高速馬場の東京の直線では軽いディープ産駒に普通にやられると思う。
そもそもS主導には見えていないので前走キツかった走りの反動を蹴散らして連チャンでここも持っていくというのは個人的にイメージ違い。Sが減退した状態で2〜3着にまとめてくるイメージも湧いてこないのでここは大胆に評価を下げて勝負してみたい。
まだメンバーも枠も決まってないけどとりあえずこんな感じです！
内なら即消し、外でも多分消します！
