最強競馬ブログランキングへ

2020 弥生ディープ記念;予想

2020.3.8 弥生ディープ記念
中山芝2000 11頭

 

【個別分析】
❶サトノフラッグ M(S)
現状は普通によくあるタイプのディープ。1人気1着で圧勝で勝ち上がって来ておりリズムあり。馬群やある程度しっかりしたレース質の経験もある。前走の走りを見る限りは現状Sの補完もあるので多少の苦があったとしてもSの勢いとディープの鮮度で持っていける。ここはベタというか普通にこの馬の事は評価しておけば良い。本質的には内枠向きでは無いがこの頭数だし問題なし。

 

❷エンデュミオン CL CM
Cっぽい感じもあるがあんまり強さは感じない。前走が休み明け馬体減と特殊馬場という事で目を瞑ればC系内枠という事で一応買える。

 

❸パンサラッサ 体力(S)
体力をSで駆動させている感じだと思うがその体力もSもこのクラスだと足りていない。ホープフルも前走もこの馬の良さを最大限活かすベストな乗り方だったと思うがどちらも同じ負け方でしっかり負けているのが足りていない事の証明。道悪で大差勝ちしているように本当にズブズブの体力勝負にならないと厳しい。血統的にモンジューにカナロアというのもかなりチグハグな感じでどっちつかずというか勿体ない感じ。

 

❹オーロアドーネ LC
まだ新馬だけなので掴めないが前走のラストで後続に詰められずに着差を保ったまま勝った所はちょっと良かった。ピラってないエピファ産駒の可能性も無くはない。あとは本質を試されてポテンシャル的に足りるかどうか。来る可能性も無くはないけれど地味に人気しているのでここは切っておいて良いかな。

 

ブラックホール SC/体力(–)
精神力とSを兼ね備えていて良い馬だと思うのだが、前走休み明け大幅馬体増とは言えちょっと負けすぎ感がある。体力を要求される厳しいレースに休み明けで出てきて、しかも位置を取りにいっていたので流石に体力切れを起こしたという認識にしている。現状はまだ馬体が小さく体力に不安があるので、スローペースで楽に追走出来て、少頭数等で差しに行く時に体力を要求されない事が好走の条件かな。馬群の中で体力を補完しつつ直線で前を射程圏内に置けていれば精神力とSで頑張れるというイメージ。良い馬だと思うので今後馬体を増やして体力をつけてきた所で期待したい。

 

❻ウインカーネリアン SC
本質的に合っていないと思われる条件の新馬戦でワーケアと0.4差の2着があって、そのあとの福島替わりでパフォーマンスを上げて勝ち切っている。前走は休み明け馬体減とスローで上がり負けという敗因があるので逃げて負けているけれどそこまで気にならない。東京→中山に替わるのは合っていて、別に逃げなくても問題ないタイプなので、今回軽く馬体を増やして体力を補完して出てくれば走れる場面ではあると思う。そこでポテンシャルの勝負。こういうタイプは良い馬っぽいのだが大抵弱いというオチが多い。

 

❼メイショウボサツ C
C系ですねこの馬。新馬戦で量満点のレッドベルジュールと競り合った所、新馬激走後の2戦目のVラインがまず評価出来る。その精神力に頼ってある程度の苦を乗り越えられるくらいの良いC質。叩いてリズムをつけながら前走で勝ち切る所もCっぽい。エピファ産駒は精神力の後ろ支えがなくてピラってるという話だったがそれには同感。ただこの馬は違うかな。ギアチェンジでキレたりする現代競馬向きのタイプではなくあくまで本質はエピファ産駒のイメージで一本調子な感じはするけれどその上に大きなCがある。これがステゴとかこれまでの普通のC系だと休み明け少頭数というのが引っ掛かるがこの馬はエピファのC系なので、この休み明け少頭数だけど相手は強いみたいなチグハグな条件はもしかしたら合うかもしれない。人気もないのでそこに賭けていくだけの価値もある。雨というのも結構良いかもしれない。

 

❽ワーケア L(S)量
量系っぽいハーツクライ産駒で、良い意味でSが強く出ていない印象。あと速い上がりに対応できているのとギアチェンジのキレがあるのもハーツクライ産駒としては面白さがある。ホープフルの3着は延長ペースアップに加えて摩擦もあったので、ある程度の苦は感じていたと思う。そこでまとめてきたのはある程度の能力というか現状の完成度での対応力というのは認めたい。今回休み明けで少頭数の外枠なので能力でまとめて来る事は出来る条件。ただ本質は皐月よりダービー向きかな。

 

❾アラタ SL SM
2つ続けてVラインだが前走はがっつり追い込んでいるのでこれは反動が出そうかな。機動力のあるディープが前にいてそれをこういうタイプが素直に差し切れるとは思えない。

 

オーソリティ SM(L/量)
オルフェ産駒で母母がシーザリオという割にはSが上手いこと抑えられている印象。良い感じに量とかLの補完がある。前走のホープフルSは休み明け馬体増での格上げ。本質を問われる厳しいレース質になっており、そこにかなり間隔を空けて出てきていたので臨戦的に何かのショックとかリズムとかは無く、単純にLの強さとかSの強さのような何か個体として突出したものが無いとこなせない臨戦だったと思う。厳しいレースの経験も薄かったし。その中で人気馬らしい乗り方で自分からがっつり動いて勝ちに出て行ってしまったので単純にキツかったと思う。良い感じでまとまっており能力もそこそこあると思うので今回もまとめて来ることは出来そう。人気落ちに反応しそうなタイプ。

 

⓫ディヴィナシオン SC
これもCっぽいですね。臨戦、挙動ともにC。今はSが制御出来ない感じで結構表に出てきているので今回の400mの延長というのは結構不安。あと鞍上もかなり弱化。ただ延長でのSのコントロールの不安と鞍上の力量の不安を同時に解決するのが逃げ。控えた瞬間にアウトだと思うがもし逃げたらそこそこ期待値は高そう。このオッズなら逃げた場合に備えて買っておいても良いと思う。ただ馬体が小さいので仮に逃げたとしても単純に延長で体力がキツいという可能性はある。個人的にスカーレットカラーを見てからヴィクトワールピサの産駒はSとかCを持っているイメージで結構好き。


【予想】
◎❼メイショウボサツ
△❶サトノフラッグ
△❽ワーケア
☆⓫ディヴィナシオン

 

印は一応稍重想定です。
オーソリティに関しては道悪になった場合、跳ねる可能性と展開破綻が起きた時にはまとめて来られそうかなというのはあります。ただ週中からのイメージだとサトノ→ワーケアの序列を守ってあと1席は空いているのでそこに何が来るかという感じで見ていました。
そこで◎メイショウボサツ。今回下位人気にCっぽい馬がちょこちょこいるのですがその中でも特に「良い馬だな」と思えるC系で素直に評価出来ましたので本命で。
△サトノは良馬場なら◯評価でも良かったですがそれでも評価は下げられず2番手。△ワーケアは特にどうこうなく押さえ。あと楽しみは☆ディヴィナシオンの逃げですね。2つの不安を一気に消す「逃げ」に期待します。