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2020 京都記念;回顧

2020.2.16 京都記念
京都芝2200 9頭 雨 重
36.8–1.01.1–2.04.1–2.16.4 (36.9) ミドルペース

 

1着;クロノジェネシス SC(L)
本質はかなりしっかりしたSCで、それを大きなLで包んでいるようなイメージかな。あととにかく能力が高い。オークスエリ女のパフォーマンス的に肉体面の疲労を乗り越えて来るほどの精神力への寄り方はしていなくてバランスが取れている。そこに高い能力があるのでローテに問題が無ければ今後も普通にG1で勝負出来る馬。

 

2着;カレンブーケドール CS(M)
休み明け非根幹少頭数で全く合っていない条件だったし、乗り方的にも外を回しただけでこの馬の良い所は全く出せていない。その中でもしっかり2着で来たのは立派。お互い良い条件でやり合った秋華賞が終わった時点ではクロノと勝負付けが済んだように思っていたが、この2着もJCの2着もポテ証明としてはかなり高くて混戦質になってこの馬の精神力をフルに活かす事が出来れば逆転できるかもしれないと感じさせてくれた。クロノも精神力があるタイプだと思っているがあっちはあくまでリスグラのようなイメージで、強い個体能力ありきでそこに良い精神構造があるというタイプのイメージ。カレンの方は馬の中の要素のバランスとしてクロノよりは精神力に振れているタイプだと思うので極限の精神力勝負の土俵なら勝負出来るのかもなという感じ。あとはディープ産駒なので現代競馬では優位性を持っているというのもある。今後かなり楽しみ。

 

3着;ステイフーリッシュ LM
少頭数で道悪で摩擦がほとんど無く、単純に能力のある順に走ってきたという印象。前走で走っていたので軽視したが今回のレースで苦は感じていないのでストレスは表面化せず、疲労はなんとか乗り越えたかなという感じ。苦を感じなければ安定するタイプ。能力は別に大したことはないのでG1では基本的に要らない。

 

4着;ノーブルマーズ M(SC)
これも激走後だったがステイフーリッシュと同じように今回の条件ではストレスは表面化しなかったので単純に能力順で走ってきたという感じ。これは良い馬っぽく見えるのだが個人的にはどうしてもセカンドクラス、サードクラスの良い馬という感じで能力が足りていない。小倉記念の3も勝ちに出ていっての3ではなく拾ったものだし、中山金杯の4はほぼベスト条件で100%走ったのに2とか3を取れなかった4だし。弱いと思っている馬なのでSを感じるパフォーマンスを見せるまではあまり評価したくない。一応まとまっているので走りやすい条件としては人気落ちの内枠で破綻がありそうなレースならひょっこり3着くらい来れるかもなという感じ。

 

5着;アルメリアブルーム SC
結構グイグイ感があった。これは今回のメンバーの中で1番前走の反動がある場面だったと思うので馬単体としてパフォーマンスを落としても良かったと思う。確かに反応が鈍い部分はあったのだが直線での出てこようとしている姿には良いものを感じた。ちょっと追いかけたい。