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2020 東京新聞杯;予想

2020.2.9 東京新聞杯
東京芝1600 16頭

 

【個別分析】
❶プリモシーン M
もう一度見返したがかなりまとまっていて強さを感じない。ダービー卿も勝ち馬と着差無しではあるが差してやろうというSとかC的な意思が感じられないアッサリとした負け方。ヴィクトリアMも崩れなかったのは良いが負け方は同じ。中京記念もCがダウンでボヤッとしたという感じではなく同じようなアッサリした負け方。1着が取れていない要因がこのアッサリ感かなと。前走は来れても良いタイミングだったと思うが凡走後のSの反発も無くかなり簡単に負けているし結構残念。そうなるとまとめられなくなったまとまり系という見方で良いかなと思っている。鮮度を失ったディープ産駒だし休み明けダウンの今回はタイミング的には走れても良いのだが、まとめられなくなったまとまり系という弱い状態の馬を多頭数の内枠で人気では買いたくない。

 

❷ヴァンドギャルド SM(C)
東スポ杯を見ると精神力も感じられてやっぱり良い馬。ホープフルは良いタイミングで勿体無かったがその後については使い過ぎで問題外。間隔を空けて条件戦を1つずつ全て1人気で勝ち切って来ているあたりはやっぱり良い馬。ここに来て良い馬がホープフル以来にやっとまともな臨戦で重賞に出て来れたという事でこれは期待値も込みで評価したい。ここは本質が問われる場面。Sっぽい馬力と、ディープの量と、精神力をバランス良く持っているイメージ。不安点は福永だけ。この馬の馬力をコントロール出来てSに転化出来る外人だったら人気でも本命を打って走りを見てみたい馬。

 

モルフェオルフェ S
前走は休み明けだった2走前を気分良く押し切ってストレスを残した状態での格上げ延長道悪で完全に体力切れで投げてしまった。今回は16→20→16のバウンド短縮でS系としてリズムは掴みやすいと思うし、メンバー的にマイペースで逃げられそう。上がり勝負になるとキツいと思うが体力で押す競馬が出来ればそんなに悪くないと思う。オルフェだが母父のキンカメの影響かそんなに不安定な感じはしないので前走の大敗から不振期に入っていくような感じはしていない。それよりは単純にポテンシャルがそもそもキツいだろうという方が強い。あっても掲示板くらいだと思うし要らないかな。

 

❹クルーガー SM
コックスプレートの後にのどの手術をしており、前走はその影響もあったと思う。8着とはいえ負け方が普通に弱い馬っぽい負け方なのでもう終わった感も否めない。ただ休み明けダウンで久しぶりのマイルでというのは面白いし、ウィンクスの2着の実力があれば走って来てもおかしくない。他に買う馬がいなければ買ってみてもいいかなという感じ。

 

❺サトノアーサー LM
ポートアイランドSは1年ぶりでかなり重さのある走りだったがそれでロードマイウェイと着差なしなら全然悪くない。前走の内容は判断が難しくて、重馬場を苦にしながらもある程度まとめてきたとも見れるし、普通に物足りないとも見れる。すいません、これは現状では判断が難しいです。休み明け好走→重馬場で凡走→今回良馬場というのもありつつ交互っぽいしまとめては来そう。ただこれといって押し要素も見つからないので評価が難しい。この人気なら頭の期待値はあまり感じないけど3連複なら一応押さえておこうかなという感じ。

 

❻レイエンダ LS
セントライトは外枠で量でごまかしたとして、その後のチャレンジ、東京新聞杯、メイが情けなさ過ぎ。エプソムはどスローの特殊前残りなので無視して、新潟記念も情けない。マイルCSは本質的に弱いので普通に負ける。そうなると富士Sの追い込みだけが異質で、これはやはりスミヨンのS付加による単発的なマグレとして見ておいた方が無難かなと個人的には思う。昨年の東京新聞杯もそうだがS質も一応あるので短縮位置取りに反応することは出来るが、馬の地力で差してきているとしたらもっと他の場面でも地力でまとめて来れていると思う。なのでやはり基本的には能力の低いL系の馬で、一応補完でS質もあるよくらいのイメージ。今回ダウン戦になるので臨戦としては悪くないし、前に行ければ開放感はありそう。ただ弱いと思っているので評価はあまりしないが押さえても良いとは思います。

 

ケイデンスコール L
この馬については琢也さんの過去の見解をそのまま鵜呑みにしてます。リフレッシュ状態とレース中のプレッシャーが無い事が条件という事で今回7番枠というのがキツイかな。人気は落ちているけれどレース中にある程度揉まれる位置にいるので完全にノンストレスで走れる感じにはならなさそう。あと前走が重馬場とはいえ流石に負け過ぎなのも嫌。NHKマイルで激走した時は毎日杯で活力は見せていた。同じ東京マイルでもNHKの時とは違う臨戦。

 

❽スウィングビート LM
初の芝。一応東京1600ダートのスタート直後の芝での走りは良い感じなので適性的に全く芝がダメという事は無さそう。芝へのショックと短縮で位置取りが掛かるという部分については同じTapit産駒のラビットランが芝に来た時の臨戦と被る。ただラビットランはSっぽかった。この馬はLっぽいので後方からになって馬群に入った時に苦を感じると思うのでその部分が不安で、今回のショックを爆発力に変えられるか、苦に感じるのかの見極めかなと思う。人気も全く無いのでどっちに転ぶかというギャンブル的な意味で買い要素はあるのだが、個人的にはポテンシャルに目を瞑ったとしてもこの馬のLっぽい部分から普通に苦に感じるという考えでいる。あと普通に反応出来たとしても遅刻するだろうとも思っている。

 

❾レッドヴェイロン LM
休み明けだった2走前が少頭数ではあったがゴール前は競り合いになっており多少のストレスは抱えた。その状態での前走が格上げ頭数倍増の内枠で道悪と、かなり苦しい条件だったと思うが耐えた。前走耐えた事とか、未勝利逃げ切りからのアーリントンの流れとかは強くてポテンシャルはそこそこありそう。個体能力があって微妙に間隔が空いているので切るというのは難しい。本命!という感じでもないがこれは押さえておいたほうが良いかな。

 

➓ロワアブソリュー LS
前走は休み明け外枠で良いタイミングだったと思うが重馬場がキツかった。上がりは使えており状態は悪くない。休み明けダウン外枠の馬だと思うのでここで格上げになるのはあんまり合わない。そんなに悪い訳ではないがここではないかな。

 

⓫キャンベルジュニア LS
Lっぽくてあまりスプリント向きではないと思っていた馬。中京記念は1200からの延長でタフな展開で体力切れ+最後立ち上がってやめてしまっていて、そこそこは走っている。前走の富士Sは悪くなくて、外差し決着の中で内からしぶとく出てこよう出てこようとしており、出遅れながらもある程度走っているカテドラルとほぼ差のない競馬。間隔を空けながら使われているのも好感で、マイルでそこそこの走りも見せている。今回も休み明けで臨戦は問題なし。前受け出来て馬格があって力強さのある先行馬なので展開次第で残れてもおかしくない。堀厩舎の外国人使いで勝負気配もあるし人気も全然無いので穴として面白さはある。パワー系だと思うのでスローで上がりを求められるとちょっと苦しい。

 

⓬シャドウディーヴァ CM LC
秋華賞の4着をあまり評価していなかったが改めて見るとそこまで悪くはないかなと思う。着を拾ったのではなく自力で4をしっかり取れている。そして前走だが休み明けダウン非根幹というL条件で勝っているのでCとしては残念に見えてしまうが、直線の走りを見るとLが開放的に気分良く走っているようには見えず、どちらかというと馬体を合わせてしぶとさを見せながらポテンシャルで乗り切っているように見えた。条件自体はLでも個体がCに寄り過ぎていなければある程度ポテンシャルで乗り切れますよという感じ。Sはどうしてもあまり感じないので短縮でマイルに来るのはちょっと微妙だが、前走勝ったリズムを持ったCっぽい馬として今回多少の苦を感じても2〜3着なら頑張って入ってくる可能性は感じる。初のマイルだしまだ古馬重賞での鮮度もあるので頑張れる可能性はそこそこある。前走勝っているのはこれとヴァンドギャルドだけだし面白い。押さえておきたい。

 

⓭クリノガウディー SL(C)
しぶとさのあるタイプなので激戦っぽい方が向くとは思う。結構良い馬になってきている。富士Sで上がりの競馬で4にまとめた後にG1で前受けしてしぶとく0.6差という流れが悪くない。単純にポテンシャルでまとめて来ているイメージ。今回休み明けで東京マイルになり、適性としては向いている方向性では無いと思うが横山に乗り替わるのは面白い。逃げそうなのがモルフェオルフェくらいで、行く気があればこの馬が逃げられる可能性もあるし2番手くらいなら普通に取れそう。強気にポテンシャルで押して力強い競馬をすれば普通に安定するかなと思う。変に小細工なしにガシガシ乗ったらいいと思う。

 

⓮ゴールドサーベラス LS
新潟記念は前2走の肉体的な疲労があったと思うので仕方ないが、前走はちょっと物足りないかなと感じた。ずっと健気に追い込んで頑張っている良い馬だが流石にもうキツイかなと思う。ただ間隔を空けての久し振りのマイルで揉まれない外枠。短縮の効果は薄いと思うが変わり身があっても良い場面ではある。休み明けでいきなりマイル重賞に来るのは8歳という事を考えるとキツイかなと思う。ただ変わり身というのは距離が変わる事によって流れのスピードに新鮮さを感じる可能性があるというイメージ。

 

⓯ケイアイノーテック CL LC
前走多少頑張っていたがもうポテンシャル的にあのくらいが限界。今回短縮で安田記念以来のマイル戦だが、この馬はSがあるタイプではないので短縮の流れは単純にキツく感じる馬だと思う。位置取りも掛けられないし、C質を活かせる枠でもない。ここは馬券内に来るイメージが湧かない。

 

⓰ドーヴァー SC
休み明けのキャピタルをビュイックで激走してからの福永への乗り替わりは無理。その割には前走投げずに前向きな姿勢は見せており、交互でリズムを崩さない程度の良い感じの負けかなと思う。今回h単純に交互で◯のタイミングでポテ証明もそこそこある馬が人気落ちという事で買ってもいいタイミング。

 


◎❾レッドヴェイロン
◯⓬シャドウディーヴァ
▲❷ヴァンドギャルド
△⓰ドーヴァー
△⓭クリノガウディー
△⓫キャンベルジュニア

本当ならヴァンドギャルドを買いたいですがこの人気を考えると手を出しづらいです。詰まるとかそういう事ではなくこの人気だとリスクの方をしっかり考えてしまいます。なので▲でヴァンドギャルド
◯シャドウディーヴァは個人的な感覚でMの法則っぽいイメージで勝負したいかなと思える馬ですが頭っぽくはないので対抗。
△のドーヴァー、クリノガウディー、キャンベルはどれも面白さはあるけれど本命!という感じが湧かないので押さえまで。
そうなると穴で◎を打てる馬がいなかったのでまあ仕方なくレッドヴェイロンという感じです。人気ですがポテ証明も臨戦も問題なしでしょう。