2019.8.25 キーンランドC
33.2–(56.7)–36.0 ハイペース
1着;ダノンスマッシュ SM
外から差してきての完勝。このクラスならしっかり1人気1着できる力はある。上がりの掛かる中でも良い脚を使えているしパワーも感じる。ただ爆発的なこれ以上の強さはもう無いかもしれない印象。上限は見せている。本番勝ち切る感じはちょっとしない。
2着;タワーオブロンドン LM(S)
ハイペースで差しに回ってラストは馬群の中から抜けてきた。摩擦の中を抜けてきた訳ではない。展開的にハマった2着のようにも見えるがキャピタル2着、東京新聞杯5着で下げきっていたポテンシャルの評価は多少あげた方が良いのかもしれないかなと感じた。事実グイグイ感は多少あった。ただ最後突き抜ける感じは全く無くてどうしてもまとまりというかこじんまりしたタイプではあると思う。こちらも上積みは期待できない。
3着;リナーテ 量(C)
前走弱い相手を圧倒してきた後の格上げで確実にメンバーレベルは上がっている状態だったので量系としては良くはない臨戦だった。その中で外枠から量的な競馬をしてダノンスマッシュとそこまで差のない結果。何より前走の速い時計の1200でも今回のかなり重い質の1200でも同じ乗り方で崩れなかった事が凄い。これはタイプとかではなく単純な個体能力と自身の持つ量によるものだと思う。これは結構強いと思います。まだまだ鮮度もあるし奥がありそう。
4着;ライトオンキュー CM
この枠ではリナーテより上に評価出来ないという判断は悪くなかったと思うが想像の上には来た。今回大外を回して完全に本質の精神力を活かす競馬が出来ていないので相手の土俵で戦っての僅差の4着。この結果はかなり評価できる。枠と展開次第では上位3頭とも逆転可能なレベルにはあるくらいのポテンシャル評価で良いと思う。良い馬ですね。
5着;ナックビーナス SM
ややハイペース気味だったのでその面ではキツかったと思うが、気持ち的には休み明けのダウンで逃げているのである程度楽には感じていたと思う。自身の力は全て出し切れたと思う。ペース以外は完璧だったのでこの5着が限界かな。この後はもちろん反動の番だしその後は鮮度を失っているし下降線だと思う。
6着;セイウンコウセイ SM(C)
前走を逃げた後でハイペースの3番手で前に馬を2頭置いての競馬だったので単純に楽→苦だったかな。最後伸びてきており、楽→苦を考えると悪くない6着ではあったと思う。今結構良い状態にはあると思うし、次走に向けての臨戦として臨戦として苦を耐えた後なので仮に逃げられれば穴馬としての資質は持った。
7着;ペイシャフェリシタ SC
重い馬場は合うし伸び伸び走れていたので単純にポテ不足という判断でいいかなと思う。
8着;デアレガーロ LS
完全に外ズドンのタイプで今回は内突きというだけでストレスを感じていたと思う。走りの質自体も、走れる状態ではあるけれど消化不良というような印象で、次走上がりが出るような馬場の外枠なら弾けそうな感じ。がっつり揉まれ込んだ訳ではないので少し分かりづらいが結構苦を感じていたと思う。
10着;ハッピーアワー LM
出遅れから道中かなり忙しい走りで位置を上げていっていた。そこまで体力は無いしSも強くないので結構キツかったと思う。それなのに最後直線で垂れずにグイグイ感のある走りはしていた。ここまで重い質のハイペースの1200だと流石にスタートを決めていてもどうだったかなとも思うが能力の評価はある程度高いレベルで据え置きにしておく。次走1400への延長とかだったらほぼ買い。
11着;ライオンボス M(S)量
まずマイナス10キロはキツかった。ハイペースを先行して完全に体力切れ。道中の走りは特に問題なくて1200にも対応していたと思う。直線での垂れ方が完全に体力切れの垂れ方だった。1000直を勝ってからの延長で体力は求められる臨戦だったので大幅馬体減はほぼその時点でアウトという感じ。3連勝からの今回の凡走でSとしてのリズムは途切れるがそんなにカツカツのSっぽさは無くてまとまりとか量のタイプっぽいので不振期に入っていくような感じはしない。
12着;カイザーメランジェ S(C)
ライオンボスと同様に延長臨戦だったので大幅馬体減はキツかった。それでもちょっと負けすぎかな。
13着;シュウジ SL
8番手じゃどうしようもない。逃げてやっと勝負の土俵にという感じだった。
16着;アスターペガサス S
プラス18キロ。4コーナーの勝負所で完全に置いていかれていた。直線は走る気が無かったのでしょうがない。仕上げ不足と見れば参考外として受け止める事も出来る。S系としては次走に向けて良い意味で跳ねるための前置きは出来たかなと思う。