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オークス;回顧

2019.5.19 オークス
35.1–(59.1)–(1.58.9)–35.3 Mペース
2.22.8の速い時計決着だったがかなりタフな流れで上がりも掛かっていた。

 

1着;ラヴズオンリーユー LM(S)
この楽な緩い3連勝の臨戦から一気の格上げで来れるのは立派だった。高速決着でディープ産駒のワンツーだが決してディープの軽さだけの結果ではないと思う。直線ラスト3Fの走りは軽さとか鮮度みたいな感じよりもSとか強さの方を感じた。素直に評価しようと思う。ただそれでも鮮度の解放があったのは事実で、本質的には通常ディープの枠内にいる馬だと思うので今後は注意して見ていきたい。やはりまだ幼さはあって完成度的にも奥はありそう。

 

2着;カレンブーケドール CS SC
4番手で先行して直線も1番先に抜け出してのレース。ゴール前で交わされた後にかなりしぶとく喰らいついている。普通あの手応えならもっと離されてもいいのだがあそこで差し返そうとするあたりがかなりの精神力の強さだと思う。拾った2着ではなく正攻法で勝ちに出ていく競馬での2着でこれはかなり立派。アルアイン的な本質の部分の強さがあるディープ産駒だと思う。

G1で人気薄の本命馬が強い競馬をしてくれたのはとても良いものでした。勝ってたらもっともっと嬉しかったですが!

 

3着;クロノジェネシス SL(C)
しっかり先行して尚且つ揉まれない文句なしの乗り方。上位2頭はどちらも100〜120%の競馬をした異端臨戦の鮮度持ちディープでこれは仕方ないかなと。同路線でこれまでやってきた馬達はしっかり押さえているし直線でコントラチェックもしっかり潰している。地力は確実にあるのだが歯痒い競馬が続いている。馬体がまだ小さくて今後の成長を考えるとまだまだ奥がありそうで期待は持てる馬。

 

4着;ウィクトーリア SM SL(C)
やはりSの破壊的な激しさは感じないのだがゴール前の走りに活力がかなりあってこれは連チャンだったと思う。やられてもおかしくない状態だった。直線入り口でほぼ最後方で馬群に入っていっており、普通の激走後の馬なら完全にアウトだがスイスイと抜けてきている。実際最後に相手で押さえたが、こういう連チャンかも?という挙動を見せている馬は何をやられてもおかしく無いので今後注意して押さえていったほうが良さそう。走りの質自体は激しさがなくてまとまりっぽい印象。

 

5着;ダノンファンタジー LM
鮮度を完全に失ったディープでディープ産駒の枠内の馬。この位置取りでやると何回やっても5着なのだがその5着に毎回来るのがこの馬の立派な所というか地力、底力を示している。何のカードも使わずに本当に地力だけで桜花賞4着、オークス5着の馬という事。馬券的には切るべきだったし事前評価のベクトルも合っていたと思うがここまでポテンシャルを見せてくれると、今回もし追い込んでいたら?と期待を持たずにはいられなくなってしまう。とても良い馬で今後同じクラシック路線で頭は難しいと思うがダウン戦では多分強さをしっかり見せるし本当に良い馬だと思う。頑張る姿勢に感動した。

 

6着;シャドウディーヴァ CS CM
激走後でもう一発は難しいかなと思っていたハーツクライ産駒だったが今回の6着は精神力で持ってきておりかなり立派。この馬はしっかり走れている。ここでがっつり崩れるかこうやってまとめて来るかで精神力系の馬の強さを判断できるかなという印象を今回持った。素直にハーツクライ産駒らしい評価を今後していけば良さそうで尚且つ簡単に投げない良い馬。

 

7着;シェーングランツ LM
追い込み届かずという感じだったがよく頑張っている。やはり外を伸び伸びが合っている。今回の結果を受けてどうこうという話は無いが最後詰めてきている感じ的に弱い馬ではないなという印象。

 

8着;アクアミラビリス LS
最後方から大外。桜花賞で馬群で揉まれた苦からの解放もあったとは思うがこの馬体で今回のようなタフな流れのフルゲートの東京2400mというのは流石にキツかった。今回馬体を増やして来たのは今後に向けては良かったししっかり休んで成長してまた出て来てほしい。体力がある訳ではないのだが揉まれるより外からズドンという馬で、内で馬群に入れてロスなく体力を補って、、みたいなコスい乗り方が出来ないので今後に向けては体力をつけないと難しいと思う。爆発力があって良い馬なので期待して見ていきたい。

 

9着;コントラチェック SM量
2ヶ月ぶりだったが馬体を減らして来ており最後はガス欠のような感じもした。もしくはピタッと止まっているので単純な距離の問題か。逃げなくても問題ないタイプではあると思うがそれでも道中楽には感じていないので今回の9着は仕方ないかなと思う。逆によく残したくらいの印象。逃げずに番手からどうこうという事であれば馬体を増やしてくるのはマストだったと思うし、逃げでもこのタフな流れなら馬体減ではキツかったと思う。この後馬体を増やしての逃げで。量があるので巻き返しも問題ない。

 

10着;フィリアプーラ S(C)
精神力のある良い馬だがモズカッチャンタイプ(新生)ほどでは無くて好走には色々と条件がつく印象。自分のCだけで苦しい状況を打破出来るほどではない。内枠はマストなのかなと。あとSっぽさもあるのでこの2走でリズムを崩しておりこの後はちょっと辛い。

 

11着;エールヴォア C(S) SC
高速馬場で上がりでやられたという負け方では無いのでちょっとがっかりな部分もある。やはりアルテミスの3着が強いのでゴリゴリの馬群を突いて差すという競馬をもう一回見たいが、桜花賞逃げ宣言とか今回のレース後コメント等を見ると陣営もジョッキーもこの馬のアルテミスの強さを分かっていないのでちょっと買いづらくなってしまっている。そういう意味でも人気だと期待値のバランスが悪い。

 

12着;シゲルピンクダイヤ SC
ゲートに入る前にかなりイレ込んでおり1頭だけ先のゲート入りになる程で走る前から多少の消耗はあったと思う。この直線での止まり方を見るとやはり距離なのかなと感じる。プラスで流れがタフだったのもある。結果的に集中状態が途切れて普通に投げての凡走のように映ってしまうが、Cはあると思うので今後注意して見ていきたい。Cが無い普通のダイワメジャーの投げ方なのか、Cがあるけどタフな流れと距離で単純に体力的にアウトだったのか。この辺の判断が大切。

 

13着;ウインゼノビア SL(C)
中団馬群からで苦。直線で前向きさは見せている。本来はしぶとさを活かす先行馬なので次スローで前に行けば楽で狙える。疲労には注意。

 

15着;ビーチサンバ SM
距離なのかな。強くはないがこれまでのパフォーマンス的にここまで負ける馬では無いと思う。今回の凡走で人気も完全に無くなると思うので次走適距離で本質が問われる。

 

16着;フェアリーポルカ M
強いと思っているのだがここまで負けるかね。ちょっと解せないがこの馬に対して過剰評価はしないようにしておく。血統的にも距離がという事も無いと思う。

 

18着;ノーワン SL
短縮1400のFレビューであれだけのパフォーマンスを見せた馬が大幅延長でここまでタフな流れでは無理。集中状態とか連チャンでも無いのでこれはキツかった。適距離戻りで爆発力を活かせる時に。