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NHKマイル;回顧

2019.5.5 NHKマイルカップ

33.9–(57.8)–34.6 Mペース

平均ペースだが数字以上に息が入らないタフなレースに。

 


1着;アドマイヤマーズ 量・精神力

結果的に短縮で差しに回る形になって差してきたのだがSで短縮位置取りショックで反応してという感じの差しではなく強さを感じる勝ち方だった。ダノンチェイサーと直線ずっと併せ馬になっていて、確かに相手はC質はあまり無いタイプではあるが鮮度持ちで休み明けの走れるタイミングのディープで、それと併せて勝ち切ったのは精神力も評価すべきかなと思う。C系ではないのだが大きな精神力を持っているようなイメージ。いわゆるC系の精神力ではなく、人間の精神論的な話で出てくる「気持ちの強さ」みたいなものを持っているイメージ。Sでは無い。並のダイワメジャーという枠は一回無くして考えてみても良いかなと思った。思っていたよりとても良い馬。

 


2着;ケイデンスコール LS

琢也さんの展開予想通りの形。その部分に関しては琢也さんのブログを読んでもらった方が早いです。人気馬同士がゴリゴリにやり合って決着がついた所を外からスーッと差してきた。東京と外枠は良かったがこの人気馬同士がやり合ってという展開の破綻みたいなものが無かったら自力では厳しかったと思う。完全にタイプとポテンシャルをここで掴めたと思う。G1では自力だけではキツくて展開待ちのポテンシャル。弱い相手に対して揉まれないレースをしたら崩れなさそう。

 


3着;カテドラル SC

流石に反動があるかなと考えて買えなかったが考察に関しては予想で出した通りでしっかり見れていたかなと。東スポ杯も京成杯も負け過ぎだとはいえギリギリ酌量の余地があると考えたので、今回の馬群を突いての3着をしっかりと評価してそこそこ強い馬という評価にしておく。ハーツクライ産駒は1回の衝撃に弱いとよく言われているが、前走のアーリントンCはほぼ確実にそこそこの衝撃ではあったと思う。それに耐えて今回もう一回来たのは素直にポテンシャルの評価に繋げて良いかなと。

 


4着;ダノンチェイサー SM

走れるタイミングではあったと思うが厳しいペースと厳しい展開に耐えられなかったという感じ。内からグラン、外からマーズにかなりプレッシャーを掛けられていて1番苦しいレースだったと思う。それでも思ったより耐えて頑張ったなという印象もあるので今回の4着にも一定の評価はしたい。そこそこポテンシャルがあるので今後もまだ追い掛けたい。陣営目線での裏路線とか鞍上的な部分の期待の大小とかの話はあんまり深く考えない方が良いかなと思いました。結局それが理由で無印にしましたが、直前で普通に馬単体の評価としては下げる必要が無いと思って押さえました。

 


5着;グランアレグリア SM量

かなり揉まれ弱かったですね。ペースが早くなったのと位置を取れなかったので展開的に完全にアウト。馬の競争能力はあるのだが朝日杯の負け方的にも決定的に苦に対する抵抗力がない。面白いくらい分かりやすいですね。揉まれずに量条件で押し切れる所だけ買えば良くて、少しでも苦を感じる可能性があれば評価は下げていく感じで。(馬券的に)やられる時は派手にやられるが人気ほどの信頼は出来ないというタイプ。

 


6着;ヴァルディゼール SM

やはりG1でどうこうっていう強さは無いという感じ。優等生。映像で最後の部分を確認出来ないがトオヤリトセイトまで差している事を見ると諦めずに頑張ったのかなと思う。投げる事はしなさそう。

 


7着;ハッピーアワー LM

延長だったが前走同様に最後方から。出遅れも無かったのでそういう作戦だったのかな。直線はかなり活力があって良い脚は使っていた。ポテンシャルの評価を下げる必要はない。

 


8着;トオヤリトセイト CM

位置を取りに行く攻めた騎乗でその姿勢は素晴らしかった。ただ自力での強さというタイプでは無くてまとまりベースの中でのC系という感じなので、その勝ちに行く乗り方に応えられなかったという事だろう。CSとかSCタイプとの違いがこれかなと。福永もダービーのワグネリアンといいこういう競馬も出来るんだなと改めて少し感動した。ただ買っている側からしたら今回は勝ちに行く騎乗ではなく着を拾いに行く乗り方の方が馬券になる可能性は高かったと思う。かなり活力あって直線もしぶとかっただけにとても惜しかったと思う。馬の個体評価としてはかなり高いレベルにあると思う。いつかデカい穴を開ける。この後は危ない。

 


9着;ワイドファラオ SL(C)

馬体も大きく減らしてきておりかなりキツかった。この後のダウン逃げで。

 


10着;グルーヴィット SC

前走馬体減らしての激走の反動の心配はあったが特別反動があったという感じの走りでは無かったかなと思う。4人気10着で凡走しているがそもそも4人気は完全に過剰で、このタイミングで人気を背負うのは苦しかったと思う。10着とはいえ0.5差だし最後は追わずに流しているので個体評価は下げないでもう一回、二回はこの馬の可能性に賭けて見てみたい。集中状態は途切れてしまったが本質の部分の強さの可能性がまだある。

 


11着;マイネルフラップ SC

インを突いて差してきたが足りず。こちらも0.5差で着順ほどは負けていない。タフな馬場じゃないとキレ負けするのかなという感じ。

 


12着;プールヴィル CS

かなり積極的に前に行ってきついレースを作り出してしまって耐えきれずに凡走。ちょっと今回の乗り方には疑問を感じる。確かにディープ産駒を差し切るような脚は無いかもしれないがかといって自分で前に行ってレースを作る立場になって勝ち切れるタイプでも無い。強くてとても良い馬なのだがここを勘違いされると苦しい。Fレビュー以前のように道中はインでじっとして量を補って、直線に入ってから馬群を突いてそこでやっと精神力を解放して差してくるという馬だと思う。一回休ませてまた元気に出てきて欲しい。

 


13着;ファンタジスト SL

今回が多分ラストチャンスだったと思う。きついレースではあったがここまで凡走されると単純に今まで完成度だけで走っていたのかなという評価になってしまう。あとまたしても武豊が最後流している。間隔空けてダウン戦で先行してダメだったらアウト。スプリングSで差して2着に来ているが本質は器用な先行タイプだと思う。

 


14着;クリノガウディー LS体力

坂コースで体力を活かせる所で。結構苦を味わっている。

 


15着;ヴィッテルスバッハ LS

インを突いてそこそこ頑張っていたが最後ピタリと止まった。苦にはめっきり弱い感じなのか。

 


18着;ロードグラディオ CM CL

スタートは良かったが気付いたら後方に。G1で今までで1番早いペースで追走出来なかったのか。先行してしぶとく粘りこむ馬なので今回の苦をフリにして次走前に行ければかなりの楽だと思う。