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天皇賞・春;回顧

2019.4.28 天皇賞・春
(59.8)→(2.04.0)→(3.03.1)→34.5 Sペース
スローからの4ハロン上がり勝負。

 

1着;フィエールマン SM
高速馬場でのSペースからの上がり勝負になり形としては菊花賞の時と同じような自分の得意な形のレースにはなったのだが、今回は1番人気を背負って道中も自分からしっかり動いていって勝ち切ったのは素直に評価出来る。鮮度もあったのだがポテンシャル面もここは評価しておきたい。ゴール前の追い比べで勝ち切ったのも立派。菊花賞を勝ち切ったのに続いて今回で初古馬G1の鮮度も使い切ったので今後は本質が試されていくと思う。

 

2着;グローリーヴェイズ SM
これもフィエールマンとほぼ同じような臨戦で鮮度もあってマイナス要素は無かった。最後交わせなかったのは完全に力負け。こちらも勝ちに出る騎乗はしているがそれでもフィエールマンの方が一応キツい競馬はしているので僅差ではあるがポテンシャルで僅かに敵わなかったという事だろう。それでも良い競馬だった。

 

3着;パフォーマプロミス LC
高速馬場で少頭数でSペースになり全てがこの馬に向いた中での3着。相手も鮮度持ちのディープ産駒で展開も向いたとは言え、これだけ条件が揃っても6馬身離されたという事はここがギリギリという事で良いと思う。弱い馬では無いが今後はこれより良い条件のG1は無いと思われるので普通にL条件の軽い所で走ってくると思う。エタリオウを差し返して交わし切っているが元々エタリオウの方に不安面があったためその点での過大評価はしないようにしておく。

 

4着;エタリオウ CS CM
馬体を増やして来たのはとりあえず良かったが前走同様捲りの競馬で1,2着からはしっかり離されての4着。直線入り口でレースのギアが上がった所でディープ産駒2頭に置いていかれているがこれは瞬発力とかキレで劣ったのではなくやっぱり疲労かこの馬のメンタルの部分なのかそういう理由でついていけなかったように見えた。日経賞でメイショウテッコンに最後突き放された時と同じ雰囲気の遅れを取る感じが直線入り口で見えた。3着のパフォーマプロミスと併せて差し返されたのもC系としては少し深刻でちょっと不振期みたいな感じで見ておいた方が良いんじゃないかと思った。鞍上は完全にコントロールしており思った通りの乗り方をしているがそれに応えきれていない。前走の2着、今回の4着と着順は悪くはないのだがそれは元々の個体能力の高さによるもので、この馬の本質的な強さの部分が今はあまり良い感じに噛み合っていない。今回は蓄積疲労が心配な面もあったのでそこで最後方からの捲りで体力切れを起こしたという見方も出来るとは思うがちょっと違う視点からこのレースは見ておくこととします。

 

5着;ユーキャンスマイル SM
強さを感じない。まあこのくらいかなという感想。ダイヤモンドSの1着によって今後も長距離路線で戦っていくことになるとかなりこじんまりした走りになると思う。

 

6着;チェスナットコート SC
人気以上に走ってはいるが去年の走りとは全然違った。ズブい馬で高速馬場もディープが勝つようなスローからの上がり競馬も向かないのだがそれ以上に停滞感があった。前走のみを叩きとして割り切って印を打ったのだが他の方々が言うようにリズム面でやはり無理があったという事だろう。リズムの要求があるC系とかS系の馬はその点にはこれからしっかり注意したい。反省反省。この走りを見る限りSもまだ戻っていないのでまだ静観。

 

7着;カフジプリンス SL
積極的に前につけて早め先頭に立とうという良い騎乗だったがスローからの瞬発力を要求された所で万事休すという感じ。走りに前向きさはあったので状態面は悪くはなかったし体力切れという感じもあまりしなかった。流石に前走の阪神大賞典と全く逆方向の質を要求されるレースではキツかったと思う。完全に前走で適性は見せていたので今回は割り引いて評価するべきだった。ここで5着くらいにまとめて来ていれば合わない所で頑張ったという評価も出来たがこの7着はそこまでは個体能力を評価するには至らない。

 

10着;クリンチャー S(LC)体力
S切れ。これはしばらくキツい。現状だと体力だけで走るために逃げくらいしかないと思うが前にもいけていないのでキツい。

 

11着;メイショウテッコン LS
完全に菊花賞の時と同じ。前哨戦楽逃げ好走後に大敗。この後のダウンの逃げで。

 

12着;ロードヴァンドール LS
これはキツかった。前走激走のストレスは気にしなくて良くて、体力面ではこのメンバーでは有力という事で◎を打ったのだが完全に体力切れの沈み方だった。他の阪神大賞典組も皆沈んでいるように高速馬場のSペースで求められる質が全く違ったというのはひとつ理由としてあるとは思う。ただこの馬に関してはそれに加えてシンプルにHペースを前で残しての激走後で体力のストックが無かった。ここを間違えると正直目も当てられない。反省です。一応この後の逃げには注目したい。

 

 

前に行く馬が2〜3頭いてヴォージュも大逃げ宣言を出していたのでSペースにはならないだろうという想定で予想したのだがまずそこが外れてしまった。ただ今回に関しては仮に平均〜Hペースになったとしても◎ロードヴァンドール、△チェスナットコートは完全に無理があった。自分の実力不足を痛感しました。この反省を今後に活かしたいと思います。馬券はロードヴァンドールとグローリーヴェイズのワイド1点¥100しか買っていなかったですが、¥100しか負けていないからセーフとかっていう事では全然無くて完全に負けでした。来週も頑張ります。