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名馬メモリアル L系編

続編を書くかどうか分かりませんがひとまず残しておきます。

 

 

ビワハヤヒデ 強LS   G1

肉体を力強いSでしっかりと駆動させている。キタサンブラックもそうだが、こういう強い体力系の馬にこういう競馬をされたら後ろはどうしようもないよねというタイプ。L系だがトップクラスの能力レベルだしこのランクまで行くとカッコいい。

 

クロフネ L   G2

精神力もエネルギーも薄く、肉体の許容量だけで走っているL系。この馬の本質はダービーの5と神戸の3に見たい。当時の状況は全く分からないが、菊とか古馬芝G1路線を使っていった場合はどこにでもいるレベルの戦績になっていたと思う。最後のダート2つで良い感じに煙に巻いたという形。

 

エピファネイア 量LC G1.5

量系で肉体の格駆動。LC系の中では無難、悪いLCではない。

弥生の4着だけ解せないがあとは馬質通りという戦績。ダービーは獲らせてあげても良かったのかなと。ベストパフォーマンスは馬質ど真ん中の菊。最後の有馬は相手関係を抜きにしても買ってはいけない場面。

 

 

ちょっと前にビワのレースを全て見た時にも思いましたがかなり良い馬だと思います。1年ぶりのレースでこれに勝ったトウカイテイオーのヤバさも際立ちますが笑。

この3頭で阪神20で3頭立てのレースをやったらビワ→→→→→エピファ→クロフネですかね。

クロフネはランク的にこの括りに入れたくないレベルですが、悪質Lのお手本という事で。

2022 中山金杯 回顧

【評価】

◎トーセンスーリヤ

 

 

1着:レッドガラン M   OP〜G3

圧勝しているがあくまでG3が限界というレベルの挙動。今後もOP〜G3なら安定出来るがトーセンスーリア同様、良質な馬ではない。

 

2着:スカーフェイス LSM   OP

鮮度の恩恵を受けてリズムで持っていった形で若干上跳ねている。本質はLのS駆動タイプで、今後基本的にはOPの18〜24でというイメージ。

 

3着:ヒートオンビート LS   OP

かなり悪い1人気3着。このクラスのメンバーを相手にして1人気で着を拾いに行っているようでは未来は暗い。4コーナーで飲み込むような動きすら出来ないのは良くない。ちょこちょこ掲示板には来るかもしれないが重賞で単をケアする必要はないでしょう。

 

4着:タガノディアマンテ LS   OP

上2頭のLSより肉体への偏りが強い体力系のLS。休み明けを考慮すれば上々という4着だが、掲示板が限界という前提の中での4着という結果なのでこれで評価を上方修正する必要はない。

 

5着:トーセンスーリヤ SL G3

レースレベル的に無理がないので良い形の競馬は出来ていたが2着に残せないのはちょっとした能力の不足だったり、斤量差だったり、ちょっとした展開の差という5着。順張りでコレというのは悪くない選択だったと思うが馬がここを問題なく勝ち切るほど抜けてはいなかったという事。

 

6着:ウインイクシード MLC OP

やはりC質を保有しているだけあって挙動は悪くない。これ以上のクラスでどうこうという話ではないが、あくまでOPならまだ保つ馬質。

 

7着:シャムロックヒル SL   OP〜G3

持続質の強い流れを長く脚を使って押し切るというタイプではない。余力を残した緩い逃げでラストにもう一段Sを光らせるという瞬発力系の逃げ馬というイメージ。展開次第でSの一跳ねがあるのでG3以下では警戒しておいた方が良い。今回は結局持続質の流れになった事でダウンはあまり機能していないが、オプションとしてはダウン向きの馬。

 

8着:アールスター LS   OP

OPレベルのLS系の雪崩れ込み。僅差だったとしても特に評価する必要はない。

 

9着:サトノクロニクル ML   OP

決定的にSが足りない。駆動させている要素が薄い。

 

10着:ジェットモーション SM   OP

14番人気の馬がやる事ではない。流石に体力切れで垂れたが悪い挙動は見せていないのでOPで1回くらいは馬券になっても良いと思う。

 

11着:アトミックフォース SL   OP

大幅馬体増の通り重さのあるパフォーマンスだった。この後詰めて使うならちょっと見てあげても良い。

 

12着:アドマイヤアルバ L OP

ほぼ参加していないようなものでこれは特にない。現状は駆動のない体力のみの馬。

 

13着:ヴィクティファルス LM   OP

ギリギリで僅かにCを残しているのでLSではなくLM評価にしたが種類としてはアールスターが近い。今回も何か理由があっての凡走という印象ではないのであくまでOPクラスのLM系差し馬という評価で。

 

14着:オウケンムーン M OP

体力に振れているわけではないのでやはりバランスは悪くないのだがとにかく足りていない。この感じだとOPでも厳しいのでは。

 

15着:ブレステイキング L   OP

S切れかな。体力のみで惰性で走っている。と思ったら引退していました。お疲れ様でした。

 

16着:ロザムール SL   OP

質の悪さがモロに出た形。ピンパー系ではあるのでツボに入るタイミングは警戒。

 

17着:コスモカレンドゥラ LC   OP

特にない。

 

 

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購入レース数問題

そんなに長い事この業界にいる訳ではないですし、業界の中枢にいる訳でもないのであくまで私見という事になりますが、現在の馬券攻略の主流路線は「購入レース数を絞る」側なのかなと。まずここを前提として話を組み立てます。

 

結論としては、私個人はまだ主流(?)側にいますが、競馬野郎・馬券野郎としては購入レースを増やした上で勝ってこそだと考えています。

 

Mの法則を使った個体(タイプ)分析という私の予想アプローチは、3歳以上重賞及び古馬OP以上がまともに戦える土俵となります。

後のG1馬、OP止まりの馬、準OPすら勝てないレベルの馬達が一緒くたになっている事が多い2〜3歳戦では各競走馬の本質の部分はどうしても見えづらくなります。

一方古馬のOP競走等、実力が拮抗しているメンバー構成でのレースでは、個体能力が拮抗しているからこそ、その奥にある競走馬の本質・性質が見えてくるのです。

 

まだ私は自分の予想を確立する道中にいるので、馬券としてはあくまで分かる範囲で、分からないレースにはひとまず手を付けずに参加しています。

先週購入したのは中山金杯(古馬G3)、ニューイヤーS(古馬OP)、すばるS(古馬OP)、淀短距離S(古馬OP)の4レースのみでした。

その中でも予想力をつけるために購入金額・週毎の予算はあえて生活に影響が出るラインまで攻めています。

 

究極の話、昨年1年間全く馬券を買わずに12月の有馬記念でエフフォーリアの単勝に年間の競馬予算全額を入れれば回収率は210%。複勝にしたとしても年間回収率は110%です。逆にここまで振り切った勝負が出来る馬券野郎がいたら今回の記事の論旨とは別の意味で尊敬に値しますが。

これはあくまで究極の話ですが、「購入レース数を絞った場合の回収率」という数字の持つ意味はそんなに大きくないのではないかと考えています。

 

朝から競馬場に行って、時には「ここはケン!」なんて言ってみたりしながら5〜8レースくらい馬券を買って5万円勝って、帰りにそのお金で遊んで帰る。勝負師の道楽のようなこんな休日が多くの競馬ファンの本当の理想なのではないでしょうか。

少なくとも私が競馬を始めた頃の理想・目標はこれでした。「古馬OP以上を主土俵にして年間回収率150%が目標!」なんてこれっぽっちも考えていませんでした。

少ない資金を元手に遊べるお金が欲しいから3連系の馬券を買う訳で、結果的にほとんど勝てないですが、目標と手段という意味では首尾一貫していたのかなと思います。

 

年間回収率150%の予想力を持っている人は分散を小さくするために購入レース数を増やすべきです。

購入レース数を減らすべきなのは、そういう予想力がない人が競馬という巨大なギャンブルのシステムの中で一閃の風穴を空ける為なのです。

予想力のある人の有馬記念◎エフフォーリアは勝負のアヤ、時の運で滑ってしまう事もあります。

一方で予想力のない人の◎エフフォーリアは年間を通して参加してしまってはトータルで勝てないので有馬記念のみという極限の所まで購入レース数を絞って戦えば勝てるという事なのです。

 

購入レース数という1つの問題に対して、「減らせば勝てる」「増やせば負ける」という簡単な結論では思考が足りていないのです。

 

 

私個人としては『競馬の道を極める』という目標を掲げている以上、予想力を上げていくのを前提として、馬券購入者としては購入レース数を上げて分散を減らして勝つ、競馬場に朝から行って5万円勝って遊んで帰るというレベルまで到達したいと考えています。

 

簡単に勝てる手近な方法を探すのではなく、自分の現状を把握し、設定した目標とそれに対する適切な手段を設定する事が大切だと考えます。