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ラジオNIKKEI賞;予想

2019.6.30 ラジオNIKKEI賞
福島芝1800 16頭
逃げ馬が多く前掛かりになる想定。馬場は稍重でタフな激戦で差してこれる馬を狙いたい。

 

【予想】
◎❷マイネルサーパス
◯⓫ヒルダカール
▲❺ディキシーナイト
△⓬ウインゼノビア
☆❶ギルマ
これに加えて
×⓮ブレイキングドーン
×❸ダディーズマインド
×❾ヒシイグアス

×⓭ゴータイミング
×❼インテンスライト

【短評】
基本的には1番上に書いた通り前がキツい展開での激戦でSCっぽい感じでズゴンと差してこれるタイプを本命、対抗に置きました。
×印を付けた4頭ですが明確に切るのも難しかったです。本当に混戦になりそうなので本命・対抗の馬からは手広く行きたいという感じです。

 

【個別分析】
❶ギルマ(ハービンジャー×サンデーサイレンス) CM
これ面白い馬ですね。ポテンシャルはまだ分からないですが未知の魅力は感じます。3走前小倉の稍重のかなり時計の掛かるレースで馬体をがっつり減らしながら外から体力で1着。そして2走前は短縮でかなり時計が早くなっているのにしっかり前受けして3着にまとめられている。そして前走はバウンド延長でスローになった中で後方から差して1着。ゴール前は左右に馬がいる中で粘っていた。どこかで崩れても良いと思うが多様な競馬で全てまとめている。がっつり本質を見せたようなパフォーマンスがここまで感じられず、まだ底を見せていないような感覚がある。全てのレースを精神力でまとめて来ているようなイメージで、個人的にひとまずC主導で見ている。そう考えると前走馬体を増やして勝った後の格上げで初重賞。展開的にも内で逃げ馬達の後ろにつけられたら悪くない。最内枠も問題なく、鮮度も込みでちょっと先物買いのようなイメージでこれは評価してみたい。

 

マイネルサーパス(アイルハヴアナザー×タマモクロス) SC
元々きんもくせい特別で福島1800でダノンチェイサーに勝っている。休みを取ってプリンシパル、ダービーと使っての3戦目。前走は11着と凡走しているが、これは弱くて負けた感じではなく直線入り口からもう既に疲れているような負け方。単純に広い東京の2000とか2400というタイプではなく1600〜1800くらいがベストだろう。今回は前走捲って4角5番手からの短縮ショッカーで内枠。ほぼ完璧な臨戦。リズム面だけが気になるが、単純に距離が合わなかった感じの凡走なのでこの馬自身の前向きさとか精神面のリズムは特に問題ないと見ている。展開も前掛かりになりそうなので差し馬でこれを評価したい。

 

❸ダディーズマインド(トーセンホマレボシ×フレンチデピュティ) S(C)
福島、中山でのパフォーマンスが高くSっぽい感じ。前走の皐月賞は少頭数を逃げ切った後で番手に回り基本的には苦しい場面だったと思うがよく踏ん張った。というか直線での前向きさはなかなかのモノだった。前走はポテンシャル的に足りていなかっただけでこの馬単体で見たらかなり良いパフォーマンスを見せている。今回はダウンで自分のポテンシャルでも通用するくらいのメンバー構成。逃げられなかった逃げ馬を持っておりもし逃げる事が出来れば結構期待できると思うが、他にも逃げ馬が多くいるのでそこが引っ掛かる。ただ逃げ馬達の中では1番内目の枠になったので1コーナーまでの距離が短いコース特性的にも狙ってみても面白いかもしれない。

 

❹ポルーニン(フレンチデピュティ×ディープインパクト) SL LS
ゴール前にグイッと差してきてという競馬で2連勝中。母父にディープが入っているがあんまり軽い感じはしない。そのちょっと重い感じ的に初重賞の鮮度一発でスコーンというイメージは湧きにくい。個人的にはSもそんなに強い感じがしないので、坂コースよりは平坦コースの稍重とかが合いそうなのかなと。今回舞台が福島1800に替わるという事で東京マイルでのここ2戦とは逆質になる。現状は未知の部分もあるので福島だからダメという訳では無いが、追い込みで4人気1着、5人気1着でどちらも僅差という事を考えるとここは破綻するタイミングと踏んだ方が良いかなと思う。もしここで来たら連チャンかなという感じ。 

 

❺ディキシーナイト(ダイワメジャー×ホワイトマズル) SM(C)
地味だけど普通に強い。スプリングSは人気落ちはあったがそれでもタフな展開を前でがっつり走っており、弱い馬なら来れないようなレースだったと思う。3ヶ月半の休み明けで今回は福島1800。ダイワメジャー的に間隔が空いているのは良いしレース質も合いそう。ただここで人気を背負うので本質を問われると思う。単純にこのメンバーだと強いので押さえは必要かな。

 

❻ブレイブメジャー(ダイワメジャー×サクラバクシンオー) SM
弱くは無いんだけどワンパンチ足りない感じ。新馬のパフォーマンスが1番よく見えるが相手が全然強くないし、今回頭数倍増となるとまあ普通に考えたら苦を感じる局面。

 

❼インテンスライト(エイシンフラッシュ×French Deputy) SM
2走前に短縮で中山マイルで圧勝。前走は東京2000への延長で控えてしまい逆位置取りになったが直線はかなりしぶとく追い込んできて0.3差の4着。ここでまとめたのは評価出来て、今回短縮で福島替わり。本質はS寄りかなと思っているので悪くない臨戦。強くも評価出来ないが消すことも出来ない。取捨の判断が難しい。

 

サヴォワールエメ(ダイワメジャー×Pivotal)
2走前に休み明けの大幅ダウンで初の逃げで勝っているが、どスローの楽なレースで0.1差。Lである程度強いならここは突き放して欲しい場面だったかな。前走がっつり馬体を減らしてしまっていたが逃げて5着なのでやはりそんなに強くない。今回逃げられなかった瞬間にアウトだし、仮に逃げられてもポテンシャルと前掛かりの展開的にキツイ。 

 

❾ヒシイグアス(ハーツクライ×Bernstein) SC
前走のスプリングSは少頭数どスローの逃げの後で変に人気もしていたので余裕で切っていたが、逃げられず番手からで0.2差の5着に粘ったのはかなり評価出来る。馬体を16キロも減らしており、ペースアップのあの苦しい臨戦で粘ったのは凄い。結構良い馬。今回休み明けで馬体を戻して来れば基本的には走れるタイミング。デムーロへの乗り替わりだと逃げない可能性もあるが、仮に逃げられなくても前走のパフォーマンス的にC質も示しているのでそこまで問題無いと思う。走れるタイミングの強い馬なので人気だが基本的には押さえておくのが無難かなと思うが、1番人気で前が激戦になる想定なら思い切って切ってもいいかなと思ってきた。

 

➓レッドアネモス(ヴィクトワールピサ×サクラバクシンオー) SL(C)
前走は逃げた後に控える形になってよく内から差してきた。阪神JFもかなりの苦条件の中で完全に投げる訳ではなく間を抜けてこようとはしていた。弱いL系ならその後のダウンで走っても良いのだがここでスコンと反応しないのとまたしても内を差してきたのがCっぽい。全然強くないと思っていたがもしかしたらCっぽいのか?と思ってきている。だとしてもやはり格上げで弾かれている事実はあるので手は出しづらい。

 

ヒルダカール(ヴィクトワールピサ×メジロマックイーン) SC CS
かなり良い馬です。デビュー3戦目のホープフルSでいきなりのG1でもかなり良いパフォーマンスを見せていて、がっつりのメンバーと直線併せても全く怯まず立ち向かっていた。前走本来得意とはしない側の高速上がり勝負の中で一旦前が詰まって減速しているのに最後もう一度ギアを入れてもうひと伸びしている。これは良い挙動で、本来は馬群を全く苦にしないC質のしっかりあるタイプなので今回格上げで激戦に入っていけばかなり期待できる。斤量減に丸山への乗り替わりも悪くない。これは買わずにはいられないという感じですね。

 

⓬ウインゼノビア(スクリーンヒーロー×フレンチデピュティ) SL(C)
本来はしぶといタイプの先行馬で前走は後方からで苦だったが頑張る姿は見せている。元々アルテミスS4着の内容も良いしポテ証明は十分なのに今回最低人気。前走2.5差は負け過ぎでリズム的によくないのかもしれないがこれは期待値的に買っておきたい。札幌の道悪実績もあって母父フレンチで道悪も問題ないでしょう。

 

⓭ゴータイミング(ディープインパクト×Refuse To Bend) SM(C)
ディープ産駒だがちょっと精神力もあるのかなという印象。シンザン記念は弾かれてはいるが全くダメという感じの凡走ではなく前向きさは見せていた。悪い馬では無いのだが前走休み明けで馬体をがっつり減らしての1着というのも込みで評価しづらい。前向きさと精神力があるので前走から集中状態でしたみたいなのも考えられなくはない。前走速い上がりを出しているが通常のディープ産駒っぽい走りには見えなくて、どちらかと言うと新馬の時のような重い質のSを問われるようなレースが本質なのかなと思う。そういう意味でも向いているベクトルが今回悪くないのでこれも取捨が難しい。

 

⓮ブレイキングドーン(ヴィクトワールピサ×ホワイトマズル) M体力
G1ではキツい感じのまとまり系でダウン人気落ちのここは面白い。体力はあるので弥生賞の実績も示しているが道悪も問題ない。皐月や京都新聞杯は後方から追い込んで爆発力でドカンというタイプではないので凡走も別に気にしなくていいと思う。短縮だがある程度出していって中団くらいから体力を活かして飲み込むような競馬が出来れば面白いと思う。人気がないので期待値は結構あると思います。

 

⓯ランスオブプラーナ(ケープブランコ×マンハッタンカフェ) SL
思ったより弱くはないなという印象。前走の皐月は少頭数楽逃げ後の格上げで普通に無理な局面だったのでそこまで気にしなくていいと思う。毎日杯で逃げてある程度しぶとい姿も見せているので悪くはない。今回逃げられずに揉まれたりすると危ないとは思うが人気薄なら期待値はある。

 

⓰アドマイヤスコール(ディープブリランテ×Caerleon) SL
そもそも強くないと思いますが。ディープブリランテでSでとなれば面白いのだが母父の方からLっぽさが入っていて中途半端な感じになっているような印象。2400から一気の短縮で突き抜けるようなタイプでは無い。

宝塚記念;回顧

2019.6.23 宝塚記念
阪神芝2200(内) 12頭
35.5–(1.00.0)–35.3 Sペース
少頭数だしペースはスロー表記だが、レース質はかなりタフで体力主導タイプが2、3着。レース質的には中山2500くらいのイメージ。そう考えてもそう考えなくてもリスグラシューは異次元。名牝という事で良いんじゃないでしょうか。

 

1着;⓬リスグラシュー SC強
一応延長臨戦ではあったがまさかの2番手先行。延長で非根幹のタフな馬場の阪神2200で外枠から先行して押し切るには体力が必要で、この馬は元々馬体が小さくその部分が足りていなかった。本来備わっている精神力(C質)でなんとか体力を補って好走して来ていたイメージ。秋の府中牝馬で馬体を増やして来てから馬が変わったイメージで今回の結果を見るとかなり強い馬という評価で確定で良い。タフなレースで体力タイプのキセキ、スワーヴを0.5秒も離しており体力面でのポテンシャルも示した。文字通り「圧勝」というような結果だったかなと思う。棚ぼたで拾った1着ではなく自ら勝ちに出て自ら勝ち取った1着。これはとんでもなく強いです!

 

2着;❶キセキ 体力LC量
やや出負けしたがしっかり出して行って逃げ。逃げのオプションを使って、体力を必要とされるレースで完全に自分の形の競馬は出来ていた。勝ち馬がとんでもなく強い馬だった結果2着という事でこの馬はしっかり自分の力を出した。秋の東京の軽い質でも走ったし、今回の重い質でもしっかり走った所を見るとタイプとしては体力主導というようなイメージ。蓄積疲労とストレスがかなりあった有馬記念での5着もかなり強くて体力のレベルもかなり高い所にある。キタサンブラックのように体力のストックが切れるまでは条件をほぼ問わず走ってくる感じ。

 

3着;⓫スワーヴリチャード L(S)体力
こちらもリスグラに続いていくような形で積極的に外枠から先行。体力を活かす競馬が出来たがこの馬自身のパフォーマンスとしては躍動感が無くて漫然となだれ込んだようなイメージ。Sがあるような感じはまだしなかったので今後も評価しなくて良いと思う。タフなレースで体力を求められればある程度対応するが、短縮でSを要求される質だったり、激戦の多頭数内枠で立ち回りやCを求められる質では評価しない方針。Sが戻ったような挙動を感じるまではそういう感じで。

 

4着;❹アルアイン CM
前走激走後で走りに前向きさがあまりなくて苦条件で普通に凡走した感じ。前走で内回り2000のスローでドカンといった後に人気を上げて延長でタフなレース質では流石に対応出来ない。それでも4着にまとめて来るのがこの馬でこれはもはや驚かない。走れる局面で掲示板外に崩れたりするようになるまでは素直に評価していけば良い。

 

5着;❷レイデオロ LM
秋天のような広いコース、高速馬場、少頭数外枠みたいな条件が1番良い馬。有馬記念は逆のレース質だったのに好走しているがあれは他に走れる状態の馬がいなかったため2着にまとめたようなイメージでいいと思う。今回は内枠で重いタフさを求められるレース質で完全に合わなかったのでこの結果は仕方ない。ダウンとか外枠とか摩擦薄みたいなL条件で。

 

6着;➓ノーブルマーズ M(SC)
少頭数とは言えこのクラスで本気の強さを求められたら足りない馬。延長で位置をやや下げての10人気6着という事である程度は評価するが突き抜けはしない。能力がある程度あるまとまり系で、自力でどうこうというタイプでは無いかな。

 

7着;❻スティッフェリオ CM
このクラスで前目につけて自力でという勝負に出るとやっぱり足りない。これは今後のためにセカンドクラスのC系という事で自分の中でポテンシャル面に線を引いておく。G1ではキツいがG2ならC系として完璧な臨戦だったりすればあるかなという感じ。基本はオクトーバーS凡走後の福島記念みたいなタイミングで。

 

8着;❾クリンチャー (S)体力
レース質は重くてこの馬が走れる側だったが体力を駆動させるSが切れていて躍動感が無い。昨年の京都記念1着の時の走りと比べたら全然違う。これは不振期という事で、変化があるまでは相手が弱くなっても基本的には要らないかなと思います。

 

9着;❸エタリオウ CS CL LC
これは走れるタイミングだと思っていたのでちょっとがっかり。ペース自体もそこまで速くないので短縮で追走を苦にした感じでも無いし。あるとしたら、前走の春天4着が吐き出した凡走だと思っていたが、実は頑張って走っての4着というパターンで、今回一気に疲労を吐き出したのかという可能性。もしくは不振に入っていくのか。これはちょっと注意して見たい。こう振り返ると日経賞からの3戦は1つも強くない。今現在がっつりのC系だとしたらこの条件でここまでの大崩れも違和感がある。

 

10着;❽ショウナンバッハ C
左回りでタフな展開での追い込みで。

 

11着;❼マカヒキ CS
10人気4着後とはいえここまで崩れるかねという感覚はある。有馬記念の時と同じような印象があって、体力的に2000までなのかなと。激戦で前がキツくて差しが届く展開の中でC質を発揮するようなイメージなのだろう。大阪杯の姿を本質だとして、体力的な限界があると考えると京都記念の3着とかはかなり強くなってくる。全く向かない条件で0.1差の3着まで来ている。摩擦薄の東京コースでの凡走は仕方ないとすると、札幌記念→強い、秋天→質が違う、有馬→距離と馬体増、京都記念→苦手なとこでよくまとめた、大阪杯→ベスト条件で本質、宝塚→距離。という事でまだ説明はつく。もう私情のレベルかもしれないが魅力を感じている馬なだけにまだ見てあげたいと思う。C系としてのベスト条件で引退までにあと1つだけ重傷を勝ってくれたらと思う。

 

宝塚記念;予想

2019.6.23 宝塚記念
阪神芝2200(内)
今開催の阪神はタフな馬場。平均ペースで予想で底力、タフさ、パワーが求められる。

 

【予想】
リスグラシュー
◯キセキ
▲エタリオウ
マカヒキ


【短評】
走れるタイミングの「強い馬」をチョイスした感じです。印をつけた4頭に関してはほぼ同程度の評価をしています。この4頭の馬連BOXみたいなイメージですね。個人的に馬券的に2着までという事なのでレイデオロ、スワーヴ、アルアインを切っているのがミソですかね。あと地味に押さえたくなるスティッフェリオも切ります。

 

【個別分析】
❶キセキ(ルーラーシップ×ディープインパクト) LC(S)量.体力 吉澤S–WEST
Sで逃げている感じではなくLと量で走っているので番手からになっても前走は走れたイメージ。色々な要素をバランス良く、しかも高いレベルで持っているのである程度強いという評価をしないといけない馬になっている。菊花賞の時はSが表に出ていて「強い!」みたいなイメージだったが、今はそれとは全然違う雰囲気の強い馬。
臨戦としては前走休み明けでスローのレースで先行して2人気2着なのでストレス・疲労面は問題なし。蓄積には元々強いし。軽い延長になり、他に逃げたい馬もいないので逃げようと思えば逃げられそう。もし逃げられれば前走で多少感じていた苦からの解放というプラス要素もあるのでこれは崩れ辛い。ポテ証明は十分で、臨戦も悪くなくて、タイプも問題ない。ベストは高速東京の摩擦薄レースだと思うが幅広いレース質に対応出来るイメージ。最内に入った事は不安だしラスト4〜5Fの持続質ロンスパ戦になったりすると怪しさも出てくるが、それでも好走のレンジが十分広いかなという印象。人気だが評価したい。

 

レイデオロ(キングカメハメハ×シンボリクリスエス) L(SC)量 ノーザンF天栄
基本的にL主導で、自力で苦しい状況を打破していくような強さは感じない馬。ローテーションもちょっとズルくて、走れる時に得意なレースを走らせているのでそりゃ走るわという感じ。前走のドバイシーマは逃げ。格のある海外G1で慣れない逃げでの競馬になって、後ろからのプレッシャーを感じながらレースを作っていくのはキツかったと思う。あそこまで負けるのは違和感があるし酌量の余地も一応ある。ただ今回に向けては単純に逃げた後の短縮内枠となってしまい、確実に苦を感じはず。ある程度のレベルでまとまっており能力もあるが、臨戦的にここは評価を下げる局目。少なくとも単は無いと思う。

 

❸エタリオウ(ステイゴールド×Cactus Ridge) CS体力 ノーザンFしがらき
ダービーから菊花賞あたりまでは勝ち切れてこそいないが結構強かった。その印象からすると日経賞のパフォーマンスは挙動的にかなり物足りないし、正直春天の走りも物足りない。ポテンシャルだけで着順をまとめている印象。個人的に日経賞は肉体疲労春天は吐き出しと見ている。本質的にはC質とS質をやはり持っていると思っていて、短縮+デムーロのS付加でシンプルに追い込めばG1を獲れるポテンシャルはあると思う。前走は勝ち馬とは1秒離されていて4着とはいえ久々の凡走という感じ。これまではそのポテンシャルで2着にまとめてしまっていたためにずっとストレスとか疲労を吐き出せずに漫然と走り続けていたのかなと思う。前走の挙動はこの馬のポテンシャルからしたら十分吐き出せたと見れるもので、今回ついに状態が上向いた状態で出てくる可能性がある。しかも短縮も乗っかっている。体力はあるタイプだが3000とか3200を一気に捲って勝ち切れるほどの体力は流石に無くて、どうやっても最後は垂れてしまう。だから普通に追い込んで馬群に突っ込んでくれたら面白いと思う。今回は①吐き出した後+②短縮+③捲りを入れない可能性という意味では良い乗り替わり、という事で好走してくる要素は結構ある。

 

アルアイン(ディープインパクト×Essence of Dubai) CM ノーザンFしがらき
前走は急な人気落ちを拾って見事にスコーンと走ってきたもので完全にドンピシャのタイミングという感じ。もちろん個体としてのポテンシャルは十分ある。
今回は非根幹の2200への延長で臨戦面でプラスになる要素はあまり無く、ポテンシャルでまとめてきて4〜5着というイメージ。ここで3に来たらかなり強い。カードとして一応逃げはあるがその判断は流石に出来ないと思うのでここは思い切って無印で良いと思うが。

 

タツゴウゲキ(マーベラスサンデー×Singspiel) S(C) 小松TC
これはよく分かんないですね。どういう状態で出てくるのかも分からないですし、万全で出てきたとしてもいきなりこのメンバー相手にはキツいと思うので安易に切りますが。一応レースは見ましたが精神力もあるSっていう感じですかね。

 

❻スティッフェリオ(ステイゴールド×Mtoto) CM CS グリーンウッド
前走の大阪杯札幌記念も頑張っているのは認めるがどうしてもワンパンチ足りない。前走は激走後のストレスも抱えていたので酌量の余地もあるがやっぱり基本的には足りていないと思う。凡走後で中枠に入って手を出しやすいタイミングではあるが1着とか2着のイメージは湧かない。3連系なら手を広げて押さえておきたいがという感じ。

 

マカヒキ(ディープインパクト×フレンチデピュティ) C(S) 在厩
C系の可能性に賭けて前走◎を打ち実際に4着ではあったがCの挙動を存分に感じる走りを見せてくれた。今回は同じ阪神で2200への軽い延長。延長にはなるが大阪杯よりレース質は重いタフな競馬になりそう。前走10人気4着と激走しているがあくまで4着で、ストレス、疲労は今回に向けて致命的なレベルではない。前走でこの馬のC系説は自分の中では確実なものになっていて、単純な臨戦だけを見ると延長だし非根幹だし激走後だし枠もやや外になったしでC系としては決してベストとは言えない。当初はCの臨戦的に切ろうと思っていたがなんとなくまだ買えるんじゃないかと思ってきた。札幌記念の2着と大阪杯の4着だけを見ると小回りで精神力を活かせるような質のレースではまだ底を見せていないような感じがする。今回ズゴンと突き抜けそうな馬はあまりおらずゴール前はキセキを中心とした混戦になりそうだと思っている。そうなるとタフな競馬で最後グイッと差してこれるこの馬にまだ期待出来るかなと。前走は結局最後馬群に突っ込んでやっと精神力に火が点いたような印象で、今回もう少し位置を取ってがっつり馬群で集中させられればもう1段階跳ねてもいいかなと思う。

 

❽ショウナンバッハ(ステイゴールド×サクラバクシンオー) C 情報なし
前走どスローの参考外レースを1頭だけ後方から追い込んで12人気4着と激走しており、一定の評価は必要。ただ激走、激走と2つ続けた後でストレスと疲労は抱えている。可能性があるとしたら集中状態でラスト1発なんとかもって来るくらいだがまあ流石にキツいと思う。3着なら可能性がゼロとは言わないがこれは切ります。向こうが走れない状態だとしてもアルアインより上にいる感じはしないかな。

 

❾クリンチャー(ディープスカイ×ブライアンズタイム) S(LC)体力 情報なし
これはSが切れている。道悪で体力を活かすような競馬くらいしか可能性はなさそうだがそれでも厳しい。Sが戻っていて逃げたりしたら結構面白いのに残念。

 

➓ノーブルマーズ(ジャングルポケット×Silver Hawk) M(SC) 在厩
まとまりベースのSC系というイメージ。突き抜けるタイプではなくて、他馬の破綻待ちだったり内枠からセコセコというようなオプションが無いと自力ではG1ではキツいと思う。昨年目黒記念激走後で同レースで3着に来ているが恵まれてのものだと受け止めている。今回は休み明けの前走を叩いてからの軽い延長。臨戦自体は悪くないが外枠から自力で、というのは考えづらい。人気馬もがっつり崩れるような感じでもないし。

 

⓫スワーヴリチャード(ハーツクライ×Unbridled’s Song) L(S)体力 ノーザンFしがらき
これは豊富な体力をSで動かしていた馬だが安田記念の3着以降はSが切れて前向きさが無い感じになってしまった。前走のドバイシーマ3着も大幅延長で体力を活かし切れたという事以上の強さは感じなかった。体力という意味ではタフな阪神の非根幹外枠というのは良いのだがここで頭まで来るようなSの充実度が無い。3ならあるが期待値もそんなに高くないと個人的には思います。

 

リスグラシュー(ハーツクライ×American Post) SC CS ノーザンFしがらき
まず単純に強いです。府中牝馬からエリ女香港ヴァーズの延長臨戦を追い込んで好走してきた。そして休み明けだったがタフなレースになった金鯱賞も出遅れながら2着。激走という感じはなくまだまだ奥があるような走りだった。前走のクイーンエリザベスもどちらかと言えば得意としない高速決着の中で併せて強さを見せていたし状態面も問題なし。軽い凡走後で阪神22への延長。延長自体もエリ女で普通にこなしたしまあ問題ないでしょう。大外枠だけがちょっと嫌だがこの馬に関しては普通に強いと思っているのでシンプルに評価します。最近はC!C!っていう感じでもなくてバランスが良くなっていて消せる要素が個人的にあまり見つからなかったです。