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天皇賞・春;予想

2019.4.28 天皇賞・春
京都 芝3200 13頭
前週はレコードが出る超高速馬場、集中に多少雨。
ヴォージュが逃げ宣言。テッコンとロードヴァンドールがそれに続く想定。スローにはならなさそう。

 

【予想】
◎ロードヴァンドール

△グローリーヴェイズ

△チェスナットコート

△カフジプリンス

△ユーキャンスマイル

△パフォーマプロミス

△フィエールマン

×ケントオー
短評
人気馬の中ではエタリオウは多少不安があり、フィエールマンは苦しいレースになる。これといって突き抜ける要素を持っている馬もいないのでゴール前は混戦になりそうで難解。どの馬も一長一短だったり展開頼みだったりする中で唯一自分からとりあえず勝ちに行く形には持っていけそうなロードヴァンドールを本命とする。いくら高速馬場でも道中は多少動きもあるだろうし体力は確実に要求されると思う。

 

【個別分析】
❶チェスナットコート(ハーツクライ×クロフネ) SC 前走;日経賞9人気9着 宇治田原優駿S(4/10)
昨年の春天までの流れは悪くなかった。クリンチャーと似た感じでポテンシャルはあるのだが今回どうかという状態。海外から戻って来て日経賞を叩いて今回。前走のレース内容は良い所は特に無いのだが海外からの休み明け初戦で1年前の同レースの時と比べて10キロ馬体を増やしていたことを考えれば完全に叩きとして見ても良いと思う。前走を叩いてアップのハーツクライで延長で内枠。この馬も重いタイプで高速馬場は微妙だがカフジプリンス同様叩いての臨戦は良い。変わり身という意味では2戦ダメだったクリンチャーよりまだ可能性はあって、人気もないので期待値はある。今回抜けている馬はおらずゴール前は混戦になると思っているので内から差してきて精神力を活かしてという競馬が出来れば。

 

❷エタリオウ(ステイゴールド×Cactus Ridge) CS 前走;日経賞1人気2着 在厩(前走がしがらき帰り)
前走が菊花賞から5ヶ月空いているのに馬体を減らして出てきていた。早めに動いてメイショウテッコンを潰しにいったのに結局潰せず、最後は差を広げられているのが気になる。同じように早めに動いた菊花賞では他馬を圧倒したのだがフィエールマンに足元をすくわれたような負け方で、同じ2着でも日経賞の潰せなかった2着とは質が全然違うと感じた。もちろんC系で休み明けでボヤけていたという見方も出来るのだが、マイナス体重という部分とリンクさせるとずっと長い距離で尚且つ王道クラシック路線で頑張ってきており蓄積疲労がかなりあってパフォーマンスを落としているのかなと個人的には見た。万全ならいくらC系の休み明けでもメイショウテッコンくらいは圧倒出来る馬でこれまでもそうやって倒してきた。今回も人気を背負うので疲労とかストレスは出やすいはずで人気程の信頼は置けないと思う。もちろん良い馬で確実に強いのだが、どんなに強い馬でも1回どこかで吐き出すタイミングは必要でキタサンブラック宝塚記念もそうだった。この馬の場合は結局勝ち切っていないので決定的なストレスを抱えていないのでここまで崩れていないが、今回かこの次くらいは怪しいと思う。ただこの疲労の話はあくまで想像の話であって、馬のポテンシャル自体は上位なので押さえる分には全然OKだと思う。疲労面と高速馬場である事も考えると単は微妙かなと思う。

 

❹ヴォージュ(ナカヤマフェスタ×タニノギムレット) SL(C) 前走;阪神大賞典5人気8着 在厩
ポツン大逃げ宣言。基本的にポテ証明が弱い。万葉Sで逃げられなかった逃げ馬を使って菊激走後のユーキャンスマイルと着差なしの1着。前走逃げられずに凡走しており今回逃げるとは思うし巻き返し実績もあるがそれでも足りないと思う。母父タニノギムレットで多少しぶとさはあると思うのだが前走のような苦しい所で踏ん張れる程の精神力では無い。人気もないので逃げても無視されると思うし逃げられなかった逃げ馬で前走の苦→楽でどこまでかという感じ。高速馬場適性は微妙だが先週のフローラSのジョディーのようなパターンもあるので別に完全に消しという訳ではない。本当に単騎でいければいいのだが他に前に行く馬もいるので厳しいと思う。

 

❺メイショウテッコン(マンカフェ×Lemon Drop Kid) LS 前走;日経賞3人気1着 在厩
前走はスローの単騎逃げでエタリオウの圧をかわしたのは立派。ただエタリオウの考察でも書いているが向こうが蓄積疲労でギリギリだった可能性はある。楽逃げ後で逃げられなかったラジニケで勝ち切っていたり思ったよりは強いなという印象がずっとあるのだがまだ評価し切れない。どうしても神戸新聞杯で休み明けの逃げ馬でがっつり馬体増やして万全の状態で3着というのが限界のパフォーマンスに見える。菊で逃げられずに14着というのもある。前走の1着もエタリオウ以外はそこまで強いメンバーはいない。今回は楽逃げ後のアップで多分逃げられない。そうなると菊花賞への臨戦とかなり似ていてキツいかなと思う。

 

❻カフジプリンス(ハーツクライ×シンボリクリスエス) SL 前走;阪神大賞典6人気2着 ノーザンFしがらき(4/06)
長期休養明けで1ヶ月間で3戦使って今回が4戦目。前走を見ても3コーナーからがっつり追っていてまだ走りが重たい感じ。元々重たいタイプではあるのでこの使って使ってという臨戦自体はOKで、今回も激走後ではあるが馬単体としては期待は持てる状態だと思う。もう2年も前になってしまうが最後の勝ち鞍であるグレイトフルSや神戸新聞杯とかでは重さの中にキレのある走りをしているのでそのパフォーマンスを見るとまだ上がり目はあると思う。ただ好走のパターンを考えると高速馬場でスローからのがっつりキレ・量勝負になると流石に厳しくて、平均からややタイトなペースになって消耗戦になればという条件は付いてしまう。

 

❼グローリーヴェイズ(ディープインパクト×スウェプトオーヴァーボード) SM 前走;日経新春杯1人気1着 ノーザンF天栄(4/03)
幅のあるディープ産駒という印象。もしくはまとまりが強いか。最後方からになった菊で大外から追い込んで僅差の5着と頑張っており、前走のような重い消耗戦でもしっかり勝ち切っている。目立たないタイプだがポテンシャルはそこそこあると思う。今回の臨戦はメンバー内で1番間隔が空いていて、他が同路線で閉塞感のあるギチギチな雰囲気の中でかなりの異端を引いている。初古馬G1という鮮度もある。ピチピチでリズムも良くてポテンシャルもそこそこある。同じような鮮度のフィエールマンより奥がある感じがしてステイヤーでは無いと思うが単純な3200という距離、春天というレース質への適性は個人的にはこっちの方があると思う。

 

❽パフォーマプロミス(ステイゴールド×タニノギムレット) LC 前走;京都記念4人気4着 ノーザンFしがらき(3/27)
がっつりC系のステゴではなくCM〜LC気味のステゴでまず軽い所に適性がある。前走は有馬記念からのダウンで臨戦としてはベストで走りも活力があって、外伸びの中で一頭だけ内で粘っていたのだが馬場が重かった。今回はまたバランスが絶妙で、アップ臨戦になるのは微妙だが高速馬場は合う。有馬はヤラズだし前走は重かったという事で酌量の余地はあるので今回は一応狙えるのだが完全にベストな臨戦とは言えないので評価はし切れない。相対的にある程度の評価になるかなという感じ。ただ体力っていう感じはあまりしない。

 

❾ユーキャンスマイル(キングカメハメハ×ダンスインザダーク) SM ダイヤモンドS1人気1着 ノーザンFしがらき(3/21)
前走のダイヤモンドSはVラインでイン突きで良い内容に見えるが少頭数で道中レースラップ自体は動きがなく、直線を向いた時にもほぼ一団という形だった。相手も弱くてそりゃ抜けてこれるかなという印象。今回のレースは縦長になりそうでダイヤモンドSよりは頭数も増えるしペースも上がるだろうし長距離での総合力が問われると思う。楽には感じない。同じような臨戦の菊花賞でも来ているので多少はアップ適性とか苦への適性もあると思うがここで1着という感じの臨戦とは思えず良くて2〜3着っぽい。

 

➓フィエールマン(ディープインパクト×Green Tune) SM 前走;AJCC1人気2着 ノーザンF天栄(4/04)
AJCCは休み明けで馬体増やして出てこれず。まとまりベースだけど主体はSという感じで適性は2000前後の通常のディープ産駒の範疇の馬だと思っている。菊で勝っているが道中スローでずっと馬群でじっとしていて動いておらずちょっと乱暴な表現をするとこの馬単体としては前半はほぼ走っていないくらいの感覚。3コーナーあたりからの競馬を溜めて一瞬の脚で抜け出すという中距離型ディープの自分の形でのレースに持ち込んだ感じ。体力も豊富な感じはしない。通常ディープという事を考えると今回の間隔を空けた臨戦で異端性があって初古馬G1という鮮度もあるので悪くない。馬体を多少戻した状態でリラックスして気分良く走れば高速馬場も他馬よりは得意だと思うので特に問題はない。阪神大賞典のような長距離のがっつりの消耗戦になると長距離適性の点で辛いと思うがスローからの瞬発力戦になればこの馬かなという感覚はある。人気している分圧も受けるし、菊の時とは違って自分から動いてレースを作る側にも立つので少し辛いと思う。人気になって単純に3200mの春天という舞台で自分から動いていって勝ち切れるタイプでは無いと思う。今回はエタリオウが早めには動かないと宣言をしていてこの馬が菊のエタリオウ的な役割になると思うので勝ち切るのは簡単ではないと思う。

 

⓫ケントオー(ダンスインザダーク×トウカイテイオー) S(C) 前走;阪神大賞典8人気7着 情報無し
日経新春杯京都記念とかなり前向きさは見せている。前走はある程度疲労を抱えている局面で、大幅延長なのにペースアップで流石に体力切れ。そこで吐き出しての今回で○×○のタイミングにもなっており悪くはない。Sとか前向きさはまだ失っていないので可能性はある。鞍上も継続騎乗でいい加減勝ちに行くための乗り方をしてもらえたらと思う。ズブくてペースアップした所で置いていかれがちで直線向いた時には上がりも持っていないので位置的にもう間に合わないというのがいつものパターン。精神力はあるので馬群に入れても大丈夫なはずで、ある程度前目につけて粘りこむような形をとれば面白いと思うのだが。陣営のコメントで「どのみち後ろの方からになると思う」と出ているのが微妙。あと高速馬場も向いてはいない。

 

⓬クリンチャー(ディープスカイ×ブライアンズタイム) S(LC)体力 前走;日経賞5人気7着 在厩
昨年の春天は良いタイミングで良い乗り方で僅差の3着。菊花賞2着と京都記念の1着があってかなり重めで豊富な体力をSでズンズン動かすタイプ。昨年の春天は高速馬場で直線でキレを求めらるラップ構成で本来は得意では無いスタイルだったのだがそれに対応しての3着。ここまではかなり強い。海外帰りでリズムを崩しての有馬から今回で3戦目。有馬の負け方はかなり状態が良くない感じ。前走の日経賞は有馬よりは活力がある感じだったがそれでもやっぱり物足りない。上がり目はあるはずだがここで馬券内かとなるとそこまではまだSを感じられない。本来は重めの馬場でというタイプだとは思うが、現在のSの足りない感じだと逆にタフすぎる馬場だと辛いと思うのでまあ高速馬場でもそのくらいが今は良いのかなという感覚はある。もちろんキレ勝負では劣るので高速馬場でもタイトな展開で消耗戦みたいなバランスが良さそう。それでも今の状態だと良くて4〜5着かな。

 

⓭ロードヴァンドール(ダイワメジャー×Storm Cat) LS 阪神大賞典10人気3着 情報無し
前走逃げられなかった逃げ馬で激走しているが差されて1秒以上の差をつけられているのでストレス面はそこまで気にしない。かなりタイトなペースを前で作りながら3着に残すのはかなり立派。前走で見せた体力に関してはこのメンバー相手でも上位だと思う。ヴォージュが逃げ宣言をしているがそれと一緒に離れた前に行って2頭でやり合ってもこっちは残せる感じはある。逆にスローで溜めて後続を引きつけてみたいな競馬だと馬群に飲まれてどこにもいない感じ。前で残っても不思議はない。

フローラS;回顧

2019.4.21 フローラS
35.9–(1.00.6)–34.2 Sペース
スローからの瞬発力戦。

 

1着;ウィクトーリア SL(C)
これはただただびっくり。前走が休み明けの逃げられなかった逃げ馬でスローで楽逃げ。ペースは変わっていないのにここでがっつり後方に控えて差して来るのは理解の範疇を超えている。ここで来れるなら過去の凡走しているレースでもっと何かしら見せてくれないとキツい。何度レース映像を見ても理解出来ないので放置します。強いという着地のさせ方も現状は出来ないので。

 

2着;シャドウディーヴァ SC
これは想定通りのパフォーマンスを見せてくれた。良い精神構造をもったハーツ産駒でここで3着とかだとまとまりっぽいのだが勝ちに等しい2着は素直に評価。タイプ的には良いSC CSという感じで良いがポテンシャルに関してはこの世代だとまだセカンドクラス感は否めない。

 

3着;ジョディー SL
逃げられなかった逃げ馬でスローを単騎で行けたのが良かった。これは今回臨戦で評価しても良かった。今回の3着でもポテンシャルは別に高いとは思わないので楽に逃げられる場面でしっかり評価していく。

 

4着;パッシングスルー LS(C) LM
直線で馬群に入って前が詰まっていた。コースを見つけてからは伸びてきたが間に合わず。スムーズなら3はあったと思うのでもったいない。評価は特に下げず据え置き。

 

5着;フェアリーポルカ SL(C) SM
これは立派。外枠から捲っていって直線は先に抜け出して一旦は先頭に立つも最後は差されてしまい僅差の5着。ここで崩れなかったのを評価したい。

 

6着;ペレ SC
延長で控える逆位置取りでも頑張っていた。流石に前は捉えられず差はあったがこの馬単体の内容で見ると最後しっかり詰めてきているのは立派だと思う。次走注目。

 

7着;ウインゼノビア SL(C)
これはやはりキレ負け。距離も全然問題無かったし、早めから勝ちに出て行って最後は上がりで負けたというだけ。ポテンシャルはやはりかなりあるので持続質の消耗戦でしっかり狙いたい。今日のような瞬発力勝負になるといくらポテンシャルがあっても厳しい。

 

8着;アモレッタ SL
大幅馬体減で出てきて後方からになり流石に苦しかったと思う。馬群にもがっつり入っていたし。それでも全くダメという感じでは無かったので今回の経験を活かしてこの後頑張ってほしい。鮮度とか軽さというよりは重めのディープ産駒という感じ。

 

11着;フォークテイル SL
位置を下げすぎというのはある。ロードカナロア産駒だがズバッとキレるタイプでは無く、Mラジでも話されていたがアルバートの下という事でやはり重めなのか。良いところなく凡走。キレ勝負はキツそう。

フローラS;予想

2019.4.21 フローラS
東京芝2000 18頭
開幕週で基本的には内有利な想定。ペースはスローからの早い上がり想定。33秒台出る。

 

【予想】
◎⓭フォークテイル
◯❷シャドウディーヴァ
▲❽パッシングスルー
△❻ウインゼノビア
△❼アモレッタ
×➓セラピア
正直優劣は難しいです!BOXとかになりそう。

 

【個別分析】
❶ローズテソーロ(ハーツクライ×アグネスデジタル) SM 在厩
新馬、未勝利はどスローでほぼ度外視。前走短縮ペースアップで9頭立てとはいえ差しに回って5人気5着にまとめてきたのは多少評価出来る。かなり活力ある走りだったので母父アグネスデジタルで短縮特注?でハマったのか、Sを求められるコースが合うのか。どちらにしても今回はキツいと思うが。新馬を完全に無視すると全く違うレース質の2戦でそこそこまとめてきている感じでそんなに悪くはない。ただ本質は前走のようなSっぽい感じだと思うのでここで東京20というのはちょっと違うかな。

 

❷シャドウディーヴァ(ハーツクライ×Dansili) SC CS 情報無し
分かりやすく見事に馬群を割れる良いC質を持った馬。前走は初重賞で内枠にも入って完全にタイミングだったがもったいないレースだった。フリージア賞でCっぽくちゃんとボヤける所も見せているのでしっかり馬群で集中してというタイプだろう。今回はバウンド延長で頭数アップでの東京戻り。長く脚を使える馬なので東京もいい。人気馬だがしっかり評価しないといけないと思う。デビューからずっと馬体を減らしているのが気になる。

 

❸エトワール(ハービンジャー×シンボリクリスエス) LM 情報無し
特に言うことはないかなという感じ。多少しぶとさはあるがそれでも特化しておらずまとまっている。広い東京に替わるのは良いがアップで多頭数になって内枠だとキツいかな。

 

❹ウィクトーリア(ヴィクトワールピサ×Cape Cross) SL ノーザンF天栄(4/05)
前走が休み明けの久々の逃げでかなりの開放度だった。一応赤松賞で揉まれながらも頑張る所は見せているがそれでも苦に直面した時に抵抗する力はあまり無さそう。現段階では奥をあまり感じない。今回は楽逃げの後で確実に苦には感じる局面なので厳しい。延長でもう一回逃げればというくらいだが人気もしているので楽には行かせてもらえずキツいと思う。

 

❺ペレ(ハーツクライ×Cactus Ridge) SM SC ノーザンF天栄(3/26)
新馬でダノンキングリーと0.3差の3着。完全な瞬発力戦でディープにやられたという感じで、その後の未勝利でペースアップを差しに回ってジリジリ伸ばして勝ち切った。直線の走りがグレイルっぽいけど先行も出来るしグレイルよりはややまとまりに寄っている感じ。前走は休み明けで馬体減らして出てきたがスローを3番手先行して前を捉えきれずの2着。このレースの上位3頭の中ではこの馬が1番評価出来ると思う(ウィクトーリアとエトワール)。そこから2ヶ月空けてアップ延長で東京20。多分良い馬でハーツの臨戦としては良いのだがデビューからずっと馬体を減らしてきており、ここは流石に増やしたい場面。延長を前に行って体力で押すとかスローからの瞬発力みたいな量的なタイプではなく持続質戦で集中してという感じだと思うのでベクトルが逆かなと。がっつりのC系では無さそうなので東京20の内枠で揉まれるのもちょっと嫌だと思う。良い馬だと思うが今回は手を出しづらい。新馬からの未勝利のような同距離のペースアップを差しに回る的なのが凄い合いそう。

 

❻ウインゼノビア(スクリーンヒーロー×フレンチデピュティ) SL(C) LS(C) KSトレーニング(2/09)
アルテミスで位置をやや下げてからの早め抜け出しの4着は強かったし、2戦目の未勝利の内容(同距離ペースアップを前受けして完勝)も良い。ポテンシャルは上位だと思うのでしっかり間隔を空けてフラットな状態で先行出来れば。単純なエールヴォアとの比較でもシャドウディーヴァと互角以上の位置にはいる。ただ軽い馬場がちょっと微妙。

 

❼アモレッタ(ディープインパクト×Cape Cross) S 吉澤S–WEST(3/22)
新馬勝ちからの今回が2戦目。前走は全然コントロール出来ていない感じでコーナーでも大事を取ってか外を回していたがそれでも抑えきれず、早め抜け出しから前に行く馬をしっかり差し切っての1人気1着。余裕のある勝ち方。まだ荒削りだがスケール感は感じる。馬体も牝馬にしてはある程度しっかりしていて体力もありそう。ディープ初重賞の鮮度も一応あるがそれ以外の部分でも普通に評価出来る。軸とか本命は怖いが人気が無ければ紐では拾っておきたいかなという感じ。

 

❽パッシングスルー(ルーラーシップ×クロフネ) LM LS(C) ノーザンF天栄(3/28)
新馬でスロー楽逃げのワイドファラオをしっかり捉え切っており、その相手はこの間NZTを逃げ切り。2戦目のシンザン記念でがっつりペースアップして上がりの掛かるタフなレースにもしっかり対応している。前走まとめたのが個人的に評価出来て、ポテ証明も十分。しっかり間隔空けて東京替わり。あんまり嫌う要素が無いと思う。

 

❾ジョディー(ダイワメジャー×Monsun) SL 情報無し
全然強くないが逃げられなかった逃げ馬だけ。マイルで3つ逃げて好走しているがどれもスロー逃げで、マイルのスピードを持っているという感じではない。しぶとさも無い。

 

セラピア(オルフェーヴル×Tapit) S 在厩
前走どスローで序盤はずっと掛かっていた。3コーナーから折り合って直線に入ると馬なりで0.4差の圧勝。かなり素質は感じる。前走が16頭立ての1人気1着なので経験も薄すぎるという事はなくて1戦しかしていないがギリギリセーフかなと。上位人気に怪しい馬が多いので今回2戦目だがこういう可能性のある馬に期待したくなる!、、と思ったがこの馬がまさかの1番人気。そうなると胡散臭い。前走33秒台の脚を使っているとはいえ超スローペースでのものだし血統的にも明らかに重い方に適性がありそう。

 

⓫ネリッサ(タートルボウル×ディープインパクト) SC SM 情報無し
基本的にはSっぽさがあって、他の馬と併せた時にしぶとく加速するような姿も見せている。ただ馬体が小さくて今は体力が無さそう。デビューから馬体が増えておらず年明け4戦目。前走も3人気1着の激走後で中山でHペースを追い込んできて11人気5着。ゴール前はもう辛そうな感じで、馬体も減らしていたし体力切れで闘争心もほぼ消えかかっているような走りだった。良いSを持っているので休ませてあげて欲しい。激走後に延長で東京20の外枠をこなすほど体力とか量が無いので今回は厳しい。

 

⓬エアジーン(ハービンジャー×フジキセキ) LS 情報無し
新馬で中山の重馬場で走ったり、前走叩き2戦目で馬体を絞って接戦を勝ち切っていたりと単純なハービンジャー産駒っぽくは無いのかも的な印象はある。ただこれもなんとなくだがそれでも産駒の範疇を超えるようなモノは感じていないのでここで初の東京で軽い所に出てくるのは単純に走りが気になる。合わない所で頑張っていた馬が軽い所に出てきてパフォーマンスを上げるのか、それとも本質が重い方に傾いているタイプのハービンジャーでここまでの3戦のパフォーマンスが精一杯なのか。これは正直見てみないと分からない。あとは別件で前走かなりびっしり併せて接戦を3人気で勝ち切っているので条件戦とはいえ他馬と比べて相対的にストレスと疲労は抱えている。自分としてはストレスを抱えているのもあるし、本質的にもここでがっつりパフォーマンスを上げるような所までは感じないので軽視予定。素直に他の方の意見も参考にしたいという感じ。

 

⓭フォークテイル(ロードカナロア×ダンスインザダーク) LS量 SL量 ノーザンF天栄(3/27)
量系っぽくてスケールの大きい走りをする馬だなという印象だったが思ったより馬体が小さくてビックリした。新馬の走りが量系っぽく見える。前走はどちらかと言えば合わないと思われるコース形態の中山でかなり楽に逃げていたヒシイグアスに迫っての着差無し2着。ヒシイグアスも思っていたよりは弱くないので良い内容だと思う。そこから間隔を空けて東京20への延長。臨戦も枠もベストだと思う。馬体増やして量っぽい乗り方をしてもらったら良いと思う。

 

⓮イノセントミューズ(ヴィクトワールピサ×ファルブラヴ) SM体力 グリーンウッド(3/28)
延長で控えたりペースアップを前に行ったりとはちゃめちゃな位置取りをされているのに毎回まとめてきている。走り的にはかなりSっぽくて、前走がやっと短縮でSを活かして差し切ったという感じのレース。この馬もデビューから馬体を減らし続けていて徐々に着順を上げてきてのここでバウンドで再延長。前走がマイナス12キロで完全にやり切った感じなので1回休ませればいいのにと思ってしまう。馬体を増やしてくるのは絶対だがそれでもキツい。

 

⓯ヴィエナブロー(Camelot×Danehill Dancer) SM 山元トレセン(3/23)
2戦目で短縮ペースアップを前で受けて6人気1着の圧勝がありこれは評価出来る。かなりグイグイ感とか勢いがあった。その後は掲示板には来ているもののパッとしない成績。レース映像を見ても強調材料はあまり感じなかった。

 

⓰クラサーヴィツァ(ハーツクライ×メジロライアン) SL(C) ノーザンF天栄(3/27)
24からの短縮。強調材料はあまり無い。

 

⓱レオンドーロ(スクリーンヒーロー×マイネルラヴ) SC体力 情報無し
フラワーCはスタート後躓いてしまい後方から。前走は平均ペースをかなり長いスパートで接戦負け。レースラップを見ると最後グッとタイムが落ちている所でこの馬が伸びてきているのでキツい所で踏ん張れるという事か。持続質の消耗戦向きで精神力もある。今回格上げで東京20の外枠。C質があってこの条件は合わないタイプだと思う。キレ負けしそう。

 

⓲フェアリーポルカ(ルーラーシップ×アグネスタキオン) M LS(C) 在厩(前走がノーザンFしがらき帰り初戦)
走りを見るとまとまりっぽい感じはしないのだが色んな要素をバランスよく持っているなという印象。Sとも言い切れないしまあLCとかかなという感覚もあるが便宜上現状はM系という事にしておく。3戦全てで人気以上に走っているが別に激走という感じは受けなかったので単に過小評価だったという事でいいと思う。ただ初重賞となる今回においてはこのタイミングでそこそこの人気を背負うというのはちょっと辛いと思う。現状はバランスの良さを活かしてまとまり的な競馬をする馬だと思っているのでこの馬のポテンシャルには関係なく人気は無い方がプレッシャーは減るので良いと思う。初の輸送という障壁もあるし色々と不安要素はあると思う。ここである程度人気してそれに応えるようだと結構評価を上げたいかなという感じ。