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弥生賞;予想

3月3日(日)弥生賞

中山芝2000 

基本は今開催は高速馬場、週中の雨で多少上がりの掛かる想定、上がりは34秒台、少頭数のステップレースでS~Mペース想定


外厩

・シュヴァルツリーゼ;ノーザンFしがらき

・カントル;ノーザンFしがらき

・ブレイキングドーン;大山ヒルズ

・ニシノデイジー西山牧場

・ヴァンケドミンゴ;吉澤SーWEST


【予想】

◎カントル

◯ラストドラフト

▲ブレイキングドーン

(☆ヴァンケドミンゴ)

(☆ナイママ)

短評;基本的には人気馬が切りづらくそもそもこんなに少頭数だと個人的には馬券は買いたくないです。まずラストドラフトは切り辛いです。あと鮮度持ちのディープも切りづらくて難しいですね。期待値的に1発に期待するなら☆2頭(ヴァンケドミンゴ、ナイママ)の逃げくらいかなと。ただラストドラフトが好枠から逃げちゃったらそれすらも叶わないので厳しいです。シュヴァルツリーゼは条件的にここは印は打ちづらいですが多分良い馬なので期待したいです。


【個別分析】

❶ラストドラフト(ノヴェリスト×ディープインパクト) M量 前走;京成杯4人気1着(1ヶ月半)

新馬は11頭で超スローから馬群に突っ込んで最後かなり鋭く伸びて1人気1着でここではCとSと量と完成度を感じる。格上げの2戦目京成杯はペースアップながら好スタートから番手に付けて0.2差の4人気1着。力はある。今回は中山20で前走と同条件での一応格上げ。まとまっていて完成度が高いのでここでも普通に走ってこれるとは思う。東京の多頭数内枠とかで一回見てみたい。枠的にこの馬が逃げちゃいそう。


❷ニシノデイジー(ハービンジャー×アグネスタキオン) CS SC 前走ホープフルS3人気3着(2ヶ月)

ハービンジャー産駒の牡馬で普通はL主導のタイプが多いがこの馬は現状C質を見せている。これまで格上げ臨戦の多頭数内枠人気薄で結果を出してきている。ここで今回間隔を空けてのダウン戦で頭数減。まだ確定は出来ないが仮に新生ハービンジャーだとするとここは取りこぼす局面。前走掛かり通しというか引っ張り続けてからのVラインで上がり最速で3着。活力あってポテンシャルは十分のため走ってくる可能性もあるがここは気持ち的には凡走して欲しい。外枠なら消したかったがこの枠だと微妙。


❸カントル(ディープインパクト×キングカメハメハ) SM 前走;セントポーリア賞1人気1着(1ヶ月)

初重賞ディープ。2戦目の京都内回りで出遅れて離された位置から直線で差してきたのは印象的。その時の走りはバランスが悪くまだまだ未完成という感じ。ただ3戦目4戦目と走りの質自体がグッと上がった印象を受ける。やっとまともになったとも言えるが。右肩上がりの成長曲線上にいる馬で条件戦1人気1着後でリズムもあるので今回初重賞で鮮度を活かして結果を出して欲しい。現状力として抜けているという評価は出来ないが成長力と鮮度に期待。前走馬体絞ってからの今回外厩戻りなのでそこそこ仕上げて来ていそう。プラス体重(+4くらい)が理想だが–4くらいまでは仕上げの範疇で許容。


❹サトノラディウス(ディープインパクト×Danehill Dancer) LM量体力 前走;梅花賞1人気1着(1ヶ月)

超Sペースの新馬を勝った後の2戦目葉牡丹賞でペースアップの中コーナーで捲っていき前が崩れる展開で3着に残したのはかなり立派。負けた馬は京成杯で上位に入っておりこの葉牡丹賞のレベルがそこそこ高い。Mペースで力のない先行馬が崩れるレースで質自体がしっかりしている。だからこの葉牡丹賞で好走した馬がその後の単純格上げになる京成杯で好走しているのも頷ける。前走が京都24の5頭立てで力の要る馬場でVライン(?)で勝ち切った。量と体力が豊富で良い馬。経験積んでダービーとか良さそうだけど。今回は中山20へのバウンド短縮。レースの質自体は葉牡丹賞とか京成杯と似たようなものになりそうで適性はある。あとはスローとかになって量系に傾けば前進するが、ペースが上がってレース質がSに寄ると24からの短縮に反応するほどのSっぽさは微妙な感じがする。カントル同様条件戦1人気1着後のディープの初重賞で鮮度があるのでなんとかしそうな感じもある。Sという意味では母父キンカメというのもあるしこの馬よりカントル。


❺シュヴァルツリーゼ(ハーツクライ×Monsun) SL 前走;新馬2人気1着(3ヶ月)

新馬は道中で幼い様子を見せていたが直線でスイッチが入るとかなり良い前向きさを見せてしっかり伸ばして圧勝。素質の高さを感じる。間隔空けての2戦目で初重賞。ノーザンFしがらき戻りで休み明けの心配は大丈夫そう。完成度という点についてはまだまだでどのくらい成長しているか次第で着順が決まるようなイメージ。素質は感じるので人気次第で押さえてもいいとは思う。これかなり良い馬。


❻ヴァンケドミンゴ(ルーラーシップ×アグネスタキオン) SL LS 前走;葉牡丹賞5人気7着(3ヶ月)

福島で圧勝あり。前走の葉牡丹賞は位置取りがやや下がってしまい多少の苦は感じているが上位陣とは力の差がしっかりあるような印象のレース。間隔空けて前に行ければ一応楽だが初重賞で格上げで足りるほどの下地が無い。下地がない中で好走させるとしたらがっつりショックになる逃げくらいかな。一応Sの下地はある。


❽ブレイキングドーン(ヴィクトワールピサ×ホワイトマズル) SM 前走;ホープフルS4人気5着(2ヶ月)

S主体のまとまりっぽくてダウン頭数減のここは走りやすい。前走が楽→苦の臨戦ながら正攻法の競馬で4人気5着で弱くはない。突き抜ける感じも無いが弱くも無いという印象。ホープフルの回顧でも書いたがここからどう成長するか。


❾ナイママ(ダノンバラード×?) SC体力 前走;共同通信杯6人気7着(3週)

札幌での2戦の内容がかなり良くて良い馬。ただ重くて上がりがかなり掛かる札幌でしか好走出来ていないようにキレが一切ない。そういう意味で東京から中山に替わるのは多少プラス。京成杯では位置取りが悪すぎるのでギリギリ許容出来るがリズムを崩しているので今回ポンと巻き返すのは難しい。がっつり馬場が悪くならないと現状はキツいかな。


➓メイショウテンゲン(ディープインパクト×フレンチデピュティ) SM 前走;きさらぎ賞5人気5着(1ヶ月)

新馬出遅れから幼い走りもよく伸びてきて2着。出遅れ癖があり。走り自体も面白い馬という印象はあるのだがまだ特徴は掴みきれていない。京都だと最後が甘くなって阪神でパフォーマンスを上げているのもあって現状はパワーのあるS系という認識。今回中山に替わるのはプラスだと思うが突き抜ける感じはしない。

中山記念;回顧

35.0–(58.2)–35.6 Mペース

前が飛ばし気味でまあまあタイトな流れに。


1着;❶ウインブライト SL(C) 5人気 ④④④④ー①(33.7) 外差し

短縮でレースのペースは上がっているが前が離していたためこの馬としては同じくらいのペースで、それでも短縮で前に行く逆ショッカー。逆ショッカーの恩恵もあったのかもしれないが個人的にはかなり成長していると思う。前走3人気1着だったがこれを休み明けで馬体増やして余裕残しでの1着と見る。そして叩き(仮)の前走で勝った後の今回で人気は落ちているがかなり活力あった。前走より今回の方が走りに素軽さもあったのでやはり照準はここに向けていたのかなと。頭数減と相手が万全じゃなかったという点もあるがここはこの馬を評価しておく。この後は流石にストレスと疲労でやられるとは思う。最後ラッキーライラックを追いかけて差し切ったのは立派。


2着;❸ラッキーライラック SM 6人気 ②②②②ー②(34.9) 内先行押し切り 着差なし

変に折り合わせたりせずに2番手につけて気分良くフラットにいけたので自身のSを活かせられた印象。一応Lも持っているっぽい。ここは見誤っていました。量も多少あるのかな。今回の走りがかなりグイグイSで押しているように見えた。感覚空けて状態戻してきてこのくらいのSを見せてくれると今後も期待できそう。Cっていう感じでは無いので次走アップで頭数も増えたりすると危ないとは思う。


3着;❼ステルヴィオ LS(C) SL(C) SC(L) 量 2人気 ⑤⑤⑥⑥ー③(33.5) 外差し 着差なし

これやっぱりLなんですかね。L主導だとするとマイルCSの内から出てきたのがどうしても引っかかる。あれが鮮度一発だと言われたらそれまでだけど、でもやっぱり休み明けのここで外から上がり最速で気分良く走ってくるのを見るとLなのかなという感じもしてくる。もしくは量、量も普通に持っているとは思うので。スプリングSのゴール前でエポカと併さった所で加速が止まったように見えているためLっぽいと思われるが、これエポカが併さった所で再加速しているようにも見える。そうなると再加速したしぶといエポカをなんとか交わし切ったというようにも見えるので一概にあの走りをLで止まったとは見ないでおく。今回大幅馬体増で3着に走ったのも毎日王冠の時の臨戦と被るので個人的には量が豊富だけど本質はSCとかなんならCSまで考えて次のアップでも評価してみたいと思っている。丸山は勘弁して。


4着;➓スワーヴリチャード L(S) 4人気 ⑥⑥⑤④ー④(33.8) 最内差し 0.2差

パドックで下痢気味とかドバイへの叩きとか色々あるけど今回は普通に弱い。Sが全然無い。体力はあるのでタイトなペースで坂も登ってなんとかまとめて来られるけど何回走っても今日の感じだと頭までは無さそう。しばらくは手を出さないでおく。


5着;❾エポカドーロ SM S(C) ③③③③ー⑤(34.2) イン差し気味 0.2差

まず馬体増やして出て来れたのは良かった。休み明けからというタイプではないと思うのでここはこのくらいの走りでいいのかなと。昨春のSが戻っているかどうかは正直微妙。時計はもう少し掛かる方が良いとは思う。これで3戦凡走になってしまったが直線の走り的に菊花賞の時よりは良くなっているように見えた。凡走後になるのでここを叩いての次走が試金石になりそう。逃げないと流石に厳しいとは思うが走りを観るのは楽しみ。


6着;❺ディアドラ LS 1人気 ⑧⑦⑦⑦ー⑥(33.8) 0.6差

こんな走りをする馬ではないと思うので今回のレースは完全に叩きか何かだと思って無視してみる。スローの方が良いのかも。


7着;❷マルターズアポジー SL 7人気 ①①①①ー⑦ 0.8差

逃げられなかった逃げ馬で解放感はあったはずでこの結果だとシンプルにダメ。ペースも遅くはないが無理なペースでは無いと思うのでしばらく要らない。


8着;❽ハッピーグリン SL(C)  

終始気後れというかレースに入っていけていない感じだった。4コーナーでも全然置いていかれていたし。タイトなペースが苦手な馬では無いと思うので少し謎が残る走りだった。ジョッキーのコメントではもう少し距離が長い方がいいとの事。良いものを持っているのでここで見限らずもう少し見ていきたい。


9着;⓫マイネルサージュ LS(C)

とりあえずダウンでもう一回見ます。


【評価】

◎ハッピーグリン

◯ウインブライト

▲ディアドラ

マルターズアポジー

×マイネルサージュ


【馬券】

ワイド❽→❶❷❺ 

回収率 0%


それぞれの馬にそれぞれの見解を持てて個人的には収穫の多いレースでした。合っている間違っているは置いておいて毎レース自分の見解を持って予想して反省して活かして反省して反省してというのが重要だと思います。来週も頑張ります!

中山記念;予想

2月24日(日)中山記念

中山芝1800 別定 11頭

開幕週。内寄りで追い込みよりは内前気味。ペースはS〜平均くらいの想定。上がりは33秒台後半〜34秒台前半。


外厩

・スワーヴリチャード;ノーザンFしがらき

・ラッキーライラック;ノーザンFしがらき

・ディアドラ;ノーザンFしがらき(早めに上げているので在厩扱いになっている)

ステルヴィオ;ノーザンF天栄

・ウインブライト;ビックレッドファーム

エポカドーロ;吉澤ステーブル


【予想】

◎ハッピーグリン

◯ウインブライト

▲ディアドラ

マルターズアポジー

×マイネルサージュ

短評;ハッピーグリンはこのレースにおいてタイミング的に期待値は高い方だと考えました。人気馬達が基本的には叩きで少頭数戦ではあるものの穴を狙っていく隙はあると考え思い切った予想にしました。先週のフェブラリーと違って人気馬が切りやすいとは思っています。普通に走れると判断しているのはウインブライトとディアドラです。それ以外の人気馬は普通に走ってきてもおかしくはないですが評価を下げても良いタイミングだとは思います。


❶ウインブライト(ステゴ×アドマイヤコジーン) SL(C)

前走中山金杯で差して0.1差の3人気1着から1ヶ月半ぶり。前走は間隔空けて+12キロで叩きっぽい中で力強い勝ち方だった。平均ペースで前もしっかり残れる展開の中で差し切り。昨年の秋〜冬は先行して良いレースをしておりしっかりした先行力もある馬。今回は同じ中山で20から18への短縮、格上げ、頭数大幅減で最内枠。逃げるアポジーの後をついて行って3番手くらいを取れれば逆位置取りにはなるが逆ショッカーという事で悪くない。この馬的には状態も臨戦も悪くないし、1戦叩いたのも良いし短縮も悪くないし中山は合うし、評価はしておいて良さそう。完全休み明けの実力馬達よりはストレス抱えているが開幕の中山で少頭数だし摩擦は薄いと思うのでその摩擦面でストレスで嫌がる事は心配しなくて良いかな。この馬は走れるのであとは他馬との相対評価になる。気になるのは前走が在厩で余裕残しの仕上げで今回外厩に出しているのでここ目標で仕上げて狙ってきているのではという所。


マルターズアポジー(ゴスホークケン×Old Trieste) SL

連闘。前走小倉大賞典で出遅れて生涯初の後方からのレース。全くレースになっていないのでストレス・疲労は一応無い。逃げられなかった逃げ馬で、もし逃げれば開放感も前走比だとかなりのものになるため狙いたくなる。ただこれまで30戦以上ずっと逃げてきた馬が出遅れて最後方からになったのは単なる出遅れで簡単に片付けて良いのかという心配がとても残る。馬の精神面的にはかなりのショックを感じているはずで連闘のここでポーンと簡単に巻き返せるかは判断が難しい。ガタガタ崩れていくパターンもある。一応どちらのパターンも考えた上でそれでも精神面が大丈夫なら逃げた時の開放感から来る期待値はそこそこある。逃げた場合無視はされると思うが少頭数なので完全な無視にはならないため単騎の逃げ切りまでは考え辛い。


❸ラッキーライラック(オルフェーヴル×Flower Alley) SM 

Lっぽさとか素軽さとか許容量をあまり感じないため休み明けのここで走ってくるイメージが湧かない。量も感じない。スローからのキレ勝負も向かない、混戦で突き抜ける程のSとかCも感じない。まとまっていて昨年は完成度のアドバンテージで走っていたのかなと思う。オルフェ産駒の成長力がどうかはまだ分からないし期待したい部分もあるが前走までに見せているものを材料にするとここではいくら軽斤でも評価は個人的には出来ない。せめてLっぽさがあれば休み明けのここという話も分かるが。人気するようなら評価を下げたい。


❹シベリアンスパーブ(シベリアンホーク×With Approval) S系

前走休み明けで–10キロで後方からになりまあ無理。こんかい馬体戻すのはマストだとして、延長である程度前目にも行きたいが前に行っても前走よりペースは上がると思うのでキツい。普通に足りないのでプラス要素が無ければ買えない。


❺ディアドラ(ハービンジャー×スペシャルウィーク) LS強

まずかなり強い。前走が香港カップで0.1差の2着。休み明けダウン非根幹でL系には文句無い。枠も最内とかだと嫌だけどここなら問題無し。唯一気になるのは昨年の京都記念。今回と同じくダウン少頭数非根幹で6人気6着。牡馬混合で気後れしたのか叩きだったのか良いところなく凡走。今回と同じくドバイへの叩きのレースという事で少し気になる。府中牝馬を見るとかなり気持ちよくグイグイ走っているのでLレースでは走れると思うのだが。能力的にもタイプ的にも押さえは必要だが完全に信用となるとそこまではいかないかな。


❻トルークマクト S系

障害から平地でショックは掛かるがまあ足りない。


ステルヴィオ(ロードカナロア×ファルブラヴ) SC SC(L) SL(C) LS(C)

非常に面白い馬。前走マイルCSでストレスある中で短縮でやや前に行く逆ショッカーからのイン突きで5人気1着。Sの強さと精神力も示している感じがする。基本的にはL系の前哨戦ホースだと思っていたが違うかもしれない。前哨戦の非根幹の軽い毎日王冠で取りこぼしてからのアップG1の短縮頭数アップの最内枠からのイン突きで、鮮度は一応あるがC系のペルシアンナイトと併せて勝ったという事で昨秋の2戦の結果だけ見るとほぼSC。鮮度あったし逆ショッカーということでそこでのプラス面もあるため何とも言えないがL主体の馬とは言い切れない。母父のファルブラヴがしぶとさを供給しているというのは一理ある。秋のレースを見直すと毎日王冠は休み明けのダウンに反応した感じの走りではなく強い馬が叩きの軽いレースで集中し切れず取りこぼしているようにも見える。そして叩き2戦目のマイルCSでがっつり集中してベストパフォーマンスを見せているような風に見えた。毎日王冠は自身が100%のレースでは無いのに逃げのカードを使った100〜120%のアエロリットと0.2差で、高速馬場で秋かなりの強さを見せたキセキを下しているのはこの馬が単純に能力がかなり高いことを示しているのではないか。間隔空けてどうなってくるか分からないため鮮度が薄れたここで改めて本質の見極めになる。勝っているスプリングSと同舞台だが今回はその時同様に単純にL系のダウン非根幹少頭数でという訳にはいかない。個人的にはSCっぽい見方をしているので取りこぼすと読んで走りを見てみたい。L要素もあるし毎日王冠の舞台よりは中山1800の方がまだ向いていると思うので能力の高さで馬券内に来る可能性は全然あるが鞍上丸山は叩き感が強い。


❽ハッピーグリン(ローエングリン×アグネスタキオン) SC(L)

小回り向きのキレのあるタイプで良い馬。セントポーリア賞とSTV賞の走りがかなり良い。前走JCで14人気7着だが格上げで完全に量系のレースでほとんど適性は無い中で実力馬達に諦めずに食らいついておりとても強い内容だったと思う。タイプはちょっと微妙で走りだけを見るとしぶとさとキレをまず感じる。ダートで走っているし走りからSも感じる。今回は3ヶ月間隔を空けてのダウンで中山18の外枠。実績はあまり無いが小回りコースでのキレ的にはこのメンバーでも上位だと思うので期待したい。間隔空いているため短縮の効果は薄いが、乗り替わりもあるし逆に短縮というのを忘れて先行出来れば面白いと思う。重賞で3回弾かれているがJCはレベル的に度外視すると2回とも楽→苦の臨戦で今回やっとフラットというか寧ろ苦→楽の臨戦で重賞に挑める。良い馬なのでこのタイミングで好走して欲しい。


エポカドーロ(オルフェーヴル×フォーティナイナー) SM S(C)

春がかなり強かったが神戸新聞杯菊花賞とリズムを崩している。神戸新聞杯は出遅れながらもなんとか頑張っているが菊花賞は最後完全に垂れていてSが保たなかった感じ。秋はダービーの逃げでの激走のショックで疲労が抜け切れておらず本調子では無かったと思う。今回間隔空けてリフレッシュした状態での適距離戻り。休み明けが合うタイプでは無いと思うが能力は高いためSが戻っていればそこそこは走れると思う。仮にアポジーが精神的に崩れていてスタートすら出なかった場合はこの馬の逃げにもなりそうでそうなると気分良く走ってしまう可能性もある。この馬のタイミング的にはここではないと思うので積極的には買いたくないが押さえは必要かもしれない。


➓スワーヴリチャード(ハーツクライ×Unbridled’s Song) LS 

秋天でタックルされて出遅れからの前走JCで延長で前に行って0.9差の3着。この苦→楽の臨戦ならポテンシャル的に3着に来るのは全然普通で逆に物足りなさを感じる。Sが薄れてきていてL優先の体力型になっているという事なのだろう。Sが強ければゴール前もう少し前向きに追いかけてキセキとの差を詰めていいはず。そして今回は休み明けで非根幹でLっぽいこの馬にはその点については向いていると思う。中山18がどうかだが距離はベストとは言えないと思うが右回りも別に問題なく、問題はコーナー4つの小回りの忙しいコースの部分。次走がドバイシーマで2400になるのでここは折り合い重視で変に先行させたりはしないと思う。キレとか機動力というタイプでは無いので今回のコースで後ろめの位置になると流れ的に全くレースに参加出来ないところまで考えられる。差しなら普通に間に合わないし。


マイネルサージュ(ハービンジャー×サンデーサイレンス) LS(C)

前走白富士Sで凡走しているがこれは中山金杯の反動と軽めの東京が合わなかったという事にしておく。中山金杯の内容はほとんど着差無いし結構良い。今回は中山替わりで短縮ショッカー。ストレス・疲労はほとんど無くタイミング的に悪くはないがやや足りない。混戦というかある程度締まった流れのレースに強く、今回少頭数で中山とはいえレースの質自体は緩い感じになると思うので完全に合うとは思えない。混戦になれば人気的にも面白いとは思う。